オモフトコロアリ。 | past / will | |
2005年07月11日(月) | 雨と晴れの狭間で。 | |
私は雨の日は嫌いではない。 洗濯物が乾かないとか、濡れると気持ち悪いとか、 髪の毛が落ち着かないとか、 そういう部分を除けばどちらかと言うと好きなくらいである。 雨の日の濡れた地面の香りが好きだ。 雨に解けた香りには、微妙な季節感がある。 花の季節には花の香が、夏には夏の鮮烈さが、冬には冬の厳酷さが。 暑い日が続いた後の雨は、アスファルトの地面さえ生き返らせる気がする。 雨上がりの空は空中の塵が洗い流されて、一際澄んで見える。 リズミカルな雨音も、また耳に楽しい。 そんな雨の季節ももうすぐ終わる。 暑熱の日々が目の前に来ているのが手に取るように解る。 残り少ない雨の月を楽しむことにしよう。 気に入りのかさと一緒に。 |
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2005年07月07日(木) | スズメの仔、そこ退けそこ退け私が通る。 | |
我が家のボイラー室にスズメの夫婦が巣を作っている。 同じ階段の中で我が家のボイラーだけ手が届きにくい所にあるため、 スズメの夫婦に目を付けられたらしい。 雛がかえってからは連日ビヨビヨと賑やかな毎日である。 私はもともと鳥好きだから、賑やかだとは思ってもうるさいとは思わない。 夫も苦笑いをしつつも、巣を捨ててしまえのようなことは言わない。 ほんの短い期間の辛抱なのだし。 自宅近辺に鳥の巣が出来ると、 うるさいとか不衛生だとかで取り除けてしまう人が結構いるらしい。 私の実家は公団住宅で、子供の頃は階段毎に燕が巣をかけていた。 フンの落ちるあたりには新聞を敷いて、 ブツブツ言いながらも遠来の旅人を見守っていたものである。 それが年々汚いからと巣を壊してしまう人が増え、 それに比例してやって来る燕の数が減っていった。 あの団地に巣をかけていた燕たちは何処に引っ越していったのだろう。 悲しい思いで観ていたのを覚えている。 鳥達の成長は早い。雛が孵ってからはホンの数週間で巣立ちを迎える。 なんでそれしきのことを待ってやれないのだろう。 我が家に間借りしている仔スズメ達は、最近羽ばたき練習を始めたようだ。 巣材や羽が階段に散らばるようになったので、それと判る。 こうなったら巣立ちも目の前である。 汚れた手すりは巣立ったらまとめて掃除することにしよう。 格子の影からこっそり外を覗いている黄色いクチバシを観ながら、 そんなことを思った。 |
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2005年07月06日(水) | お久しぶりです。 | |
実に久しぶりにこちらに戻ってまいりました。 新しい仕事を始めて思った以上に負担が増え、 心身ともに日記を書くような余裕をなくしていたようです。 まぁ、ちょっとしたことなら別に書く場所があったせいもあります。 現在話題のSNSサイト、mixiの方に別の酒の名前で日記を書いてます。 興味のある方は探してみてください。 それともう一つ。 ココに日記を引っ越してきた経緯が、 自分の意に沿ったものでないのが大きかったようです。 今すんでいる家が気に入らないのも同じ理由ですし。 どうも私は急に意に沿わぬ何かをせざるを得なくなると、 そのままいつまでも引きずる傾向があるようです。 だからこの場所に「日記」として愛着をもてないのです。 と、言うことで、ここで日記の体裁を取るのはやめようと思っています。 日々あったことを綴るのではなく、 ココではもっと自分の好きに書き散らかしてみようかと。 ようやくそういう気になりました。 日本語について、マナーについて、映画について。 日々思うことを綴ってみようと思います。 思ったことを思うままにとつけたタイトルであったのに、 「日記」と言う言葉の持つ体裁に縛られていたようです。 散発になるとは思いますが、今後ともよろしく。 |
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