思うこと
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2008年06月12日(木) 聖火巡幸(その2)

 さっきテレビニュースで 「聖火」と称されるものが雲南省(のうち、チベットから併合した地方)に入ったことを告げていた。
とうとう入ったか。 入らなければ中国政府にとってリレーの意味がないからな。
 前にも書いたけどこの「聖火リレー」というのは、事実上皇帝の巡幸(皇帝による国内の視察)だからね。違うのは運ばれているのが人間かたいまつかの違いだけで、いずれにしろ「中華の象徴」が、「中華の威光」を知らしめるために運ばれているという本質的な意味合いは全く変わらない。

 始皇帝の「巡幸」と比べてみると、今回の聖火リレーとどんなに似ているか良く分かる。

 始皇帝は自分が征服した6ヶ国を全て回った。何度も暗殺されそうになったがそれでも巡幸を続けた。征服者として、皇帝の威光を知らしめるために。
だからこそ、どんな反発を受けようとも、「聖火」は、中国が征服した場所は全て回るのだ。チベットもウイグルも。


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