Deckard's Movie Diary
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2001年04月17日(火)  スターリング・グラード 天使がくれた時間

 今夜から仕事で豪州へ!滑り込みで『スターリン・グラード』へ。もう、ジュード・ロウがとにかくカッコイイ!ラストの表情なんてシビれるなぁ・・・。『セブン・イヤーズ・イン・チベット』や『薔薇の名前』のジャン・ジャック・アノー監督作なんですが、今までで一番ヨカッタ!人間の描き方がフランス人らしく、アメリカ映画と違って生生(なまなま)しています。戦争という明日をも知れない状況の中で『必死に生きようとしているタイプ』VS『ゲームのように楽しんでしまっているタイプ』という見方も出来ます。それはやはり、より人間らしい方が・・・。レイチェル・ワイズも素晴らしかったけど、なんと言っても敵役のエド・ハリスが最高でした。『プライベート・ライアン』も、この映画も傑作ですが、この夏公開の『パール・ハーバー』は、どうなんでしょうねぇ・・・。あ!そうそう、この邦題ってちょっとズれていると思うんですけど・・・・ちなみに主人公の狙撃兵ヴァシリ・ザイツェフは実在の人物で、ソビエトの英雄だそうです。

上記で終わるはずだった17日の日記なのですが、飛行機の中で『天使がくれた時間』を観てしまいました。ニューヨークでばりばりのエグゼクティブとして成功し、何不自由なくエンジョイしている独身のプレイボーイ、ジャック。ある日突然、13年前に空港で別れた女性と一緒に暮らしている世界に放り出されて・・・・。そこでジャックは、冴えない田舎町に住み、タイヤの小売業をしていて、ローンで買った一戸立てに、騒がしい子供が二人。唯一自慢出来るのは、人も羨む夫婦仲というコトだけ!結論から言ってしまえば愛する人と平凡な生活を送るのが、一番の幸せ!」又は「本当に信じられる人、信じてくれる人がいることが最高の幸せ!」みたいなストーリーです。ベタベタな話!その上どっちのシチュエーションも日本人からみれば羨ましい限りだし、穿った見方をすれば、金持ちの戯言じゃん!みたいな言い方も出来ます。それでも見終わった後、これからはもう少し家族にやさしくしようと思いました。とりあえず、一杯のコーヒーを一緒に飲む事から始めましょう・・・。


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