イレコミ音楽
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2002年06月03日(月) 「愛のためいき」ロバータ・フラック VS ジョージ・ベンソン

「愛のためいき」ロバータ・フラック VS ジョージ・ベンソン

「Feel Like Making Love」Roberta Flack 1974
「Feel Like Making Love」George Benson 1983


 この曲を最初に知ったのは、ジョージ・ベンソンの歌う「Feel Like Making Love」でした。ラジオ番組に応募してもらったLP『ユア・アイズ』の1曲目だったこともあり、とびっきり印象に残っていたのです。てっきり彼の曲と思い込んでいたのですが、ある日流れてきた曲にびっくるぅ!?あれ?どーして・・? そーなんです、実は10年も前にロバータ・フラックが「愛のためいき」なる邦題でヒットさせていたんですね。全くの無知でした(大汗)

 この曲を比較するとすごいのですが、ロバータ・フラックは、ささやくように、穏やかにしっとりと歌い上げていて、スローな中にも気品と色気を感じさせてしまうのです。やはり名曲ですネ〜、ちょっとエコー掛かり過ぎでないかしらん♪と思わせる魅惑の世界なのです。

 片や、ジョージ・ベンソンは、これでもか!と端切れよく、小気味よく、リズムを刻んで踊れそうなほどに(笑)全く別種類のアレンジ。力強い色気で、はじけきってしまってるんです。アップテンポのわりに演奏時間がロバータより1分半も長いのは、例のハモリ♪(笑)そーなんです、間奏部分でギターの旋律に添ってハモってるんですネ。実にすんばらしい!自分の曲(モノ)にしちゃってますよ、グレイト!こんなに違ってたら、反ってどちらも好きになりますよ、Qoo〜。

 余談ですが、1991年頃にソウルをレゲエで歌う特集CDがありまして、レゲエなこの曲を聞くことができるのですが、ま、これはとっても変な感じの短調に仕上がってしまってます。雰囲気はもわ〜っと暑い地方に来た感じ・・・(笑)余談デシタ。

 ロバータ・フラックは、1972年に「やさしく歌って」をヒットさせ、ネスカフェのCMソングで有名でした。彼女はクラシックの勉強をしていたこともあり、あまりR&Bのミュージシャンぽくないのかもしれませんが、正統派歌手(アーティスト)の貫禄はたっぷり。日本では「やさしく歌って」の方がずっと有名ですけど、聞込むと「愛のためいき」もナカナカどーしてクールでグ〜です。それにジョージ・ベンソンとの比較も面白いので、時間とお金と余裕のある方は是非聞き比べてみてネ。


〈参考アルバム〉
『IN YOUR EYES』George Benson P-11265(1983)
『Midnight Moods』George Benson WPCP-4577(1991)
『SUPER SOUL VOL,5 Female』FCD-05
『I Shall Sing(ソウルをレゲエで)』CDTRL 289(1991)






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