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| 2007年02月15日(木) |
アウトドアスポーツというもの |
艦長日誌 西暦2007年2月15日
八甲田山で雪崩によるスキーヤーの死亡事故が起きた。ガイド5名を含む24名の集団のうち、2名死亡、6名重軽傷という悲惨なものだ。当日急速に天候が悪化し、雪崩の危険を避けて樹林帯の多いコースに変更してなお、雪崩に巻き込まれたというから、ガイドにとって見れば予想外の被災だっただろう。
もともと、天候が悪化することは予想され、ツアーそのものを実施したことに疑問を投げかける論調もあるが、それは結果論だろう。しかし事故が起きてしまったからにはガイドはその責任を問われることになる。人を率いてアウトドアスポーツをするというのは難しいものだ。
今回の事故で印象的なのは、ちょうど居合わせたアメリカ人ガイド1名とオーストラリア人7名が、救助活動で活躍したということ。ガイドならもちろんだが、オーストラリア人7名もスキーインストラクターで、救助の知識がしっかりしていて、現場での行動は的確かつすばやかったらしい。いざというとき、どのように行動し被害を最小限に抑えるか、これはアウトドアスポーツをする上では重要な技術である。
今週末、サークルの仲間を率いて登山の予定。天候が悪そうなので、無理をせず、終わって楽しかったとみんなで笑えるように慎重な行動をしたい。
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