自分の内面については、以前から興味があり
大学で心理学を勉強しようと考えていました。
しかし、残念ながら受験に失敗したため
心理学を大学で学ぶというコトは
一旦諦めるコトになりました。

それから、10年以上経って
改めて、勉強しようという気持ちになりました。
それは、自分自身が話を聞いてほしかったからだと思います。

子どもを望んで、1年近く経っても授からなかった時の気持ち
病院で、不妊の原因になりうる病名を告げられ
冷たく手術するよう言われた時の気持ち
手術に踏み切るか悩んでいた時の気持ち
手術したのに、妊娠出来るか微妙になった時の気持ち
不妊治療で、どんどんステップアップしていく時の気持ち
周りの友だちが次々に妊娠していき、置いていかれるような気持ち
やっと妊娠しても、手放しで喜べない不安な気持ち

それを周りの人に話しても
十分に理解してくれる人はいなかったし
「妊娠は、みんな大変だよ」とか言われるばかりで
段々と、言っても無駄だと
自分から心を閉ざしてしまうようになりました。

不妊に悩む気持ちや
不妊を経験したからこそ
妊娠しても無事生まれるまで消えない不安を抱えている人は
私以外にも沢山いると思います。

無事出産したものの
私自身、不妊の時期から出産までの心の闇から
完全に解き放たれたとは言えないかもしれません。
でも、ココロの勉強をして自分自身について知ることで
私と同じような経験をした人たちの話を
少しでも聞いてあげられるようになれればいいなと思います。

あの頃私は。。。
2006年04月30日(日)　マツケン