不思議っ茶の日記
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2002年06月01日(土) |
心に残る作品から〜「どろろ」 |
手塚漫画の代表作に、「どろろ」がある。 いろいろな、出版社が単行本をだしているが、コンビニでおてがるな 秋田書店の単行本を買って読んでいた。
実は、これは少年サンデーに連載されていたのだが、最後まで読んだことがなかった。最後はどうなるのか??と知りたかったのだ。
で、読んだけど〜〜終わり方が、なんなのか?って感じで。 48の妖怪を退治したわけではない。 中途半端に深いかも。
「48の妖怪を倒してそのあと〜おまえさんのいきがいは なんだい?」と、ある法師に聞かれる。
「そんとき考えるさ〜〜」と百鬼丸が答える。
「そんな低い目的じゃ〜生きてる値打ちもなくなる〜〜 妖怪はそうでなくてもやってくるさなぁ〜〜 退治しながら別の生き方をみつけたらどうだい?」
百鬼丸は答えられない。
そのうち、どろろの背中に隠された秘密がわかる。 権力と戦うために死んだ父親が莫大な財産を隠した 場所を書いた地図を背中にかいたらしい〜〜〜。
権力に、なかされている民衆〜〜
百鬼丸は自分自身が父親の権力欲のために、生まれながらにして 不遇を味わっている。
また、多くの不幸な子供たちを見てきた。
権力との戦いと言う言葉が百鬼丸からでてくるようになる。 どろろは、その道をいくだろうし〜〜自分自身は? これ以上〜どろろと一緒にいられない何かを感じ〜彼は 去っていく〜〜で終わるのです〜〜
決して48匹を捕まえたわけじゃないのです。 権力欲にとらわれた父親も、その人生に敗れさびしく消えて 行きます〜〜〜。 なんでしょうね〜〜??? いっぱい続編があってもいいのですが〜〜ないのですよ。
この作品の好きなところは、絵の書き込み(特に背景)が丁寧 なことです。
おおげさにいえば、水木しげる的って ことかも〜〜〜。
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