| 2004年03月16日(火) |
アテネ五輪マラソン女子の選考−申し候− |
今日、アテネ五輪マラソンの日本(女性)代表が決まった。 国民栄誉賞を受けた高橋さんが落選したことで、TVなどで騒がれてる。
過去にスポーツをしていたゴマ感で言えばこうだ。
やむを得ない。 仕方ない。 いや、正しい選択だろうと思う。
代表選手(3人)に選ばれるための 選考会の主な結果は
先ず、03年9月パリ世界選手権2位 野口さん 2時間24分14秒
次に、03年11月東京国際女子2位 高橋さん 2時間27分21秒
そして、今年1月大阪国際女子1位 坂本さん 2時間25分29秒 最後に、今年3月名古屋国際女子1位 土佐さん 2時間23分57秒
高橋さんは、ゴール前に失速して、不本意な成績になった。 この直後、高橋さんが年明けの 大阪国際女子 か 名古屋国際女子 の どちらかに出場 ( リベンジ ) か ? と話題になっている。 彼女のレース内容・タイムは、良くなかったのだろう。
しかし、大阪国際女子には、高橋さんが不参加。 その結果、高橋さんのタイム(東京女子)を抜き、1位になった坂本さん。
坂本さんの心情は、東京国際女子の高橋さんのタイムを上回ること、 1位になることが目標だっただろう。 もちろん、アテネ代表になるために。 そして、坂本さんは、結果を出した。
最後の選考大会の名古屋国際女子にも、高橋さんは不参加。 何故、参加しないんだ ・ ・ ・ 既に代表に選ばれる自信があったのか? それとも走れなかったのか? ゴマとしては、高橋さんに走って欲しかった。 もう一度、選考大会に参加して、明らかに代表に選ばれる結果を残すために。
名古屋国際女子では、高橋さんと坂本さんのタイムを大きく上回り、 1位になった土佐さんがいた。
土佐さんの心情は、高橋さんと坂本さんのタイムを上回ること、 1位になること だっただろう。 アテネ代表に選ばれるために。
坂本さんも土佐さんも、日々の努力続けて、選考大会に挑んでいる。 そして、二人とも結果を残した。
もし、この二人がアテネ代表に選考されなかったら、 努力した者達、結果を残した者に 報われない結果になってしまう。 これらの大会が、選考大会なのです。 高橋さんが落選したことに不満のある人は、 一度、この二人の立場になって考えることも必要だと思う。
ただ、誤解されてはいけないので付け加えるが、 今回の代表選考に問題・不満がないわけでない。 一番の問題・不満は、選考基準の不明確さである。 過去の五輪選考でも何度か問題になっている。
選考者の判断の幅(裁量=権威)を堅持することと 公明正大な選考とを比較して、選考基準を見直す時期にきているだろう。 つまり、今より明確な基準が必要だ。
もし、高橋さんが同じタイムで1位だったら、 過去の成績も加味されて、代表に選ばれていたかも・・・ ただ、選ばれたとしてもタイムが良くないから、異論の人が出るだろう。
今回選考されなかった高橋さん、今後のリベンジを期待します。 日本代表になった土佐さん、野口さん、坂本さん、アテネで頑張って下さい。 この4人全員を応援したい。
ゴマ
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