『哀れに思うなら・・・』
ボクを殺して どうでもよくなるほど ボロ切れのように
君ハ天使デショ?
ボクヲ助ケニ来タンデショ?
ねぇ ボクを哀れむなら この胸をその剣で 突き刺して
愛を諭すなら ボクを愛してよ
どうせできないのなら 諭さないで
雨に濡れた捨て動物に 哀れみだけをあげるなんて
単なる残酷なエゴでしかないんだよ
さぁ ボクに愛を諭すなら その美しい腕で ボクを抱きしめて 愛撫して
君ハ天使デショ?
ボクヲ助ケニ来タンデショ?
さっさと早く殺してよ
君が天使で ボクは賤しい人間である限り
これが ボクの最大の願い
『羽をなくした神兵』
廃墟に佇む 愚かな人間を 見つけてしまった
コレハ悪魔ノ囁キ
私を見つけた少年 なんと見窄らしいのだろう
そうして
彼は 私に懇願してきた
ボクヲ殺シテクダサイ
私の愛を諭す言葉など 要らない
愛をくれと くれないのなら
それは エゴだと
うつろな目は
私を
ただただ 見つめ
何もかもに絶望していた
私の手を取って 剣を抜かせ
私の手は 純白から黒い紅へ
あぁ
神よ あなた様の使いは もう翼を失いました
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 一言 この詩の題名は ノンさんにつけて貰いました〜
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