ネコヤシキ日笑
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2003年07月09日(水) |
言葉のキャッチボール |
勉強会の新しい仲間のひとりが、以前、テント芝居の劇団活動をしていた方で、このあいだ、「もっとはっきり伝えられるようになりたい」などの話をしていたら、演劇での発声の稽古をやってみてくれることになった。
公共施設の音楽室を借りて、そこに、小学生を含めて7名が集まった。
題して「あなたに伝えるために私にできること 演劇的に」。 伝えることを技術ととらえれば、それを習得したりトレーニングしたり、よりよくできるようになるために私にできることがあるはず。という。
ジンセイという舞台の主人公を演じるのは私。 相手役は、やりやすい相手のときも、なんだかうまくやれない相手のときもいる。 どんな相手役が来ても、私は私の好きな私を演じていたい。 では、この舞台の観客は? 演出家は? …そんな口上で始まった。
丹田を探す、腹式呼吸、息に声を乗せてみる、などをやって、それから、「言葉のキャッチボール」というのをやった。これがおもしろかった。
言葉を交わすのをよく比喩としてキャッチボールというけれど、これは実際に言葉を交わしつつボールを投げ合う。二人組で相手に質問を投げかけながら、黄色いテニスボールを投げかける。
やっていると、相手の質問に答える間、ボールをじぶんで抱えているのも所在なくて、聴くときも答えるときもボールを投げるようになった。親子でやっているペアは、しゃべっている途中でもボールをどんどん投げ合って、話もボールもはずんでいる。
このときは結構声も出ていたのだけれど、あとで、もうちょっと大切に伝えたい台詞を対面していうときになったら、ばりばり緊張して、声はちいさくくぐもって下に落ちていった。
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