ひとひらの想い

2003年12月11日(木) 裏付け

知り合いが新しいお店の店長になったので
遊びに行ってみました。
建物自体が新しく、へんぴな場所にあるので毎日大盛況らしい。

地元の駅へ向かう途中、雨が降ってきて
冷え込んで来ました。
そして、電車で一時間。

向こうの駅に着いた時は、どしゃぶりの雨。
この中を20分も歩いた私。
しかも道路は、歩道といえる代物ではなく、
人ひとりすれ違うにも、車が来るのを注意しないと
危うくひかれそうになるぐらい狭い。

やっとの思いで着いた時には、自宅を出てからすでに
一時間半、過ぎていました。
遠い〜。

それで知り合いのお店にすぐ行ってみたのだけど、
かなり混雑してて、その人もレジに入っていた為、会話等出来なく
人がひいたのを見計らって声をかけたものの、
すぐに忙しくなってしまい、仕方なく外にあるベンチに
座って待っていました。

日も暮れてきた頃、休憩に出るというので、さらに待っていると
私の前を横切ってどこかへ行ってしまうではありませんか。
あら〜?

どうやら休憩といっても仕事の打ち合わせもあるらしく
会社の人達と一緒に、休憩室へ向かってしまったらしいのです。

仕事ならば仕方ない、と私もお腹が減ったので
カフェで軽く食事をとっていると、電話がかかってきて
「ごめ〜ん、お店の人と一緒に休憩、入っちゃった♪」
と、なんとも脳天気な声。
その無邪気な声には、悪びれた様子などみじんも感じない。

さすがに血管、切れましたよ!

ここまで来るのに、どのくらいの時間がかかってると思ってるの!
そして何時間、待ってたと思うの!(2時間弱)
さらに、帰るのにまた一時間半、かかるのよー!

「タクシーで帰るなら、タクシー代、出すよ?」
何!?タクシーだあ?

こんな田舎町の1本道、どこに流しのタクシーが走っているのさ!?

とっぷり日も暮れて、真っ暗な中、また20分かけて駅へ向かい、
雨で冷えた空気にさらされながらとぼとぼ帰った私。
せっかくの休みが無駄になった。
この半日を返しておくれ。

自宅に戻ってから、その人からの携帯、パソコンのメール受信を
受信拒否にしました。
もちろん、電話の着信も。
大人になってからの付き合いって、大事だと思うのですよ。

それだけに、その人から見たら、私との関係は
ものすごく軽いものだったのかもしれない。
今日のことは、その裏付けだった気がする。


 過去  目次  未来


canon