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2005年10月27日(木) |
無限の可能性と唯一つの現実 |
僕が逃げ出した現実というのは、実際に存在するものなのだ。 逆にその現実を乗り越えた者がいれば、少し眩しくも見える。
逃げ出した先にはないものだから。
業績が良い企業というのは、 学生の就職活動においても人気が高い。 自然と注目が集まるし、 意識しなくても情報が入ってくるのだから当然だ。
しかしながら新入社員は通常、 企業の末端でしかなく、 その企業の中にいながら遠い存在でしかない。 別に自分がいなくても業績は良いのだし、 また悪い場合も自分のせいではない。 そのときの業績は、これまでにいた社員が出した結果だ。
自分が選ぶ会社の業績というのは、 自分が入社するときに良いに越したことはないが、 しかし本当に重要なのは、 自分が会社の中で「上」に行ったときの業績だと思う。 そしてその「上」の立場での自分の仕事が、 会社に対してどのような結果を与えるかが重要だ。
就職活動中は企業を外から見るが、 働くときは会社の内にいる。 自分が一番活躍できる場所を見つけるというのが 一つの答えではないかと思う。
2005年10月06日(木) |
ブルー・オーシャン戦略 |
「ブルー・オーシャン戦略」という本がある。 血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場 <レッド・オーシャン>を抜け出し、 競争自体を無意味なものにする未開拓の市場 <ブルー・オーシャン>を創造することこそが、 熾烈な競争環境を生きる企業が繁栄しつづけるための 唯一の方法であるとこの本は説いている。
いまレッド・オーシャンと化している製品やサービスも、 かつてはブルー・オーシャンであったものが多いはずだ。 切り拓かれたブルー・オーシャンは 追従者の参入によりいずれレッド・オーシャンとなり、 そのときに生き残れる企業は極僅かだ。 たとえば最近よく聞く「デジタル家電」は典型的なレッド・オーシャンだろう。
絶え間のないブルー・オーシャンの創出というのは、 一般的にはそうそう何度も達成できることではない。 ソニーはかつてウォークマンというブルー・オーシャンを生み出したが、 近年のブルー・オーシャンであるiPodを生み出したのはアップルだった。
激しい競争の時代、企業の浮沈というのは必ず存在する。 その中で伸び続ける企業というのは、 レッド・オーシャンで常に勝ち続ける企業か、 ブルー・オーシャンを連続的に創出し続ける企業、 そのどちらかになるのかもしれない。
赤い海と青い海、 それぞれに対してどのような企業の どのような製品やサービスが頭に浮かびますか?
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