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復活バッジオ2ゴール! - 2002年04月22日(月) 復活バッジオ2ゴール!W杯絶望吹き飛ぶ <セリエA:ブレシア3−0フィオレンティーナ> イタリアの至宝がW杯出場に向け、奇跡の復活した。左ヒザじん帯を 損傷し、2カ月半戦列を離れていたロベルト・バッジオ(35=ブレ シア)が、復帰戦で2ゴールを決めた。 フィオレンティーナ戦に後から途中出場し、立て続けにネットを揺ら し、3−0の快勝に導いた。 イタリア代表のジョバンニ・トラパットーニ監督(63)はバッジオ の代表入りに消極的だが、前回のフランス大会と同様、世論が後押し することになりそうだ。 復活のゴールは、負傷した左足が生んだ。投げ出すようにボールに ぶつけた。オーバーヘッドのように崩れた体勢から、気持ちだけでボ ールをとらえた。ゴールネットを揺らすと、イレブンが次々に抱きつ き、スタンドが揺れた。選手の、ファンの顔に笑みがあふれ、涙が流 れた。絶叫とともに嗚咽(おえつ)さえもスタジアムから聞こえた。 目撃したファンだけではない。瞬く間に流れたニュースがブレシアを、 イタリアを世界を震えさせた。 ゲームに出ることだけでも奇跡だった。2月1日のイタリア杯準決 勝第1戦のパルマ戦で左ヒザ前十字じん帯を損傷した。全治4カ月の 診断。W杯は絶望という診断が下った。 「僕は絶対にあきらめない」。 バッジオは手術に踏み切り、生き地獄のようなリハビリを開始した。 運動機能は回復していても痛みがあるうちはリハビリはできない。 その痛みに耐え、安静が必要な時期からヒザを動かした。その結果が 「リハビリの世界新記録」(ブレシアのチームドクター)という驚異 の回復につながった。 最後まで決してあきらめない不屈の男の伝説が、02年W杯の1ペー ジに刻まれた。 ♪恐ろしき男、バッジオ、回復してくるとは思わなかった。 いや、驚いた。 涙ものだな。 バッジオは今だにすばらしい選手だ。 ファンタジスタと呼ぶにもっともふさわしいだろうな。 ベッカムもがんばれ。 -
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