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2003年06月30日(月) |
Do you have something? |
自分は空っぽなんじゃないかと恐れることがある。 理論ばかりが先行して、実践が追いついていないのではと。 そう感じるときがある。
そう悩むことは以前からあって、 少しずつ改善してきたつもりだが、 果たして今でもどうなのだろう。
まあでも結局のところ、悩む前に実践をするしかない。 永遠に立ち止まりたくはないから。
2003年06月27日(金) |
終わりなんかじゃない! |
終わったのだ、もう。 そう思う事柄が今までにいくつあっただろうか。 どれだけの人を僕は通り過ぎてきたのだろうか。 終わりの理由を探さないでいられる対象があるだろうか。
叫ぶだけでは何も変わらないが、叫ぶことで確認できることならある。
最近(もしかしたら以前からも)、 テンションが高くなったり低くなったり。 躁鬱とまではいかないが、差が激しい。 この差は何に起因するのだろう。 たとえ原因はわからなくとも、テンションを調整する術だけでも知りたいものだ。 逆に、原因がわかっても、調整する術がなければどうしようもない。 一般的には、原因がわかることが、その打開方法を知る道へつながりやすいけど。
雛鳥は上手く飛べない。 そのまま飛ぼうとしなければ地面に落ちて傷つくことはない。 しかし飛ぼうとしなければ外の世界を見ることもない。
鳥は最初から飛べたわけじゃない。 だが少なくとも雛鳥は卵の殻をすでに破ったのだ。
『たとえば、会社の待遇に文句のある人がいたとしよう。どうして、その人は会社を辞めないのか、といえば、辞めて面倒なことになるよりは、今の待遇でも我慢している方が楽だ、と考えているわけで、つまり、自分が望んだ道を選択していることになる。ポルシェが欲しいけれどお金がない、と不満を言う人がいるが、現在の生活を犠牲にしてまでポルシェは欲しくない、というだけの話であって、やはり、自分の望みどおりになっている。このように、人間は必ず、自分が最適だと選んだ道を選ぶ(既に選んでいる)のだ。ときどき、今の損が将来の利になる、ということが読めないだけの差である』(森博嗣『臨機応答・変問自在』)
その差を埋めることが反省するということだ。 もう間違わないということだ。 何が正しいか正しくないかなどわからないが、 何が楽しくて楽しくないかなら実感できる。 自分にとって自然な方へ進めば、きっといつか……そこで。
一つの大きな仕事が終わった。 成功に終わり、胸を撫で下ろす。 とても楽しかったし、充実感がある。 でも明日からはまた別の充実感に向かって進むのだ。 止まってなどいられないから。
加速、加速、加速。 そしてスピードの頂点へいつか俺はたどり着けるだろうか。
2003年06月19日(木) |
君がそういう君だから |
君がそういう君だから僕は君の話を聞いていたいと思い、実際に聞いている。 君がそういう君だから僕は僕の話を聞いてほしいと思い、実際に話している。
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自分が楽しめるような人生を生きたい。 それは当たり前の、ごく自然な希望だと思うのだけど。 でも、それを実現するのが難しい。 もし世界の原理がどこかで狂っているのだとしたら、 それは当たり前の希望の実現が難しいということに象徴されている。
『まじめ、というわけではなくて、ジュンは普通を目指している。普通に生きていくのは簡単ではない。親も教師も国も奴隷みたいな退屈な生き方は教えてくれるが、普通の生き方というのがどういうものかは教えてくれないからだ』(村上龍『イン ザ・ミソスープ』)
2003年06月17日(火) |
持たざる者として生まれ堕ちる。 |
「私にはやりたいことや希望がない。(あなたが)うらやましい」
そんなことを、寂しそうに言われた。 俺が自分の希望を語るとき、 相手を傷つけていることがあるのかもしれない。
でも、俺だって、何もなかったんだ、最初は。 最初から持っていた人間なんていない。 掴んだあとも、いつなくすかわからない。 だから何回も掴むんだ。 掴んできたんだ。 終わりになど手を伸ばさないでほしい。
悩んでいたことに結論を出したら、少し気分が軽くなった。 その結論に付随する気が重い事柄が待ち受けてはいるのだけど、 それでもこの結論でいいと思う。
その結論を快く受け容れてくれた友人に感謝する。 ありがとう。
相談に乗ってくれた君に感謝する。 ありがとう。
……ありがとう。
(さ〜て、本腰を入れて院試勉強しますかあ)
ダメだと思ったら、そこから飛び出すべきだろう。 たとえそれで出遅れることになっても、 手遅れになるよりは遥かに良い。 結論は出ているじゃないか。
『君達が自己に忠実に話す時、そこに過去や未来は関わりがなく、真実が永遠に光り輝く』 (リチャード・バック(村上龍[訳])『イリュージョン』)
2003年06月12日(木) |
そんなもの、ただの自分じゃないか。 |
完全な醜さで自分を越えて行けるなら 何度でも泥を纏おう (鬼束ちひろ『Castle・imitation』)
自分が嫌になるときがある。 でもそんな自分を認めてやっていくしかないのだ。 急には変わらない、変えられない。
自分が歩きたい道を歩いていく。 でもだからといって別の道を捨てたかったわけじゃない。 どれもこれも手に入れることはできないとわかっているけど、 どれもこれも手に入れたいんだよ。
自分が歩ける道がいつか一つもなくなってしまうんじゃないかと恐れる。 人生の袋小路。それはつまり、終わりだ。 でも終わりから始められることだってきっとあるんだ。 そういう思いを「希望」と呼ぶ。 希望。希望。希望。 生きていく上での常備薬。
2003年06月06日(金) |
消費されつづける時間 |
色々なことが積み重なってどんどん時間が消費されている。 そのうちのほとんどは有意義なものだと思うが、 それとは別に自分のための時間というものが必要で、 それをそろそろ確保していかなくてはならない。
(蛍の光は静かだった)
結局どこに行っても何かしらがんばらないといけないわけなんだけど、 どこに行くかでがんばれるかどうかも変わってくるんだ。 それが環境ということ。 ただ、どういう環境を選ぶのが自分にとってベストなのかを判断することは非常に難しい。 もちろん、自分がいる環境に自分を適用させようとすることは必要だが、適用限界というものがある。
さて、俺は、どのような環境を選ぶのだろうか。それが問題だ。 ただし、いったん選択した限りは、その中で後悔のないように生きたい。 選択しなかった方を振り返り、悔やむだけですごしても仕方がないからだ。 そういう生き方では、何を選択しても他を羨むだけだろう。
『でもね、よく考えてみろよ。条件はみんな同じなんだ。故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。もちろん運の強いのもいりゃ運の悪いのもいる。タフなのもいりゃ弱いのもいる、金持ちもいりゃ貧乏人もいる。だけどね、人並み外れた強さを持ったやつなんて誰もいないんだ。みんな同じさ。何かを持ってるやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、何も持ってないやつは永遠に何も持てないんじゃないかと心配してる。みんな同じさ。だから早くそれに気づいた人間がほんの少しでも強くなろうって努力するべきなんだ。振りをするだけでもいい。そうだろ? 強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ』 (村上春樹『風の歌を聴け』)
君が一つ前に進めたようで良かった。
『見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ』 (BUMP OF CHICKEN『天体観測』)
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