イレコミ音楽
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2002年05月08日(水) |
「本牧ブルース」ザ・ゴールデン・カップス |
「本牧ブルース」ザ・ゴールデン・カップス 1969
「長い髪の少女」でないもう一つの顔が存在する“ゴールデン・カップス”他のアイドル的グループ・サウンドとは違う何かを持っていたのでありました。
グループ・サウンドのブームが終ったあたりで幼稚園児だった私は、G.Sを知らない世代です。ただ近所の古い文房具屋で、売れ残ったテンプターズのグッズを見つけては面白いな〜とコレってショーケン!と眺めてる子供でした。
1990年に入って、なんとなくグループサウンドを聞いてみたくて手に入れたG.Sベスト盤。これには“タイガース”“テンプターズ”などのメジャーなグループで実によかったんですが、ふと気が付くと“ゴールデン・カップス”が抜けていて・・・あれれん?直に“ゴールデン・カップス”のベスト盤を手に入れて聞いてみることにしました。そうしたら、あらっ、こ、これって「ルシール」こっちは「青い影」、これはソウル「マイ・ガール」、あ、これはバンドの「ザ・ウェイト」と、いうことで、非常に興味津々になったのでした。
“ゴールデン・カップス”の中でもメジャーでマイナー曲「本牧ブルース」はかなり好きな曲です。ゴーゴーのノリで歌謡曲風、充分かっこいい表現が出来ていると感じます。ちょっとアウトローな歌詞も魅力です。「疑うことより信じておくれ〜♪」っていいね〜。
ベスト盤にすっかりハマってしまい、続けて買った『BLUES MESSAGE』という3ndアルバムのセンスには度胆を抜かれたのでした。「ウォーキン・ブルース」「GET OUT OF MY LIFE」「絶望の人生」「悲しい叫び」「イーヴル・ウーマン」などの選曲がいいのです、カバー曲だけどえらくかっこいい!ジャケット見ても、今でも通用しそうな雰囲気があるし、はるか昔、ソウル、ロック、R&Bやブルースが日本に入ってきていた頃にそういう音楽をやろう!としていたグループがあったのですね〜とツクヅク思ったのでした。
さて、カップスはあまり演奏が完璧でなくて「4グラムの砂」などではギターのチューニングがあってないのでは?と思えることもあるのですが、そんな部分もなぜか好きなのです、あばたもえくぼ♪
この時代に少女だったら、きっと追っ掛けになっていただろう・・・。
〈参考アルバム〉 ザ・ゴールデン・カップス『BLUES MESSAGE』CT25-5568 ザ・ゴールデン・カップス『BIG ARTIST BEST COLLECTION』CT25-9037
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