マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

「知識」の価値が揺らいでいる。 - 2002年12月05日(木)

一橋大学(東京都国立市)で7月末に行われた学期末試験で、2―4年生の学生計26人が携帯電話のメールを利用し、集団カンニングをしていたというニュースがある。

この科目が「e−コマース概論」だったりするのが、ちょっと皮肉な感じなのだが。

でも、こういうニュースを聞くたびに、僕は人間の「知識」の価値が揺らいでいるのを感じてしまう。
たとえば、「クイズ$ミリオネア」のテレフォンで、どんなに偏差値の高い親類を沢山あつめてきたところで、インターネットにつながったパソコン1台にたちうちできやしないと思わないかい?

これだけいろんな「知識」や「情報」がすぐに引き出せるようになってしまうと、「知っている」てことには、そんなに価値がないような気がするのだ。

たとえば、「覚えてきたこと」を紙に書かせるよりも、制限時間内にパソコンを使ってどれだけ情報を引き出せるか?をテストしたほうが、有意義な気がするのだ。

となると、あふれる知識や情報を自分でどう料理できるかという「知恵」の時代が、やってくることになるのだろうな。

 少なくとも「ものを知っている」というだけで自慢できる時代は、もう終わってしまった。

 それにしても、一ツ橋大学の学生諸君、カンニングペーパーぐらい、自分たちで工夫すればいいんじゃない?
 さすがに試験中に携帯いじってりゃ、怪しすぎるって。



...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home