But, I maybe go on this way. |
ごめんね 約束は守れなかったよ。 最近は君を傷つけてばかりで その度に君は泣き叫んで
君を傷つけても謝れない僕を 君を傷つけても生きていこうとする僕を どうか許してほしいんだ。
さよなら。 さよなら。 小さな声で呟くよ。 あの時一緒に終わってしまえなくて、ごめんね
さよなら、
丁度七年前の日 橋の欄干を跨いだって飛び降りれなかった 午前五時過ぎの明け方
雪の無い師走の夜に 同じように橋の欄干を跨いだって やっぱり飛び降りれなかった 昨日の午後十時半。
多分もうあの子供と死ぬことはできないのだと思う。 泣き叫ぶあの子供を置き去りにしてまでも 先に進もうと あのひとたちに歩み寄ろうかと そう、思うようになった。
子供はそれを嘆いて叫ぶ。 お前はあいつ等に似てきたんだと叫ぶ。 それでも、尚
執行猶予の延長を望む。
息を吸う度に硝子の欠片が肺を傷つける そんな凍った夜の月を見上げて 誰ともなくそんなことを望んだ。
自分のことはまだ愛せないし 記憶の波に飲まれて沈むこともあるけど でも、もうきっと あのひとたちを、憎めない。
ここまで来るのに七年、 あと七年経ったなら またちゃんと笑えるのだろうか。 またちゃんと接せるのだろうか。 ちゃんと、マトモになるのだろうか。
例え四時間泣き続けても それでも歩き出すのは 歩を止めることの方が恐ろしいから
七年前との差異に 子供はきっと泣くのだろう それでも、 私は
歩き続けるの、だろう。
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2007年12月12日(水)
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