1st
どうして一番なんだろう?あなたは一番なんだろう?

2004年11月15日(月) 詩なんて薄っぺらくなってしまうね

入試が終わった。あとは発表待ち。

ふっと素直にお前への気持ちを書きたかった。
憎むのではなくて、愛おしいと。
浜風に、漆に荒れたお前の掌を
無意味につるつるとした僕の手と交換してあげたいと
思ったあの夜の気持ちに偽りはなかったよ。
背の低い、お前の頭を乱暴に撫でながら
責任を取らないだろうあの男を憎んでいた
お前は何も悪くないんだ、きっと
みんなはお前にも非があるというけれど
おれはそうは思いたくないんだ
救ってやりたいんだ
お前だけ
妹のようにこの三年間育ててきたつもりです
兄のように慕ってくれましたね
ありがとう
できるならこれからの道
君に風がなびきますように
光がなびきますように
王冠が、あなたのために光りますように
願いながら、おれはお前に冷たく接するのだろうか
最後までお前の憎しみを受け止めながら
お前を憎むふりをし続けられるのだろうか

☆

「光、なびけよう」



きみの荒れた手に
光を握らせてあげたい
今まで僕が見てきたことすべて
光、二つ

手を伸ばしても
空に届かないのは百年前から同じ
でもひとひらの光
風になびけよう

きみの背が青に届くまで
傍にいて上げられたら
踏み外しそうな梯子の世界で
君だけの王冠を

目を閉じた世界でも
破裂する音は聞こえる
いつかきみも幼さをなくしていく

繋いだ掌
きしんだ感触
僕を離れて空へ向かう
きみの荒れた手に、王冠をなびけよう
いま僕の光二つ
見守る風になびけよう



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