太陽は暖かそうだった。でも、地上には冷たい風が吹いていて、夜は風から逃げるように車に飛び乗った。暦の上では春は始まったらしい。風が強く吹いて、外に出ると職場周辺の木々が、ボウボウと音をたてつつも葉を裏返しながら一生懸命そこに立っていた。職場の人に、「大丈夫そうだね。この前、なんだか具合悪そうだったから。事情は知らないけど」と言われた。よっっっっぽど、心情的悲惨さアピールしてたらしい。その時期には挨拶程度しかしていないはずなのに。さすが、専門の方。順調になるハズもないけれど、「疑似大丈夫」を装えることに慣れてきた。ぎゅぎゅっと、シャッター。それ幸い。嬉しくなる、かみしめたくなること。思いつきとそれにうまく伴っている行動力。どうにかこうにか、一週間刻みで前に進んでいる現在。
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