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2008年06月24日(火) あの「日中記者交換協定」の模範記事

レコチャイの「日中記者交換協定」模範記事を添削。

○わざと「中国」と言わずに「本土」という言葉を使って、台湾は中国の属島との意識を持たせようとしています。普通の日本の記事だったら下記のようになるはず。

○毛沢東にわざわざ「建国の父」と、枕詞をつけています。
こういう枕詞って、プロパガンダを強く感じるんですが。ほら、「偉大なる領導者金日成将軍」なんてプロパガンダ枕詞を、時折NHKのニュースで引用される北の国のプロパガンダニュースで聞いたことあるでしょう?

下記は一般的な日本語の文章に直した後のニュース全文。

2008年6月22日、台湾「中広新聞網」によると、中国の旅行関係者による視察団が訪れた台湾南投県信義郷(村)では、特産品販売センターが蒋介石と毛沢東の肖像画を掲げて歓迎し、必死の呼び込み作戦が展開された。中国新聞社(電子版)が伝えた。

この中国「視察団」一行39人は、16日から11日間の日程で台湾各地を訪れている。22日は観光名所として名高い阿里山から台湾最大の湖で中国人観光客の「行ってみたい観光地No.1」にも輝いた日月潭(にちげつたん)を視察。その途中、休憩に立ち寄った信義郷で思わぬ歓待を受けた。

準備万端で「視察団」を待ち受けていたのは、梅の特産地として有名な信義郷の「特産品販売センター」。真っ赤に塗られた壁の上部には、台湾の初代総統・蒋介石と中国の毛沢東の肖像画が。センター長は、「これで中国の観光客に親しみを感じてもらえる」と必死のアピール。ほかにも、簡体字での商品説明や毛沢東ポスターなどもあったという。(翻訳・編集/NN)

中国視察団に毛沢東の肖像画、ツアー客呼び込みに必死―台湾
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000044-rcdc-cn

そう。このレコチャイニュースは、悪名高き「日中記者交換協定」の検閲結果のお手本のような記事なのです。「日中記者交換協定」を知りたい方はこちらのようつべ(民放ニュースの切り抜き)を参考にすると良いでしょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=R_AURVICMNg



それにしても、いくら観光客に来て欲しいからといって、日本の観光地で毛沢東のデカい肖像画なんて見たくはないな。


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