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■ 「気分じゃないのよ、考え方なのよ!」
今週の木曜、月1のカウンセリングの日だった。 まず第一声「しんどいです」と、私は笑顔で訴えた。 「なんでしんどいのかな?」と、カウンセラーも笑顔で聞いた。
笑顔でこんな話をするカウンセリングも変な光景だろうけど、まあ〜笑顔で話せる余裕も出てきたってことかな? 最初の頃はまったくの無表情で、声も抑揚のない淡々としたものだったと思う。 私はカウンセリングで泣いたこともない。
カウンセリングを受ける前は、今回のしんどさが何なのか解ってなかった。 まあ〜引越しのことやら、いろいろ不安な要素はあったから、その辺からきてるのかなあ〜とは思ってた。 それをカウンセラーと私自身で探っていくのが、カウンセリングという作業…
私はここ最近、割と元気だった。 落ち込むことはあってムラもあったけど、それでも何とか日常生活はこなしてた。 悩んでる人を励ます余裕も出てきていた。 さあ〜頑張るぞという気持ちも湧くことが増えてきてた。 それでどんどん気持ちは高まってきた。 そして、その気持ちというものが一人歩きをし始めた。 そこについて行けないもう一人の自分がゼーゼーいい始めた。 でも、高まった気持ちは走り出したい。 (ちょっと待って)と言う自分… (何してんの?早くこっちにおいでよ)と言う自分… どんどんその差は広がっていく…
そして、もう一人の私が現れる。 (さて?どっちについて行こうか?…意欲溢れる元気な自分か、心に忠実なのんびり屋の自分か…) 好きなのは元気に輝いてる自分、楽なのは良くも悪くもマイペースな自分… この二人もお互いを引っ張り合って苦しくなってきていた。 二人を取り持つもう一人もどうしていいか解らない。 上手く折り合いがつかない。
カウンセラーに助けを求める。 「100%を求めたらダメ! 完全主義はダメよ!」 「元気な自分を上に置くんじゃなくて、同じ位置にいて、もう一人の自分を励ましてあげたら? 対等な立場でいないとしんどいでしょ?」
元気な自分になりたい、でも今の自分も認めてあげたい。 気持ちとは裏腹に体は動かない、頭だけがせわしなく動いてる。 100%頑張れない自分がいる。 外では比較的元気なフリ…うちでは何もせずダラケきってる。
「何もしないじゃなくて、できないんでしょ? そりゃ〜外でめいいっぱいエネルギーを使っていたら、疲れてしまうのは当然よ! いらないところにエネルギーを使い過ぎよ! 他でもっとそのエネルギーを使わないと…」 文字にしてしまうときつく聞こえてしまうけど、実際は柔らかい温かな声で話されるので、優しいいたわりを感じる。
頑張ろうと思う気持ちとは裏腹に、気分はどんどん落ち込んでいく。 元気がどうしても出ない。 自分を奮い立たそうとしても、抵抗する自分もいる。 どうしたら楽な気持ちで、元気に頑張れるのか? その元気を長続きさせるには、どうしたらいいのか? ストレス発散も、気分転換も下手くそな私…
「うつ病の人は気分気分と言うけれど、それは考え方なのよ。 気分が良くなれば動けるのにと言うけど、そういう考え方が気分を落ち込ませるのよ。 逆に言えば、考え方を変えることで気分もそう落ち込まなくなる。 100%じゃなくてもいいの。 悪いなら悪いなりに頑張るの。 70%、50%の自分でもいいの。 それなりに頑張るの。 みんながみんな100%頑張れてる訳じゃない。 今あるそれなりの自分で頑張ってる。 気分でやるやらないを決めるんじゃなくて、考え方を変えるのよ。」
私はずっと不思議に感じていた。 (どうして、みんなそんなに頑張れるの?) (しんどいことはないの?) 考え方だったんだ! 私は、いつも元気ハツラツ100%の私を自分自身に求めてた。 そうでないと人より劣ってるように感じてた。 結果が出ないと思ってた。 0〜99%の自分を否定していた。 行動が0か100か(全か無の法則)になっていた。 うつ病が随分良くなってきて、自分に対する欲が出てきていた。
長年染みついたモノの考え方は訓練して直すしかない。 無意識にその癖は出る。 親から受けとったメッセージ…うつ病になりやすい性格…
原因が解ったら楽になった。 やれるような気がしてきた。 1〜100%の自分を褒めてあげよう。 認めてあげよう! 励ましてあげよう! 大丈夫だよと…
2002年03月18日(月)
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