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2005年08月27日(土) |
『夏の夜のロミオとジュリエット』 |
久々の玉野さんのオリジナルミュージカルだ!って 最初は期待したけれど、タイトルを聞いて疑問符がついて。 それでも、ちゃんと先行で初日分からチケット取って、 結構 良席で楽しみにしていたのに行かれなくなって売り払い。 追加しなくちゃなーとチケ掲示板を見ているうちに開幕、 あまりいい評判は聞かないので、どうしようか悩んでいたら、 あっという間に当日になってしまいましたという作品。 良い期待も悪い期待もぐちゃ混ぜで、行ってきました。
『夏の夜のロミオとジュリエット』
<時間>1幕14:00〜14:55、2幕15:10〜16:00 <場所>アートスフィアD列15番 <出演> ポセイドン:坂元健児、アフロディテ(ハーミア):伊織直加 アテナ:ヒルナオミ、ゼウス(オーベロン店長):平澤智 アポロン:MITSU、アレス:SHUN、ヘルメス:森新吾 佐藤ひろし(ライサンダー):東山義久、渡辺房江(ヘレナ):三咲レア 鈴木、高橋、田中(スタウトたち):大坂俊介、小寺利光、KYOHEI パック:玉野和紀
残念なことに、悪い予測の方が当たっていました。 冒頭から、ちゃちなセットに変な衣装のギリシャの神々登場。 えーと、舞台を上下に真っ二つに区切る直線ラインがあって、 上が天上界で下が人間界ですか。交互に暗くなるだけですか。 そして、ポセイドンにアポロン・アレス・ヘルメスが仕えていて、 婚約者のアフロディテには、アテナが仕えているんだとか。 アポロン・アレス・ヘルメスは見かけ的には似合いかなぁと 評価甘めに見てみたけれど、誰が誰でもいいような脚本で 演技素人君たちが何をできるわけもなく、ただひたすら棒立ち。
もともと叙情が不足気味という、坂元さんの歌の弱点を ますます際立たせるような歌を冒頭からかました後は、 地上の話に移って、東山さんと残りのDDと三咲さん登場。 踊る踊る。でも東山さん、いつものどうだ!って迫力はない。 どうかすると、相方の三咲さんの方に目を惹かれてしまうくらい。 そして、彼らは日本人に多い名字ベスト5が揃ってしまったから、 つまらないので、『真夏の夜の夢』の名を名乗っているとか。
もうこの時点で、ストーリーには見切りをつけました。 短い作品だし、とにかく踊りで魅せてくれればいいやって。 でもなぁ、それもいまいちだったんですよね。DDも目立たない。 最後の方はダンスバトルだったんでガンガン踊ってくれたけど、 彼らがほとんどセンターじゃないからというだけじゃなく、 何かしら、盛り上がれなくて。振り付けとかの問題なのかなぁ?
途中、パックのミスのせいで男同士でカップルになる場面は、 ほとんど、ただ「居る」だけだった彼らが、唯一 演技していた 場面だったけど、なんつーかこう、萌えを強制されているようで(^^; ただでさえ照れちゃって正視できない(←バカ)東山さんの笑顔が、 坂元さんに向けられているなんて、もう、逃げ出したい気分。 ただ、大坂君&SHUNさんのいちゃいちゃには見惚れたかも。 大坂君が雰囲気出せるのは知っていたけど、SHUNさん、 その女形っぷりは、見事すぎます・・・。
気持ちが盛り上がったのって、東山さんと森君が絡んで、 センターで踊った一瞬とか、椅子を使ったダンスで東山さんが、 ふわりって飛び上がった瞬間の美しさぐらいかなあ・・・。 何だか、これ!という見せ場がなくって退屈な使われ方で。 東山さん単体だと、女性2人と絡んでのダンスがあった分、 エスコートという感じの優しい踊りも、色気いっぱいセクシーな 踊りもあったので、指先にドキドキしたりとかぐらいはあった。 伊織さんとの場面では、相手が歌も踊りも下手なせいもあってか 包み込んでフォローするような優しさ温かさが嬉しかったし。 でも、いつもの、体温上昇・瞳孔拡大・心拍数増大って感じが 椅子の瞬間以外にはなかったのが、ひたすら残念だったなぁ。
1つだけ、絶対にこれは観に行ってよかったと思ったのは、 お目当てその2の智さんのダンス。久々にピンの踊りを観た。 ストーリーとはなーんの関係もなく、店の鍵を閉めに行くという 歩けば数歩の距離での、無理やりな見せ場ダンスですが、 最初からずっと、バーのマスターとしてカウンターの向こうで 立っていたので、有り得ないけど踊りなし?!と心配していた分、 とにかくそれだけは、嬉しかったです。相変わらず しなやかだし♪ 玉野さんのタップは、この場面も含めて随所に散らされていて、 この舞台、玉野さんに関してだけは、満足できたかも。 あ、衣装は激しく出演者の中で最悪に似合ってなかったけど。
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