蜜白玉のひとりごと
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2013年11月26日(火) |
ありがとう さようなら 今日という日よ |
さて。
前回のひとりごとから2ヶ月以上がたっている。エンピツのログインパスワードも忘れてしまいそうだ。
通り過ぎて行ったたくさんの今日の中には、大切なことがいくつもあった。予定していたことも、予定外のことも。ここに書けることも、書けないことも。実際の天候としても比喩としても、私を取り巻く日常に暴風が吹き荒れた日々だった。嵐が通り過ぎるまでじっと足を踏ん張って、がんばれもうちょっと。ふと、周りが静かになった気がして目を開けたら、だいぶ景色が変わっていた。望んだ通りでもあり、それ以上の出来栄えでもあり、新たな課題を抱えてしまったようでもある。
そして、いるはずの人がいなくなってしまった。夏と冬に(ときどきはGWも)1日ずつ帰省するだけだったから、相方のお父さんとの思い出はそれほど多くはない。でも私に確実に伝わったのは野球観戦の楽しさで、特にロッテが好きになったのは相方がロッテファンだからで、それはお父さんの影響によるものなのだ。いつだったか、お父さんとお母さんを招待して神宮球場にロッテ対ヤクルトを見に行った日が忘れられない。よく晴れた暑い日で、太ももが汗でベンチにびったりくっついたのを覚えている。
お父さんにプレゼントしたロッテのレプリカユニフォームとタオルを棺に入れたとき、それまでなんともなかったはずが急に涙が溢れ出て止まらなかった。ほとんど初対面の親戚の人たちの前で、私は何をやっているのだろう、付き合いの短い嫁が何を泣いているのか、といぶかしく思われているかもしれない、と思い至ったところで、流れ出てくるものはどうしようもなかった。
* * *
Twitterをやり始めてからというもの、言いたいことはすぐそこに書いてしまって、ある程度満足している。でも、こうしてパソコンの前に座って、キーボードを打つ機会もやっぱり必要だ、と書いては消し書いては消し、そう思う。立ち止まる。立ち止まって、少し振り返る。そんなに昔のことじゃなくて、ついさっき通り過ぎた時間を見つめて、確認する。
ありがとう さようなら 今日という日よ
最近見たドラマのエンディングの歌詞から言葉を借りればこんな気持ちだ。そのドラマの話はまた今度。不定期放送なので見逃すこと必至。再放送は12月だそうだ。
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大橋トリオ「アネモネが鳴いた」より (ドラマ「植物男子ベランダー」第2回 エンディング)
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