深く,深く,真紅の海へ。

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2002年03月12日(火) ねぇ,それは本心?

昨日,母と本屋に行きました。
珊瑚をだしにして,『精神科へ行こう!』とかなんとか言う本を,
パラパラとめくってました。
そしたら,母が
「精神科なんて体の病気と同じだから,誰が行ってもいいのにね。
日本人は,すぐキチガイとか思ってしまうけれど,
外国では普通に行ってるのにね。」
みたいなコト言ってました。
――ねぇ,それは本心?
私がもし,精神科に行きたい。とか言っても怒らないの?恥じないの?
ねぇ――どうなの?

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イラつくんだ。
A香の存在が。
無視すればいいんだ。でも,無視できないんだ。
CDが借りたいんだ。あの人しか持ってる人を知らないんだ。
だから無視できないんだ。
大丈夫。
今度会うとしたら,蛍チャンと魔女が一緒だから。
魔女はあまり好きじゃないけど,大丈夫。
蛍チャンが居るから。
大丈夫。大丈夫。大丈夫。
一人じゃないから。
大丈夫。

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幼い日を思い出した。
昔――と言ってもそう何年も生きていないけど――鳥が肩に居た。
もちろん――本当には肩には居ない。
でも――幼稚園頃から,鳥が居ない時がなかった。
何羽も飼った。亡くなっては飼い。亡くなっては飼っていた。
――今も1羽居る――。
そして,なくなった鳥は,いつも私の肩に居る。
そう信じてた。
何かあると,肩の鳥に話し掛けた。
「ねぇ,ピーちゃん。」
「ねぇ,ポッポちゃん。」
「ねぇ,さくらちゃん。」
「ねえ,―――ちゃん。」
話し掛けていた。
友達だった。
別に,友達が居なかった訳じゃない。
けれど――話し掛けていた。
何か嫌な事があった時。
嬉しい事があった時。
悲しい事があった時。
――話し掛けていた。

それは,まだ幼かった私のお話。

夢だけを見ていたかった。

夢だけを見ていたいんだ。

現実は酷だ。

「ねぇ,―――ちゃん?」






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追記:デジカメが手に入りそうです。嬉しい。



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[My追加] また,読んでくれる?(音瀬はMy告知してません。)


音瀬柘榴 |手紙