20100204 thr 18:48
冬の北風が音を立てて冷たい空気を吹きあげる。 外歩きをしていない今日は、からだが温まらずに しょうがでやり過ごしている。
木曜日の、いろいろから あわただしい予定をこなして ぽかんと空いた時間に、また涙がでてくるのだった。
さいしょから、想定外の展開に 映画で不安定になった情緒がさらに揺さぶられて なんの気持ちの準備も、できないまま 「会えばどうにかなる」と 「気持ちひとつもっていけばいい」と思っていた自信が どこかへいってしまったようだった。
電話でいつも話していたから そばにいる気がした。 でも、じっさいにこんなに近い距離にいるのは 3か月ぶり。 二人で会ったのは、半年ぶりだった。 それは動転する。私なら。 軽くパニックで、テンパって。 むこうもあんまりしゃべらないし、ますます どうしようのループ。 「たのしくたのしく」と、おまじないの呪文のように考えてたけど つとめてなんでもないように振る舞おうと、繕おうと必死で 楽しめたもんじゃなかった。 どう思われるかが気がかりで どう思われているのかが気になって。
期待なんか、しまくってた。 言うから、そうなるんだって既定路線だった。 私の中だけでね。 そうならないときのことを、ちゃんと組み立てておけばよかったんだろうけど そうなっても大丈夫な自信が妙にあって でも、そんなの顔を見たら脆くも崩れ去って。 よわいんだ。 大好きなんだ。 気持ちは、抑えられず そして伝えられず 行き場がなくなって、立ち往生して それに突き合わせて、自己嫌悪。 泣いたのは、混乱してたのもあるし 最初は自分がだめなことをしたからだとせめてまた泣いたけど、 あとからあとから、好きで泣けてくるんだってことに気がついた。 好きすぎる。 想うだけで、涙の出てくるさまに 重症だなあと片隅でかんじつつ、 この抱えきれないおおきな気持ちを どうしたらいいのか、いまだ思案に暮れている。
今が正念場で 自分の気持ち、立場、考え方、スタンス、今後についての姿勢。 それらをしっかり見つめなおして、もたなくては、と 切に感じる。 私が、しっかりしなきゃ。 けっこう、気負ってる。 もっと肩の力抜いたらいいのかな でも、ここでちゃんとしておかないと なんだかいけない気がする。 自分をもっていないと また、他人の意見ばかり聞いて頭でっかちになって 自分のほんとうの望みを、見失ってしまう。
いちばんの、だいじなところは、 「自分を信じる。私を好きな彼を信じる」 信じるって なんて簡単にはけることばなんだろう。 じっさいにそうするには、なんとむずかしい行為だろう。 いろんな雑念や疑念がまっすぐの道をさえぎる。 邪推や期待やそれを抑えようとするネガティブさや 諸々の要素が絡まり合って 簡潔にいかない。 感情が先走って 追いつけない気がする。 ゆっくりと、鑑みて 確たる証拠を見つけ出して わたしの、生きる支えにする。 芯を、もちたい。 自分のためにも、彼のためにも。 しっかりしなくちゃ。 なんだか悲壮になってる? でも、わたしがここでやらずに 誰がやるというのか。 なぜか、そう、焦っている。気持ちが逸ってる。 時間がないわけではないのに、 前へ前へ 進もうとしている。 もしかして、独りで。 彼は、ゆっくりと歩もうとしているのかもしれない。 そこに私が伴うかどうかもわからない。 私は、どうしたらいいのだろう、と またそこに立ち返ってしまう。 どうやって、芯を持てばいい。 一朝一夕になるものではなく 回答が用意されているわけでもなく 自分がもがいたり、走ったりしてみつけるんだろう。 もしかしたら、ふいにそこにあるものなのかもしれない。
もう、よそ見はしない。 何も、断ち切られたわけではない。 つながっているし、まだだいじょうぶなんだ。 絶対なんて、存在しなくても 自分でそこを信じるしかない それに、いまは信じようとしてる。 信じたいの。 安定期なのに出る涙は、どれほど好きかの証だから。
風は強く吹いて、 きっと嵐。 音を立てて、彼のまわりも低い気温につつまれているんだろう。 同じ空の下にいる。 太陽は、照らし雲は移ろい、月は影をつくる。
いま、いろんなことをやらなきゃいけない気がしているけれど ほんとうは、いたってシンプルなことがみつけられないだけなのかもしれない。 原石は内にあって、そのあふれる光はいく筋か 漏れ出して暗闇に色を発している。 もうちょっとでみつかりそうな そんな気もしてる。 なんで焦る気持ちがあるんだろう。 許容量を超えた気持ちを抱いているからなのか。 会ってしまったからか その前からか。 そうせねばならぬ理由は、過ぎ去る風景の中に置き去りにされて 走って行く私の背中からしか見えないような。
私の中にあるまぜこぜになった感情を ここにとりあえずはき出して それからまた、ちょっとだけすっきりして 考え始めるんだ。 だいじな人たちからもらったことばと愛情と なにより、私をまっすぐみつめた瞳をちからにして。
また、水曜日にいくけど 今度は会えないかなって、かすかな予感がしてる。 今度は、なんとなく。 まだ新しい記憶があるし わからないなって。 またいつもの、自己防衛なんだろうけど 期待してそれが叶わないときの失望感を 傷として受けるのが、こわい。 そして、平然と「覚えてない」といって謝られるのが、ほんとうに、こわい。 それでも、期待値がゼロになることはなくて 甘い夢をどこかで見ていて やっぱり私はそこから、かなわないことを実地で思い知るんだ。 大きな打撃として。 容易に想像がつく。 そして、相反する妄想も抱く。 混沌とする未来予測に自分が振り回されてる。 どうなろうとも、自分に許容できるつよさがほしい。 でも、きっとそこまでつよくなれないんだろうな、という予感。
会うと、電話で話す時よりも近くにいるのに 実際の距離はものすごく近いのに 心の間に壁があるようにかんじる。 しらふだと、そうなってしまうのか それが常態なのかもしれない。 私はたいていおなじ状態なのに、 相手の動向によって、それに合わせてしまう。 それは、嫌われるのが怖いから。 相手基準での動き。 どうあっても、合わせようとする働きがでてしまう。 それで30年近く生きてきたのだから、しょうがないところはある。 結果は結果。 つぎは、おなじ過ちを繰り返さない。 失敗じゃなくて、だめだったんじゃなくて まだ、なにも終わっていないから しっかりしよう。 だいじょうぶだって。 まだ悲観的になるのは早いから。 それでも、むこうが支えてくれたら 手を差し伸べて、明瞭に受け入れてくれたら どんなにか楽だろううれしいだろうと 思わずにはいられない。 だけど、そうならないのなら 自分から動いて、もしくは待って とにかく。 なにかを、すこしでもうごかしたい。 このままじゃいられない。 衝動が私を突き動かす原動力となる。 この先、なにかが待ち受けているのだろうか。 予想だにしないできごとが。
こんな 感情のかたまりになっている私が ただそれにのみ従って行動するのは 捨て鉢だったり、闇雲だったり、向う見ずだったり、考えなしだったり とにかくなにかよくないことなんだろうっていうのは 頭の片隅で警報が鳴っていることでわかる。 冷静になれ、と サイレンが響き、赤や黄色の光の筋が四方を巡る。 どうしよう どうして、くれよう。 私は私の思うままに行動するがよいという考えと まってもうちょっと考えよう、相手のペースだってある という抑えが拮抗している。 向こうだっていつでもあっちの都合で動いてるじゃないかというささやきと こないだは私のために早く来てくれたじゃないか それだけじゃない、ちゃんと約束守ってくれたことだってあるし 考えてくれてるのだってわかってるでしょう、という声。 二面性どころか複雑形状で読みとれない人間の多面性に彼の反射する鏡のひかりのような輝きに いつも惑わされて惹かれて それで、ここまできたんだ。 信じたい信じたくない それでも、忘れられない もう切り離されて忘れられたんだ またきまぐれなんだ それでも私を思い出して連絡してくるのは 返事をくれたりくれなかったりするのは こたえは 本人にもわからないところにあるのかもしれない。
時間がきたので。
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