あの日、小学校に入り込んで、殺傷事件を起こした犯人はすでにこの世の中にいない。 事件から4年が経過している。 被害者たちは、自分の息子と同じ年齢。 当時、我が子と被害にあわれてしまった子どもさんたちとが重なってしまい泣いてばかりいた。 被害者の一人の遺族が、テレビに出演されていた。 事件後の悲しみ、苦しみを語っておられた。 あまりにも理不尽で、あまりにも非道であった加害者に対しての言葉もあった。 しかし、すでに刑は執行されていてその言葉が加害者に届くことはない。 犯行後、死にたがっている加害者こそ生かしておかなくてはいけないのではないか。 生かして生かして、罪の深さに自らを沈めるまで・・・。
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