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2004年11月12日(金) 『ミス・サイゴン』11/11マチネ

なんと、トップが100,000hits!
4年半ですよ〜。どうしましょう?って感じ。
いえ、「どうしましょう?」とか言ってる場合じゃなくて、
ホント、ただただ、「有難うございますm(_ _)m」です。
100,000踏んだ方なんて、カウンターのgifファイルを
添付で送って下さったので、私も見せてもらえました。
なんか、感動で思わずウルリ、ホロリです。
何もお礼はできませんが、とにかく、サボりがちな
更新をマメにマメに。感謝の気持ちをそこに注いで、
頑張ります。今後ともよろしくお願い申し上げます〜。


『ミス・サイゴン』11/11マチネ、C-18番
(筧・笹本・石井・岡・ANZA・戸井・平澤・足立)

帰宅後に驚く話を聞いたため、感想が少し、
観たままの記憶から、すり替わってしまっています。
「明日から3日、石井一孝さん休演」。理由は発表なし。

確か私は、今日の舞台を観ている間、
「一孝さん、丁寧な演技をしているなぁ」と思っていたはず。
一つ一つ抑えて優しく。キムに対しても、いつもより更に、
愛情というか、もはや慈しみともいうような視線が印象的。
私にとってそれは、クリスとしては嬉しくない方向性ですが、
「冷静に選ぶなら、どう考えてもトゥイの方だろ?」と
つい思ってしまう今回のサイゴンの中で、少しだけ、
「この人なら(クリスなら、ではないけど)選ぶ気持ちも
分かる」と思えるような人だったと思います。

♪「世界が終わる夜のように」でも、
普段ならパーッと張り上げられた石井クリスの声しか
聞こえないのに、笹本キムの声も聞こえてきて驚いた。
玲奈ちゃんの歌自体が最近 相当 荒れているので
デュエットとして美しい印象は全くなかったけれど、
それでも、双方の歌詞が聞こえるのは嬉しくて、
思わず石井クリスに「偉い!」と言いたくなったり。

でも、休演の話を聞いてしまってから思いだすのは、
一孝さんにはありえないような声のひっくり返りが
あったこととか、伸ばしがいつもより短かったこととか。
きっと、そんなふうに思われるのは何よりも一孝さん
本人が不本意だと思うから、考えないようにするけど
確かに、思い返せば、のどは相当辛そうだった。
でもその分 勢いに任せない演技が私には良かった。
そっちの方が印象に残ってたもん。本当に。

さて、他の人たちですが。
笹本キムは、やっぱり最初のうちの方が好きでした。
もっと器用な役者さんかと思っていたけれど、今は、
力に任せて押し切っている荒い印象が強くて勿体ない。
でも、今日みたいに守り保護する度が高いクリスとなら、
思いっきりの年の差カップルとして観られなくないかな。
でも、できるんだから、もう少し丁寧に歌ってほしいです。
動きや歌に流れや美しさが感じられないのが「素朴」
ではなく、「雑」に見えてきたのは何故なんだろうなぁ。

年の差といえば、戸井トゥイとも年齢差大きく。
私は今月最初のうち、席の関係もあって、落ち着いて
彼のトゥイを観られなかったのですが、やっと素直に
観られるようになってみたら、ものすごく辛抱強いトゥイ。
「君が何をしても許すよ」度、こんなに高くていいの?(笑)
もはや父親かい?!ってほど「それでもいいんだ」を
繰り返す再会の場面は、観ていて辛くなるベスト場面。
キムなんか見捨てれば、もっと、あなたを大事にしてくれる
相手が、いくらでもいるだろうに・・・(泣)

C列18番からだと微妙に顔が見えづらかったため、
最期の表情がまたしても見えなかったのは悔しいけれど、
初見の印象から、どんどんイメージが変わってきています。
自分の最も望むことを知って、きちんとやっている人で、
この舞台の中で最も自然体で生きられる大人だよなー。
3年後、上り詰めて人に命令することに慣れてもなお、
(周囲の人への「出て行け」の言い方の違いがすごい)
地面を感じさせる素朴さが消えきれないのも、いい。
「見た目は怖くて安らげないけど、話をしてみると、
安定感と意外な大人っぷりに気持ち与けたくなる」感じ。
(知ってる人は笑ってくれという形容詞。私的ですみません)
「選ぶなら当然、トゥイだろ」度が高すぎるのは困るけど。

『ミス・サイゴン』で好かれる男をトゥイと二分するジョン。
岡ジョン、どんどん貫禄が出てきて「愛人体質」と言われる
私なんかは、思わずよろめいてしまう雰囲気のエリート(*^^*)
♪「ブイドイ」での政治家っぷりは もちろん一族の血だし、
電話の場面、生まれつき命令する側のような雰囲気もツボ。
ドリームランドでの女性の抱き方は、やっぱりまだ少し
違和感あるけれど、でも、相手の女性になりたいなとか、
間違って思ってしまうくらいいいです。<観方間違ってる(^^;

筧エンジニア。やっぱり好きだ。
某雑誌で、彼を散々形容した直後、他のエンジニアを
「でも私はエンジニアはこれくらい上品な方が好き」と
言った評論家がいたけれど、全く逆のことを私は感じる。
ある意味の下品さ、底辺の層にいる者の したたかさ、
ギラギラ感があることこそが、私にとってのエンジニアで、
筧エンジニアはそれを、唯一と言ってもいい位に感じさせる。
ただ、最近はちょっと足取りが細かすぎて少しうざい。
そういう意味のテンポは、あまり良くない方が好きだなぁ。

平澤ジジは、今日は歌詞が割と聞こえました。席の違い?
ANZAエレンは声がそろそろ限界のようで、必死の印象。
8月は良かったのに、どんどん悪くなっているような。
一孝さんよりよほどANZAの方が厳しそうと感じました。
あと、今日の席位置からだとドリームランドでの
乾さんがメチャ目立ってかっこよかったです〜。
某友人が乾さんの二の腕はチェックポイント!と
書いていたけれど、ものすごく納得してしまったかも。

そんな感じかな。とにかく、あと残りわずかの公演期間、
役者さんの限界に挑戦するようなスケジュールですが、
これ以上、どこかこわす人が出ず良い舞台が作れるよう、
ひたすら祈っています。早く帰ってきてね、一孝さん。


最後に、ほとんど関係ない話ですが、
アラファト議長に追悼の意を表明します。
私が生まれる前からPLO議長をやっていた人で、
きっとその頃は本当に多くの人を殺してたんだろうけど、
私にとっては、歴史的対話で平和賞をもらった人だから。
同世代のシャロン首相がピンピンしてることを思うと、
そういう近代生活を謳歌している人々と戦い続けるのは、
どれほど過酷な人生だったんだろうと思ってしまう。
「生き残った者が勝ち」は戦争のルールだけど・・・。
なんとも言えない気分です。



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