君は 学ぶものなぞ 何にも無い
君は 学ぶ事なぞ 無いのだから
君は 君を 失わずに
君は 君の 為に
全てを脱がされてしまい 全てを剥ぎ取られてしまい
あぁ〜恥ずかしや あぁ〜恥ずかしや
この世も 終わりぞぉ この世も 終わりぞぉ
自然は無くなり 緑は枯れて 海は汚れて 空気も濁り
全ては裸にされていく
まだ 裸では ないのですか・・・?
私は 貴方のみに 支配されたし
私は 貴方のお傍に 居させて頂き
この身を もってして 貴方に使える
従う事は 貴方のみ 身動き一つ 貴方に望まれたし
私の心は 貴方の虜 貴方に 捧げた私の身 心
私は貴方に 使えます この身の 最期まで 最期をもってしても
私の想いは 貴方の物です
映し出されていく あぁ〜自分の醜さ
映し出されていく あぁ〜己への情念
凍えるココロ
溢れるナミダ
己はここで 息をするのみ
唯、 静かに汚されていく。
お前は、 何もかも 手に入れたがる
お前は、 何もかも 手に入れる
僕は、 天を仰ぐ
僕は、 天を仰ぐ
己も同じ ”欲”の塊
己も同じ 行く末の身。
そう、 今も
何かを ”欲する”
青い空 浮かぶ 雲
新鮮な 空気
僕は、嘘吐き
一対一 の 関係
僕は、愚か者
青い時計
時間を止めて欲しい・・・
美しくもなく 豊かでもなく
唯、静かに
そう、 誰も知らない
街角で
ゆうやりと 咲きたい。
苦しいだけ 自分のしている事は
ただ 息苦しい ただ 息苦しい
悲痛な 叫び
頭を 掻き毟る
苦しいだけ 自分が”ある”事が
苦しいだけ 自分の今が・・・
涙が溢れる・・・
また、 一日が過ぎていく・・・
劣等感に溢れる ハート
自虐的に走る 腕
流れる血
もたらすものは 何一つとて 無い。
この心
唯、孤独。
ぎょい
何事も無い 全てでは無い
何も無い 私には何も無い
カタチでは無い カタチさえ無い
著しく乏しい 感情
わからない 自分の感情
著しく乏しい 愛
風が吹くと 小さく揺れて
風が止むと 静かに眠る
車は廻り 車は止まる
風は吹き やがて 風は止む
風車の動き
小さな仕草。
静かな夜。
満月が一つ 空に浮かんでいて
表の顔は笑っているけど 裏の顔は泣いている
表の顔は穏やかだけど 裏の顔は荒れている
静かな夜。
真っ黒な空に 満月が一つ 浮いている・・・
にわかに崩れ落ちていく そう 柔らかく 堕とされていく
にわかに堕とされていく そう 誰も助けの手を差し伸ばさない
誰もいない 誰も来れない そう 崩れる 見出せぬまま
にわかに堕とされゆく そう 溶けるように 崩れゆく
にわかに 崩れていく ひと。
「崩れいく人間」
|