おちょこの日記
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2003年05月18日(日) 暴露2


で、徐々に離れようと思った。
人のもの(妻有り)は要らない。だって怖いから、いろんな意味で。


甘かった……。


もともとズレた付き合いかたをしていたアタシ達にとってそんな事関係無いのね?
待ってはいなかったし、逢ってもいなかったけれど確実に繋がっていた。
時間の流れなんて無視。半年も音沙汰無くても電話は昨日も逢ったかのような会話。
そんな調子で出産の経緯を聞き(苦笑)子供の成長を報告されても逢っている時はもとの二人。
気持ちがこっちに向いてしまった時もあったけどやんわりと遠ざけた。← それはマズイ
奪おうなんて思わなかった。このままずっと続く気さえした。


感覚の麻痺。そして価値観のズレ。慣れきってしまった事さえ気付かなかった。


きっと、目を瞑っていたかったんだろう。
別れはいつでも簡単に訪れるから、いい女でいたかった。
寂しくても、それを見せる事は嫌だった。
いつも帰ると言って笑顔で手を振ってドアが閉まる。
その一秒後に嫌というほどここにはもういないと知る。
毎回、すんなりとこっちの日常に入ってくるくせに余韻も残さず、見事に自分の日常に戻っていく。



家ではいいパパなんだろうね?いい夫なんだろうね?
気が付いていたさ、日常に慣れることに飽きた頃こっちに来るという事も。


口では何とでも言えた。
平気、嫌い、そろそろ終わりなんだと思う。
でも、その恋愛の仕方に慣れてしまっていた。

 それに……





 ―  持っていかれた心の半分の回収の仕方をアタシは知らない。




続く


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