コトバアソビ

2004年03月06日(土) 題材の無き詩

彼は 走り続けた
彼女は 彼を想い続けた

太陽に叫び
恋を想い続ける

それで変わるほど

世界は甘くない

だけど
彼らは続ける

彼女は言う
「彼が走るのを
誰も止められないわ
私でも
彼さえも」

彼女の笑みは
彼に贈られる

彼は言う
「アイツが俺を想うのを
誰も止められない
俺でも
アイツ自身さえも」

彼の想いは
彼女を通り過ぎる

そうして
彼らは 続くことを信じる

この詩は
彼らの知らない詩

世界が綴った足掻き続ける者の
想いの詩


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