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2005年12月07日(水) 甥っこ初観劇『ライオン・キング』

<場所>四季劇場・春、2階A列33番
<大体の時間>18:30~19:40、20:00~20:50
<主な出演>
  ラフィキ:金志賢、ムファサ:田村雄一
  ザズ:岡崎克哉、スカー:広瀬明雄
  ヤングシンバ:岡田修宏、ヤングナラ:片山由里恵
  シェンジ:青木豊美、バンザイ:大塚俊
  エド:古野健、ティモン:小川善太郎
  プンバァ:荒木勝、シンバ:田中彰孝
  ナラ:黒木ますみ、サラビ:森以鶴美

2歳10か月になる甥っこが、
映画の『ライオン・キング』にはまっているらしく、
「観劇デビューさせてみようと思うんだけど」と
妹から電話がかかってきて、1も2もなく参加希望。
『ライオン・キング』自体は、前に一度観た時に、
「一度観りゃ十分な作品だな」と思ったというのに、
会社の観劇会でも一度観ていて、実はお腹いっぱい。
更に、最近の四季は、古参だけのストレート以外は、
レベルが低くなりすぎていて食指も動かない。でも
「初観劇の子の様子を見る」が目的なら、話は違う。

そんな訳で、実はあまり舞台は記憶にありませんが。
のっけから、ラフィキの声の張りが足りな~い!と、
いきなり腹が立ったこととか、ムファサが子シンバに
「お前は王となる」とか歌っている静かな場面で、
あまりに退屈で甥っこの方を頻繁に覗き見ていたら、
他のシーンでは盛り上がっていたはずの彼も、
眠気が襲ってきてます~状態で笑ってしまったとか。

大体のキャストさんが、微妙な出来の中、
大人シンバだけは、割と好きな方でした。
初めて観た時の坂健シンバを思わせる衝撃ありで。
「うわっ、こいつバカだ~!」って単純な楽しさ。
歌いながらターザンのりで出てきた時、うかつにも
ちょっと、ときめいてしまったりしましたし(笑)
そんなに上手とは思わなかったけれど、四季発声が
比較的少なめなのと、「若いです~!」って印象が
とにかく前面に出ていて微笑ましくて、よかった。
後は、今回も子ナラが可愛かったかな。

でも真面目な話、実はすごくびっくりしました。
まだ3歳にもならないっていうのに、甥っこは、
最後までしっかり見ていて、楽しげに拍手してたし。
途中で「シンバ、独りになっちゃうの・・?」とか、
「プンバァだ!」とか、声を出しちゃったことは
数度あったけれど、それらの舞台の感想だけで、
ぐずったりするどころか、寝たりも一切なし。

私も、BWで『美女と野獣』を観た時に、子供たちの
素直な反応で、より盛り上がって観たりもしたので、
それぐらいならOKの演目だろうとは思いつつも、
小心者な私は、周りの反応が心配でもあったのですが、
有難いことに、皆さま好意的で、終演後には
「楽しかった?よかったね~」と、声をかけてもらえたり。
私自身、舞台自体としては、蹴り入れたくなるような
出来の人が結構いたにも関わらず意外に楽しめたのは、
喜んで観ている甥っこの反応が身近にあったせいかなと
思ったりもすると、舞台に小煩くなってしまった自分が、
もしや損しているのかも?と思わされた観劇でした。



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