私は 花です きっと花です 名もない植物なので 自分でもどんな存在であるか 分からないのです
私は 道に咲いてます 太陽の陽も 月の光も 雨の優しさも 雲の影も 私にさえ与えられます
けれど 名というモノは 公平じゃないのです
私にはそれが全くないのですから
私は 人に摘まれました 周りの植物は 可哀想にと私に言います 私は そうでもないと思います なぜならこの人は 私を 私という存在を 探してくれます
そして 名をくれました
その言葉は 何よりも嬉しかった
私は ずっと覚えているでしょう 譬え命尽きても 私が私である限り
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ この題名は カッラーさんに付けて貰いました。
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