消印の無い手紙 残る泪の痕丸の形にふやけた泪が生々しい差出人は直ぐに解ってた先ずあの人しか居ないからいつもの偏った文字だったね何も忘れてはいなかった忘れたくとも忘れることがないからまた笑ってる月に侵される不適に笑う声が響く偽り通した自分の声でさえも反射する鋭利さが突き刺さる愛せなかったのはいけないことですか脳裏の動かないままの貴方が動いてしまえば僕は壊れてしまうのだろう閉ざした傷口が再び息をしてしまうから