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■ いろんな客
2週間おきくらいに、ワンズのフード(それぞれ3Kg袋)を買いに 駅の向こうのペットショップまで行っている。 行くとオーナーと話し込んで、2時間3時間はザラ。 (4/10「真面目なお店」参照のこと)
ハナシをしている間にも、いろいろなお客さんが入ってくる。 フードを買いに来る人。 トリミングをお願いする人。 一番多いのはひやかし(と言っていいのかな)。 他のお店を見てきたあとで寄ってみたとか。 通りがかりに子供にせがまれて入ってみたとか。
今日も中学校くらいの男の子と母親とで入ってきて、 ショーケース(イヤな表現だ・・・)の中を見ては、 二人でなにやら話している。 途中で、母親がオーナーに 「ハスキーはいなんですか?」と聞いてきた。 「ハスキーは今、ペットショップに出てくることはないと思いますよ」 とオーナーは答えながら、私の方をむいて「そうだよね」 という顔をしている。 ハスキー&コーギーという多頭飼いをしている人が知りあいにいる私。 私からもその母親に、今のハスキーの状況を説明してあげた。 オーナーと一緒にその母親からいろいろ聞いてみると、 一緒にきた息子がハスキーじゃなきゃイヤなんだそうだ。 でも、母親は躊躇している。 大きさ・力の強さ・換毛・運動量などなど、オーナーと二人で 説明すればするほど、母親はイヤそうな顔になっていく。 あげくの果てに「ハスキーって馬鹿なんでしょう?」 ・・・・・・・ オーナーと二人で顔を見合わせてしまった。 「いやぁ、どんな犬でも何もしなければ何もできませんよ。 ただ、しつけしやすい犬種ってのはいますけどね」 とオーナー。
今度は息子の方にオーナーがいろいろ聞き始めた。 オ「なんでハスキーがいいの?」 息「かっこいいから」 オ「何をしたいの?どういうふうにしたいの?」 息「家来にしたい。連れて歩いてかっこいい。」 オ「これくらいの大きさになるんだけど。 ちゃんと運動させられないと大変なんだよ。 ちゃんとしつけできないと、もっと大変なことになるよ。 君がそれをちゃんとできる?」 息「・・・・・・ でも人間には道具があるから」
この時点で、オーナーもあきれていたようだった。 (私も切れかかった) それでもお客さん。 オーナーは犬種図鑑を持ってきて親子に、 「いろいろな犬を見て家族みんながこれならいいなと思えるのを、 3種類か4種類くらい候補に挙げてみた方がいいですよ」 と言っていた。 結局話しをしただけで1時間半近く。
親子連れが帰ったあとで、オーナーはタメイキをつきながら、 「あぁいう客が一番疲れる。 どんな犬種に決まって、それがうちにいる子でも、 できればあぁいう家族には売りたくないなぁ・・・」 と言っていた。 同感。
2000年05月29日(月)
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