気づくと 月夜に駆け出していた
すっかり弱り果てた身体 鞭打って
「ひとめだけでも 見せて」
門を叩く手 汚く
まんまるな 月
よく似た あのひと を見た
ああ もう だめなのか
「月夜の晩 悲悲悲 と ヨワムシ鳴く」
“一日一日を ただ淋しさを ” 何かでまぎらわして生きている。 これより大いなる 堕落なし。
女は 清くなくてはいけない。
僕がどんなに汚れていても、だ。
女など いらない。
ただ 僕は
僕というものを 惹きたてる
美しい声と やわらかな乳房と
無知な笑顔が在ればいい。
女を愛してなどいなかった。
僕は 僕自身の才能以外
愛せないようだから。 <I様>
今朝も独り 声を上げて 泣きました。 会いにいらしてください。どうにかなりそうなのです。
|