荒れ乱れ、さんざ散らせば、残るは芯か。
何かを感じてはいるが、言葉にならず形にならず。おぼろに漂う。掴むための手はある。だから大丈夫。
自然を前に、時間を前に、人間は小さいが、その小さいもの同士のつながりが、その小さいもののすべてを占めている。皆、人の間に生きているからな。