たとえば、表現方法としてことばを選ぶことが多いので、 こうして思いを文字に置き換えて キーボードでかたちづくることは かたちを変えても、ずっと続けていくんだろうなと思うし、 それが自分にとって必要な生きる上でのサイクルの一部なのだと認識する。
だれかに思いを伝えたいとき それはだいじな話であたり 愚痴だったり 他愛もない話だったり。 真剣に受け止めてほしい話のときこそ、 一度こうやってぶちまけて風呂敷広げて それで自分の中にあるものがどういう類のものなのか、 腰に手を当てて見広げてみる必要がある。
自分の中では、感情や出来事やさまざまなことが絡まり合って混沌としていて (混沌というのは、生命40億年いまに至るまで、宿命のようなものではないのだろうか) それをそのまま泥団子のようにただの塊でだれかにぶつけたら そりゃわけがわからないでしょう、となる。 自分の意図も明確ではないし、 そうなると受け手も戸惑うのだ。
そんな初歩的なコミュニケーションの掟を 今更ながらこうやって復習している いや、はじめて学習しているのかもしれない。
それでも、こうやってことばを紡いで(というほどのものでもなく、ただ吐き出しているだけかな)いても、まだ混とんとしていて整理できていないと感じる。
起承転結してないというか、論理的でないというか、 だだ漏れというか。
まあ、いっか。
さて。 転職に挑んで、その結果待ちをしている割には冷静でいる自分。 がいることにやはり未だ自分でも驚きがある。
結果が出て、もし縁がなくても またもうひとつのほうに応募できるという。 整いました。的な。 つまりは、一人暮らしや新しい職場で働ける可能性が高まり それはそれで、自分に対処できるのかという不安が芽生える。
いまさらなのに、なおさら実家が居心地のよい場所だということを思い知らされる。
土曜日や日曜日に、週末特有の小説や記事をゆっくりと読んだりしているときが ほんとうにしあわせだと思う。 思いっきりしあわせなのではなくて、 しみじみと、じんわりと、でも確かにしあわせなのだ。
それとは離れて、 いま家の仕事が忙しくなっている。 自分は何も手伝わない。 だから、家にいる時間くらいは何か家の手伝いをせねばと思うのだが… そんな時期にまたしても引っ越すだの言い始めて迷惑をかけるのであった。 結局、温室育ちは変わらないし 家族に甘え続けているのだなあと。 父も病院に行って薬を飲み始めた。 そんな折に、一人だけ勝手にじぶんの都合で家を出るだの引っ越すだのと言い始めることに ためらいを感じる。
しかし、もう踏み出してしまった。 そして、このチャンスは次にいつ来るのか。 自分で決めたことなのだ。 ここまでの代償や犠牲や迷惑を考えずに。 周りが見えていないってこういうことなのだなあ。 まだまだ、卵の殻がくっついている。 年だけ大人でも、家族の中にいたらこどもなのだ。
まあ、自分を責め立ててもしようがないので 進むことになった道で、極力迷惑をかけずに生きていくのだ。 今回のことであっても、たとい親に相談したとしても 結局は自分で選んだのだろうし。 それとも相談もなしに決めるのがいけないのだろうか? 今までもずっと自分で勝手に判断して決めてきたからなあ。。。 困った娘だね、ほんとに。
もしまた仕事やら生活がだめになっても またここに戻ってこられるという基盤があって それをあてにしている自分がいて それが当然で今まで生きてきて 家族もそれを拒むことがないとわかっていて。
いろいろな人やものに守られて助けられて支えられて生きている。 それを自分のわがままのようなもので出ていこうとして また泣いて戻ってくるという前にもみた図式が。 戻ってくるとは限らないけど、 二の舞とか、そういうことばを連想してしまうのは 自身のなさの表れだろうか。 それとも、昨年のこの時期のことを思い出してしまう季節だからだろうか。
そうはいっても、むこうでやっていける生活が開けるかもしれないし もっと違う道で生き生きとできるかもしれない。 そうじゃない予想が今は先立っているだけで…
そんなに残りたい・今を維持したいと思うのなら、 とどまればいい。 通っても、やっぱりだめでしたと言えばいい。 どうしたんだろう。 この弱気加減は。
急に、一人がさみしくなったのか。怖くなったのか。
それは、前から恐れていたはずで しかしそれに対する策を講じてきたわけでもなくて やっぱり殻を剥いだら、やわな自分がいて そんな自分を見て、未来におびえている。
じゃあ、働けることになってもそれを蹴って 今の生活を続けることに、自分は堪えうるのか? 結局どちらにいても、金銭面の余裕はうまれてこない気がするのだが。 精神面での安定は、こちらにいたほうが得られるであろうな。 むこうでの生活が未知なので それがこわいのだろうな。
見切り発車で 妄想で当てにしていたものがそうできなくなったので 一気にガタガタと崩れたかな。 でも、全部がだめになったわけでもなし どうにかなるのかもしれないよと思うんだけども。 どうなんだろう。
ふたつとも落ちて、やっぱりこちらに落ち着く、という結果もなくはないのだ。 そうしたときに、また自分はどうやって生きていくのかな。 バイトでも始めるか。 あんまり見えてこないけど。
未だ、迷路の中。 さまよう酉の子に愛の手を。
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