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■ 8月9日が鋼の日ですね
NHK−BSアニメ夜話、第三夜にアニ鋼が取り上げられるそうです。TVシリーズと、劇場版も含むのかな、多分。 嬉しい反面、のめってる作品が公の番組で語られるのはとっても恥ずかしいとゆー、難儀な性格の管理人です。強いて言うなら、あたしの兄さんが公衆の面前でパンツ一丁……みたいな(^_^;) 個人的に原作よりアニメのが比重が重いのよね。 ゲストはどなたなんでしょう、お手柔らかに頼みます。
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杉山正樹『寺山修司・遊戯の人』(河出文庫)を買いました。最初に例の「のぞき魔事件」について書かれてあります。
年長のお友だち(苦笑)は覚えていらっしゃるかもですが、寺山は1980年8月1日、渋谷区内のアパート周辺をうろついていたかどで警察に捕まり、罰金刑に処されました。歌人としてスタートし、劇団・天井桟敷を主催し、映画を撮り、文筆家としても活躍する時代の寵児が、こともあろうにのぞきで逮捕と、マスコミでもかなりセンセーショナルに取り上げられました。 これ以降、寺山の影響力は著しく失速し、持病の悪化で1983年5月に亡くなります。享年47歳の若さでした。
あたしは、アーティストとは作品だけで評価されるべきであり、本人の性格や行状によって弾劾するのはナンセンスと考えていますので、寺山事件についてもその後はあまり興味をもちませんでした。 しかしながら、文庫のあとがきに「作品だけを切り離して論ずるには、私生活的要素があまりに強すぎる」という一文に惹かれ、今回初めて(身内の回想以外の)評伝を読んでみる気になりました。
母親との確執、10代での難病発症、八面六臂の活躍で常に世間を煙にまくトリックスター、早すぎる死。その合い間を、人間・寺山はどう生きたのか。 江藤淳の自殺もからめて論じられる章もあり、感慨深い夏の一冊になりそうです。
2006年07月30日(日)
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