更新記録兼用日記。



 真面目。

2002年02月25日(月)


非常に苛々しております。
ただでさえ毎年このあたりの時期は気分が下降気味なのに、更に色々な事があったりして。
またも自分の存在意義についてうだうだと悩んでおります。
それに加えて今週のジャンプのすさまじい事といったら。
私がナルトを好きなのはですね、彼のあの生きっぷりが好きだからです。
漫画だろうと言われれば本当にそれまでなのですが、あんなに里内の人間から、それこそ1年1日中ずっとずっと憎しみの目で見つめられているだろうに、笑う事のできるのって、本当にすごいんです。
カカシの言うように『泣き飽きてる』ってのもあるんでしょうが、そこで表情のない暗い自暴自棄な子に育っていってもいい筈なのに、ニヤ、って目を細めて笑って「見てろよ!」って言えるのなんて、並の精神力でできる事じゃない。
そういう強さに、憧れます。
でも最近のナルトは我愛羅の強さ――人に認めてもらう事によって己という存在を確率させる、「他人が自分の価値を認める」のではなく、「自分の力で自分を確立する」他人に認められなくても己は己だと、存在意義を自分自身の中に見いだす力――に自分との差を見せつけられて不安定になっています。
自分と同じ(腹の中にナニかがいる。人間外の存在)なのに、他人はいらないと言い切る彼と、自分。
ナルトだって、他人の存在はただ自分を自分と確立させるためだけのものだなどと思ってはいないでしょうけれども、認められる事に必死になっているナルトにとって、一人でいいと言い切る彼はどんなに恐ろしい事か。今までの自分の努力やかけた命すら、その価値が薄れていってしまう恐怖感。
そこでサスケの心配をする所が流石といおうか。(それとも暗い考え方をすれば少しでも自分を認めてくれた人を失いたくないという心なのか)
私の勝手な考え方では、今彼は『必死に』なっている最中なのではないでしょうか。
人を必要とする自分。他人などなくとも己を見いだす我愛羅。他人を必要としなくとも己は確立できるか。しかしその価値はあるのか?
自分の価値とは何か。
春が近づいているせいなのかなんなのか、この時期大概私は不安定になります。
年間通して悩む事ではありますが、自分の存在意義について。
人と比べられる事が多かったので(例えば兄だとかと)どうにも人と自分を比べてその価値を量るくせがあります。他人様をそういう風に比べたりするのではなく、他人と比べた時の自分の価値をですが。
くだならいと思いつつももう癖で、他人に認められてこその己の価値だと、そういう考えが染みついてしまっています。
物忘れが激しいです。気がつきません。いいかげんです。正直私は自分の事を軽蔑しています。
もー、威張って言える事じゃないですが、こんな最悪な人間そうそうお目にかかれませんよ?自分の事軽蔑してるくせにそれでも自分は可愛いんだから、手がつけられません。
まぁともかく、この時期自分の存在についてうだうだと悩んで仙人になりたくて仕方なくなってしまうのです。誰でもいいから私の事を認めてくれないかな、と。そして無理っぽそうなので、だったらそんな自分は晒したくないから隠遁生活を送りたい=仙人になりたい、と。そんな感じ。
それでも諦めずに誰かに大丈夫って言ってもらいたいのですよ。
そんな不安定な時にあなた、人に認められる事に必死になっているナルトもが不安定になっていたら、もう最悪も最悪。迷惑な事にちょっぴし私はナルトに共感を抱いているものだから、震える程不安定なナルトを見ているとこちらもだんだん不安定になってきてしまいます。
なんとかならないもんかなぁ・・・ナルトが安定してくれれば、私も頑張って安定しようとするのに。
なにが一番厳しいかって、カカシがサスケに向きっぱなしな所です。
私がカカナルだから思うのかどうかは知りませんが、すごくカカシに声をかけて欲しい。
イルカ先生はこの場にいないし、しかし仮にいたとしても彼はナルトの原点であって、ターニングポイント。そんなイルカや、何も知らないサクラやサスケでなく、里内における『ナルト』を知っていながら今まで何も言わず何も(表面上は)行動を起こしていないカカシに何か言ってほしい。
ていうか言え。
あぁ!頼むよ!本当に今私自身が自分の存在に対してすごく不安定になっているんだから、せめてナルトだけでも安定してよ・・・。
なにやら今日の日記は結局何が言いたいのかはっきりせんなぁ。

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芥 螢 [MAIL]

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