『たけぐせの随・弐』
一覧|これより前|これより先
今年の〆で何か書こうかと思ったら、 現在2006年1月1日、0時8分。
まぁ、今年のつもりで書きましょう。 年明けの実感もないし(笑
今年は一言でいうなら「周辺崩壊」の年でした。 今日のこの日も最後にダメ押しで失い。
ここまでくれば、2006年は自ずと 再構築の道しかないわけで。
『作品』というものに さらに傾倒してみようかと思っております。 良い意味で裏切れたらいいいかな。
正直キツい年になるのが目に見えているので、 しっかりと歩こうと思います。
みなさまにとって良い年になりますよう・・・
これだけ歩いてこようとも、
わたしの背(せな)は語らぬか。
2005年12月18日(日) |
「気持ちの良い、ある一日」 |
12月17日。
11:00より、東京オペラシティギャラリーへ。 個展中に友人に薦められた「シュテファン・バルケンホール」を見に。
「シュテファン・バルケンホール」。 感銘を受けました。特に立体。 普段よりいろんな作品に対し感動の薄い(?)わたしにとって、 こんな言葉が出ると言うことは、かなりのもので。 くだらん言葉を並べあげるより、イイモノだ、と感じました。
個展が終わり、自分の作品に対して様々なことを考えていたこの時期に、 まさに必要な時に必要なものを見た感じでした。 「あぁ・・これは・・・」なんて、つぶやきつつ。
靄を晴らす重要な視点をひとつ得て、ギャラリーを後に。
オペラシティの近くのカフェで知人が展示をしているので、そこへ。 13:00からだったので、初台を散策。
カフェにてカプチーノを頂き、まったり読書。
原宿に用事があったので、ぼちぼち席を立ち、 新宿まで歩こうとてくてくと。
途中代々木公園の表示を見付け、ふらっと曲がってみる。 横断歩道を渡る時、ずっ〜とこちらを見ていた、女性が抱えた犬っころ。 休日の世間に働く作業員の、モスグリーンのかっこいい作業着。 胸下くらいから鏡張りのビル。 代々木公園の公園らしからぬ門。 いろんなもんを眺めつつ、なにやら歩くのが楽しくなってた。
代々木公園到着。 小道の脇に茂る木々。 強風に舞い落ちる大量の落ち葉。 おもむろに手をあげ掴む仕種をすると、 その一葉が手のひらに・・・ 映画のようなワンシーン(笑)を体験。
明治神宮に入る。 大量のすのこ状の木製パネルを積んだ4tトラック。 かたわらでは、慣れた手付きで次々にU字溝に蓋をしていくおっちゃん等。 みんな何しに来るのかな、ってな人波。 ざっくざっくと砂利道を蹴りあげ。
原宿到着。 さくっと用事をすませ、OPAギャラリーへ向かう。 こちらでも熟練のイラストレーターさんの技?を堪能。 もうお腹いっぱい。
表参道駅のEchikaの人込みにうんざりしつつ、 長々と歩いた足の、気持ちの良い疲れを感じる。
清々しいというと少し語弊があるが、 こんなに気持ちの良い日を過ごせたのはいつ以来か・・・。 時間を気にしない時間。
こんな一日を大切にしたい。
奮起。
TAKE展『いちどすわってみる』が終わって数日。 今わたしの裡にあるのはこの言葉。
今回の個展は明らかに知り合い色が濃く、 来る人いないのに個展開いちゃったよ、みたいな面持ちで。
しかし先程、名前を書いてくれたノートをめくり、 見終わった後ノートを閉じ、思わず一礼。
古き友人から最近の知人、 兄が来て、両親が来て・・・。
『いちどすわってみる』 今まで以上に自分に向けたタイトルを冠し、 その名の通りの流れになったようだ。
受けとめる意志(ちから)を。 さまたげない思考(ちから)を。 いまいちど刻む決意(ちから)を。 <語り小冊子34「いちどすわってみる」より「その力(かけら)2」>
決意のため、いちどすわってみる。
今個展の一番目に飾った作品タイトルは「次に繰る所作」。 わたしのその答えは『奮起』だったようです。
拾った、飛んだ。
ゆくゆく、 根を張ることを知れ。
傾倒はゆとりを失い、
ゆとりを求め過ぎれば、
隙(ひま)が生じる。
節度をもってして生く。
2005年12月09日(金) |
「例えば、一徹のように」 |
要は、根底からひっくり返す力を持てばいいのだろう。
2005年12月08日(木) |
『敢えて飛翔(とべ)ず』 |
人は飛翔(とべ)るものではないのだ。
見えない翼を持っていても、
人は飛翔(とべ)るものではないのだ。
一生、羽撃(はばた)き続けるしかない。
その矛盾めいた創りが希望なのだ。
そして、それが人なのだ。
2005年12月07日(水) |
TAKE展『いちどすわってみる』最終日&「憂いよ、届け」 |
2005年。 TAKE展『いちどすわってみる』終了しました。
御来場の皆様、ありがとでした! この六日間で学んだコトをすべて糧とし、 さらなる一歩を踏み出したいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「憂いよ、届け」
道は拓かねばならない。
なんでもっと強くなれないのだろう。 なんでもっとウマくできないのだろう。 強いものが弱いものを救うなんて図式は危うい。
10代の子娘への憂いを切々と語ろうと、 その言葉はどこまで届くのか。 内なる涙に気付くのか。
頽廃に陶酔する身には隙(ひま)がありすぎるのだ。 目先の誤魔化しに道を曇らせてはいけない。 それよりも、 目先の事物を片し道は拓かねばならない。
1人で生きているのではないのだ。
未知の涙を想い、頼るべきは頼れ。 未知の涙を想い、耐えるべきは耐えろ。 未知の涙を想い、芯を持て。 未知の涙を想い、痛みを知れ。
あぁ、憂いよ、届け。
2005年12月06日(火) |
TAKE展『いちどすわってみる』五日目 |
寒い。
五日目。
なんども坐ってみてみる。
次に繰る所作は朧げに視えてくる。
人は飛べるものではないのだ。
2005年12月05日(月) |
TAKE展『いちどすわってみる』四日目 |
なんとか天気も持ちこたえ、 後半戦に突入です。
いつもはあっという間に過ぎ去る時間も 今回は何故かゆっくり進んでるように感じられます。
なぜでしょうか。 それはわかりません。
今日は作品を写真に納めていたのですが、 ファインダー越しに立体しんぱを覗いていると、 何だか、逆にヤツがカメラを覗き込んでくるように感じられます。
カメラを置き、ヤツの前に立ち、 1対1で対峙してみると、 こちらに何かを問いかけている気になります。
残り後2日。 ぜひとも立体しんぱの前に立ち、 数分でも数十分でも、ヤツと対峙してみてください。
2005年12月04日(日) |
TAKE展『いちどすわってみる』三日目 |
降りましたね、雨。 そして寒かったぁ。
そんな中、来てくれた方、ありがとです。
作品に囲まれた中での会話は 普段とは少しテンションも違うようです。
その時の気持ちを日常に戻っても保てるよう しっかりと刻みたいと思いました。
みな悶々とし、みな歩いている。
さて、明日も歩こうか。
2005年12月03日(土) |
TAKE展『いちどすわってみる』二日目 |
表参道に降り立てば、雨。
しばらくで止みましたが、 いやいや寒い一日でした。
やはり個展とは学ぶことが多いです。
一日に数歩も歩けて行けるような。 道がいくつも拓けていくような。
絵を発表するコトの裏側にあるモノは 有り余る程に。
さて、明日も学んでみようか。
2005年12月02日(金) |
TAKE展『いちどすわってみる』初日 |
本日は晴天なり。 いよいよ初日を迎えました。
いきなり総体的に感想を言うと、 いきなり濃い一日になりました(笑
振り返ってみても、 すべてが思い起こせなくなってる只今。 今年の作品への思いと みんなの様々な意見が整理しきれてない。
明日、反芻してみよう。
パーティーは結果オーライの盛況♪ 空白の30分には凹んだよ、まじで。 ってか、開始時間に雨降ってくるし(笑
またまた雨男確定ですか?
助手席のアイツはグルグル巻のすまき状態さ。
というわけで、 今日はTAKE展『いちどすわってみる』の展示日でした。
アイツ(しんぱ)は助手席でおとなしくしていました。 今頃ギャラリーの展示台の上で 皆さんが来るのを待っているはずです。 トゥルトゥルさせながら待っているはずです。
今回もとても素晴らしい展示ができました♪ 初日は18:00から20:00までオープニングパーティーもありますで、 皆様お誘い合わせの上、寄ってみてみ。
一見の価値あり!
さてさて、いよいよ始まります・・・
|