降る氷
息を吸い込めば
肺いっぱいに膨らむ
朧月
涙を零せば
君いっぱいに苛む
僕のカタチに
君のカタチに
重ねて
委ねて
2006年11月21日(火) |
xxxxx canaria xxxxx |
呼吸する位 自然に
君を想う位 自然に
震えて
震えて
身体の影にある この歌を引き上げて
大事に
大事に
耳を撫でる 感触 君に触れる 感覚
靡いて
靡いて
心底に落ちている この歌を引き上げて
大事に
大事に
たとえ 届かなくても
たとえ 響かなくても
僕が生きた旋律を
君の側に居た証を
たとえ 届かなくても
たとえ 響かなくても
あいして
あいして?
気付くと闇夜を蹴っていて・・・。
コンビニで手に入るヌクモリは
喉をうまく通らない
かなしいうたばかり
聴いて
歩いて
頬の冷たさに驚く。
何故 悲しいの
何故 苦しいの
何故、この足は
僕を支えないの
ゆらゆら
蛇行していく
もう キミは 僕の腕をひかないから
ゆらゆら、漂って。
海に会いに行くんだ
こんな夜だから
こんな僕だから。
もう 光は 僕に優しくしないから
もっと上手に
もっと強く
ひとりで
歩かなくちゃ。
潮の匂い
僕のブーツを握る砂
波の音
悴む指先
息をかける。
あたたかくて
キミみたいで。
何故 泣いたの
何故 目を伏せて
何故 この手は
キミに触れないの
こんな夜をキミは知らないで
こんな僕をキミは知らないでいて。
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