2005年04月22日(金) |
るかちゃん映画鑑賞会「コーラス」 |
コンクラーベが終わり、新法王選出を意味する白い煙が 会議が開かれているシスティーナ礼拝堂の煙突から上がり 選出を確認する大聖堂の鐘が鳴らされる模様をテレビで見た。
晩ゴハンを食べていたルッカだったが なぜだか感極まり、泣きながら走り出したい気持ちになった。 ふとテレビを見ると、イタリア人が泣きながら町中を 無意味に走っているではないか。
おー。 野生に湧き出る感情ってのは万国共通なのか。
というわけで野生に湧き出る感情が出まくりな映画「コーラス」。 ピエール・モランジュ役のジャン・バティスト・モニエ君は その歌声にもびっくりだが、もっとびっくりなのは 顔のパーツが異常に顔の中心部に集まっていることだ。 この映画で彼は一躍注目されるようになったようだが わたしの心をつかんで離さなかったのは最年少の団員役のペピノ。 その愛らしい姿やあどけない演技に わたしは誘拐犯になってしまいそうな気持ちを抑えるのがやっとだ。
ピエール・モランジュの成長した姿をジャック・ペランが演じているのだが ペピノはベランに似てるのでペピノの成長したところを ジャック・ペランがやればええやんかっと思い、家に帰り資料をみてびっくり。
ペピノ役の子ってジャック・ペランの息子やん・・・。 そっくりで当然・・・。 オーラがあって当然・・・。 てかおっさん子供小さすぎやで(;´∀`)・・・。
そのほか『バティニョールおじさん』のジェラール・ジュニョ、 『無伴奏「シャコンヌ」』、『さよなら子供たち』のフランソワ・ベルレアン、 『ぼくのバラ色の人生』、『パリのレストラン』『恋愛小説ができるまで』、『主婦マリーがしたこと』のマリー・ビュネル(この人、わたしの好みの映画によくでる)等の豪華キャストで わたしは好きな作品の1つだ。
しかし、どうしても納得いかないのはこの映画の宣伝文句だ。 多分配給会社がダッチャイのだろうと思うが 「涙がこぼれそうなとき歌があった」だの 「ママに会いたい・・・。たった一つの願いを歌に込めた子供たちがフランス中のハートをつかみました」だの 陳腐な言葉の羅列に辟易する。 せっかく良い映画なのにもったいないなぁ。
■この映画をおすすめする方々■ 「ぼくのバラ色の人生」「クリクリのいた夏」「マルセル・パニョル・シリーズ(マルセルのお城と、マルセルの夏と、あとひとつなんだっけ?)」等が好きな方。
どうしたら「April Fool」という映画の邦題が こんなタイトルになるのか教えて欲しいものだ。
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