思うこと
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2008年07月14日(月) ピサロと人民解放軍

これが最初だとすると、
当時少なくとも5000年の歴史を持つ文明を、
ピサロ率いるスペイン人は破壊したことになる。
皇帝を殺し、宮殿という宮殿から、「部屋を満たすほどの膨大な」黄金の神像を持ち去った。神殿を焼き払い、その上に教会を建てた。
後に残ったのは、「キリスト教に改宗させられ、スペイン語を話す」人々。そして遺跡という名の廃墟の数々。
インカ文明が滅ぼされなかったら、どんなにエキゾチックな地域になっていただろう?残念ながら、残っているのは辺境のスペイン文化でしかない。


500年後、同じことが繰り返されようとしている。
中国共産党率いる人民解放軍は
寺という寺から仏像や経典を持ち出して、あるものは売り払い、またあるものは破壊した。チベット仏教の信仰を禁止され、6000あった寺の9割以上が破壊され、今でも破壊は続いている。(ようつべで検索)
http://jp.youtube.com/watch?v=Hz--Aobydh0&NR=1
ポタラ宮殿は有料の観光アトラクションして残してあるに過ぎない。要するに遺跡と同じだ。
幸い、人々の心のよりどころであるダライラマはインドに亡命して、今のところ健在ではある。
しかしこのままいくと、チベット本土に残るものは辺境の中国文化になってしまうだろう。

■古代アンデス文明に光、5500年前の円形中庭跡…ペルー
(読売新聞 - 07月12日 21:15)


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