| 蛍桜 |
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夜行バスに乗って帰ってきた 高速が混んでて予定より4時間遅れて到着した 本当はお母さんに迎えに来てもらうつもりだったけど 遅れたから仕事に行ってしまった だからお姉ちゃんが変わりに迎えに来てくれた 一緒に近所のカフェでモーニングを食べてしゃべった その後実家に送ってもらって 姪を連れてくるからって1回帰って行った その間私は、インターネットでもみようとパソコンをつけた ブラウザはまだIE6だった ブラウザを立ち上げると、私のブックマークがまだ残っていた せっかくだし、と思って上から順に見てみた そしたら、14歳のときに知り合った子が 亡くなったっていう訃報を見つけてしまった しばらくその掲示板を覗いてなかったので 去年のことかな?といろいろ探してみたら 彼女が今年の9月9日に書いた最後の文章を見つけた つい最近だった 今、このタイミングで、私があの掲示板を見れたことを すごく嬉しく思うし すごく不思議に思う 彼女の死因は分からないけれど 彼女の最後の文章があまりにも、自殺を連想させる 彼女は、常に何かに追いかけられていたような気がする 昔から、彼女の書く文章は素敵だなって思った 感情を込めてないように見えて、無機質なように見えて いろんなものを感じ取ることができる文章 私が文章の書き方を変えたのも、彼女が一つの要因だった でも私が文章の書き方を変えても 彼女にはかなわないこと、よく分かってた 彼女は才能があった 絶対、小説家とかになれる実力はあったんじゃないかなって思う しかもその才能は、私と出会った8年前からあった 彼女は別の世界の住人のように 言葉を奏でるのが上手かった だから彼女が亡くなったと聞いても 彼女はあるべき場所へ、自分の世界へ、帰ったような気がした 実際の彼女とは会ったことがないけれど 私立の中学に入学したとか聞いてた以外 あんまりプライベートのことは知らない 私立の中学に入学したのに、高校をわざわざ違うところに行った とか言ってたような気がしたけど なにもかもが、彼女らしい、と思ってた 確か彼女は関東に住んでいたような気がするから 会いに行こうと思えば会いに行ける でも、私なんかが線香をあげにいっても 「誰?」ってなりそうだしね 私に対して、どう思ってくれていたのか分からないけれど 彼女の中で少しでも、私と過ごした時間が残っていればいいな 私の中には彼女の文章が、いつまでも残っている でも、どこにいっちゃったの? 孤独じゃないこと、祈ってる あなたが孤独が好きなのか嫌いなのかは分からないから 無責任な言葉かもしれないけど ありがとうございました |
| 2009年09月19日(土) |
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