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Deckard's Movie Diary index|past|will
気になってはいたのですが、人形アニメがあんまり好きではないので気後れしていたロシア映画『チェブラーシカ』。確かに可愛いです。ギズモの原型?と言われても可笑しくないです。でも、それだけ!それ以外の何ものでもナイです。( ´―`)フゥー...
『ロミオ・マスト・ダイ』ではスターのオーラをあんまり感じなかったジェット・リーの『キス・オブ・ザ・ドラゴン』。これは言わずと知れたリュック・ベッソン製作脚本作品。オレ的には『ロミオ・マスト・ダイ』より良かったですねぇ。まぁ、話はほとんど「レオン」の120%娯楽版なんですが、ジェット・リーに格闘以外の技、「必殺仕事人・梅安」でお馴染みの『針灸師』の特技を与えていたのが面白く、とても魅力的でした。ひょっとすると「2」「3」と続編が出来る可能性も・・・。まぁ、チェッキー・カリョ扮する悪役があまりにゲイリー・オールドマンとカブっていたのは、ちょっとイケてなかったですが・・・・。
久々に自ら脚本を書いたというスタローンの『ドリヴン』。もう最悪でした。これほどヒドイとは・・・・!いつもなら『トホホ』と続くところですが、そんなモノを通り越して「怒り ( ̄  ̄メ) 」すら感じます。全編デタラメ!開いた口が塞がりませんでした。『セナに捧げる』なんてヨク言うよ!ホンマ、F1じゃなくて良かったよ!っつーか、F1だったら、この脚本は許してないでしょう。最初からデタラメな映画って知っていたならなぁ・・・。スタローン+ハーリンの「クリフハンガー」は、ワリとマトモだと思ったんだけどなぁ・・・・。開いた口を塞ぐ為に、お向かいで上映していた「猿の惑星」に2度目の突撃!やっぱりこの映画は良く出来ていますよ。やっぱバートンはスゲーや!
イギリス人のジョン・ウイリアムズ監督が作った日本映画『いちばん美しい夏』を中野まで観にいきました。学校にもほとんど行かず、遊んでばかりの茶パツの女子高生と軽い痴呆を患う老婦人とのひと夏の交流。女子高生役(直美)は新人の真帆。老婦人(小出さん)はあの南美江。この二人がとても素晴らしく、特に南美江は美しい演技でした!ストーリーではけっこう波乱万丈な事ばかり起きるのですが、監督の突き放した演出がそれを上手く消化してしまいます。え゛!え゛!と思っている間に淡々と進んでしまいます。その辺りがちょっと出来すぎかな、とも思いますが、直美と小出さんの仲良くなっていく過程がベタベタせずリアルなので、その他のことがあんまり気にならなりません。全編に流れるアコースティックな響きと田舎の風景も気持ち良くマッチしています。直美はこの夏の色んな事を忘れてしまうかもしれないけれど、思い出すときもきっとあると思う。だけんどもしかし、外人監督かよー!ジョン・ウイリアムズは自分の少年時代を日本を舞台に描いたという事ですが、考えてみれば大人になっていく過程というのは万国共通ってことなんでしょう。佳作!
世の中的には台風上陸で大騒ぎになっているらしく、これはチャンス!とばかりに劇場に電話したら「さすがにちょっと空いてますねー!」との返答。これは雨が降ろうが槍が降ろうが突撃です。まずは評判の宜しい韓国映画『反則王』。面白かったですね。だめサラリーマンがヒール役のプロレスラーになって人としての自信を取り戻す話ですが、もう喜劇の王道のような展開です。特に終わり方がとてもシャレていて、間違いなくお薦め作品。『シュリ』『JSA』のソン・ガンホが見事な変身ぶりでした。
どうも大人のウダウダしている心模様の匂いが漂っていたので敬遠していたトラン・アン・ユン監督のベトナム映画『夏至』です。結局あの美しい色に誘われてしまいました。トホホ。まぁ、ホントに綺麗な色が溢れていて、ライティングも美しく、グラフィカルな描写で埋まっている2時間でした。中身はやはり思っていた通りの映画で、ナニが言いたいのかわかりません。ようするに3人姉妹の性に関する心模様なのですが、だからどうなの?って言いたくなります。向田邦子の「阿修羅の如く」のような棘が全くありません。積み重ねられる小さなフックも意外と陳腐。湿度の高さが気にならないのは映画がスタイリッシュだからなのでしょうが、どうせなら男が見てはイケないようなモノを見たかったなぁ・・・・。
これまた評判の宜しいドキュメンタリー映画『テルミン』。サンダンス映画祭・ベストドキュメンタリー賞受賞。世界初の電子楽器“テルミン”と、それを発明したテルミン博士のその後。ドキュメンタリー映画なのである程度仕方がないのですが、とにかくインタビューが多いです。それもお歳を召した方多いので、なんだか眠たくなってしまいした。トホホ。楽器自体が不思議なので、それだけで魅力的なのですが、映画としてはどうなんかなぁ・・・・。運命の恋人・クララとの物語をもっとフューチャーした方が良かったかも。テルミンという楽器はおそらく小生の大好きなLed Zeppelin のJimmy Pageが「Whole Lotto of Love」の間奏でしきりに使っている電子楽器の親玉だと思われるのですが・・・・。同じドキュメンタリーとして個人的に好みなのは『ビヨンド・ザ・マット』の方だなぁ・・・。
『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』。ニコラス・ケイジ製作で、ジョン・マルコヴィッチとウィレム・デフォー主演。80年前の古典的名作「吸血鬼ノスフェラトゥ」の主人公・オルロック伯爵は本物の吸血鬼だった!というフェイク映画。これは観るでしょ!けっこうセリフのやりとりが面白かったり、デフォーのメイクを始め、細部も良く出来ています。だけんどもしかし!この監督(エリアス・マーヘイジ)がヘタなんですねぇ!トホホ。話の進め方がヘタなんですよ。カット割りも変だし、緩急のつけ方も悪い!スムーズに繋がってない感じなんです。だから、どうもこの映画の世界に入り込めないんです。残念だなぁ・・・。他はそのままで、監督だけ変えて作り直してくれないかなぁ・・・誰か?
まずはやたら評判のいい『チアーズ』。なんでそんなに評判いいのかワカリマセーン!まさにベリー・スペシャル・ステレオ・タイプ・青春ムービー!(ロイヤル・ストレート・フラッシュ・バージョンTYPE�掘砲澆燭い扮撚茵�『ヴァージン・スーサイズ』のキルステン・ダンストにも大して魅力を感じていない小生には、どうってコトない映画でした。
クローネンバーグ、エゴヤンに続くと云われているカナダのデル・ビルヌーヴ監督の『渦』。この映画はカナダの主要な映画祭のグランプリを独占した作品で、監督の個性が強烈に映像化されています。だから、とても面白いです。その個性が好きか嫌いかで評価が分かれますが、一見の価値はあるでしょう。観ている最中から日活ロマンポルノやATGの傑作、さらに今村昌平あたりに通じる空気を感じてしまいました。ブティック経営が破綻しかけている大女優を母に持つ25歳の女性。ある日交通事故で中年男性をはねてしまうが、やがてその男性の息子と恋に落ちてしまう。どうでもイイような話です。しかし、その才気溢れる演出と水のイメージが重なって、観ている者を渦の中に惹きこんでいきます。カナダ映画ですがケベックが舞台なので仏語が交わされ、その仏語の音感もまたこの映画を妖しいものにしています。音楽の選択は、ちょっと狙いすぎてハズしているような気がしました。
なんせお盆ですから仕事があんまり無いので(大丈夫なんやろか・・・ボソ)『RED SHADOW・赤影』。『ステレオ・フューチャー』が公開されたばかりの中野裕之監督、初のメジャー作品。想像していたモノより良かったです。前半は「うわー、寒ぶ!」って思いながら観てましたが、後半はそれなりに観れました。ただ「CGやワイヤーには無い本物のアクションを見せる!」と豪語していたアクションはTVのレンジャー・シリーズとどこが違うのかわかりませでした。だから小学生向けの忍者映画だと思えば別に問題ありません。
お盆休みに入った為、映画館街には普段見慣れない人達がワンサカ(古いなぁ・・・)登場してきていて、どもならん!でも、そんなコトは言ってはイケません!なんてたって、この中から未来の大監督や大プロデューサーが生まれるかもしれないのですから、優しくしておこう!そういうワケで普通に座れそうな『DENGEKI』です。実を言うとセガールの映画をキチンと観るのは初めてだったりするんです。別に好きでも嫌いでもありませんが、そういう巡りあわせだったのでしょう。映画が始まってセガールが登場!「やっぱ目元とか藤谷文子に似てるナァ・・・あ゛!文子が似てるのか・・・」なんてアホなコトを考えてしまいました。で、セガールははみ出し刑事役、腐敗した警察官がいて、麻薬の取引と黒人が絡んで、全てお決まりのコースです。ちょっとストーリーは捻ってありましたが、まぁ別にロードショーで観なくても・・・じゃぁ、ナゼ観るのかって?だってセガールの映画初めてだったんだからいいでしょ!
観に行こうと思っていた『蝶の舌』がメチャ混みと聞いて急遽『ゴースト・ワールド』へ。全米で絶大な人気コミックの映画化。高校卒業した女の子が繰り広げる「ダメに生きる」がキャッチフレーズの青春モノ。主人公のイーニド(ソーラ・バーチ)はかなり歪んだ性格というか、屈折したというか、素直じゃないというか、知り合いにこんな娘がいたら、ハッキリ言って「ウザイ!」奴なんです。流行っていそうなモノとか流行りそうなモノなんて全面否定、めちゃダサイものが逆に良くなっちゃって、そのうち自分でも何がなんだか分からなくなっちゃって・・・みたいな娘なんです。でもそんな娘なんですが、妙に共感出来るんです。それはナゼか?ソーラ・バーチのデーン?とした存在感や監督・テリー・ツワイコフの突き放した演出の上手さもありますが、イーニドの生き方に懐かしくて、切ない輝きを感じてしまうんです。ある時期にしか輝かないモノ・・・・。やがて来る新しい世界への必死の抵抗みたいな・・・。惜しむらくは、ラストの描き方が微妙かなぁ・・・・。友人役のスカーレット・ヨハンセンも魅力的ですが、ダサ男役のスティーブ・ブシェーミも流石です。
本日は朝も早よから子供と『ジュラシック・パーク�掘戮任后�スピルバーグが『A.I』で忙しかったので、監督は『ジュマンジ』『遠い空の向こうに』のジョー・ジョンストン。彼は元々スピルバーグ組のような人ですから、ナンの問題もなくソツなく仕上がっています。十分楽しめる娯楽大作で、既に米では『A.I』の興行収入をカル〜く突破したそうです。間違いなく『ロストワールド』よりは面白いですよ^^
双子の少女(イレネとヘレナ)が主人公で、サーカスが絡みで空中ブランコに火吹き芸、さらに少女の男装!ゾクゾクするような妖しいシーンばかりを詰め込んだフィンランド映画の『白夜の時を越えて』。その上、監督は女性のピルヨ・ホンカサロ。フェリーニ+カバーニか!原題は「Fire Eater」。これは観るでしょ!時代背景は終焉の第2次世界大戦から激動のヨーロッパ。現在を生きるヘレナのシーンと過去のシーンが交互に描かれていきます。物語は母がドイツの将校と逃げた為、祖母に育てられたイレネとヘレナ。祖母の死後、母親がサーカスの男と現れて・・・。男にすがって生きる母。器用なイレネと不器用なヘレナ。かなりいい感じで進んでるんですよ!それが突然!え゛!これで終わっちゃうの!?第1話終わり、続きはまた来週みたいな・・・・。あまりに呆気ない終わりでした。二つの物語が同時進行していて、そういう手法もワカルのですが、それを描くには時間が短すぎます。現在を生きるヘレナの部分が語りすぎで散漫になってしまい、結局現在と過去がいまいちリンクしないまま終わってしまいます。オンエア録画したビデオを観ようとしたら、いきなり『さぁ、3番高橋、ここは最後のバッターボックス!』なんて声が聞こえて来て『ゲゲ!ラスト切れてるー!ぎょえ〜!』みたいな感じかなぁ・・・・。
どうしようか散々迷っていた『ココニイルコト』。なぜ迷っていたかというと、あの電波少年で名をあげた真中瞳主演ですからねぇ。どうもその後の活躍もキワものっぽいカンジやし・・・。ただ、監督が『Love Letter』のプロデューサーで、『初恋』の脚本家の長澤雅彦なんで、気にはなっていたんです。そういうワケで『映画の日』に観にいきました。・・・で、これは合格です。原作はノンフィクション作家・最相葉月のエッセイだそうで、ストーリーは、東京の広告代理店から上司との不倫が原因で大阪支社に飛ばされた女性コピーライターが、大阪で出会った青年に触発され、人間として成長していく姿を描いてます。この映画のいいところは、『間』がいいです。細かな描写の積み重ねと相まって、少しづつヒロインが変っていくように、観客にも少しづつその空気が浸透してきます。6月に行った大阪の空気(新世界等)も懐かしく、大阪人のヤリトリも楽しく観れました。エピソードや描写に新しいモノはありませんが、とても良く出来た佳作です。真中瞳もなかなか良かったですけど「ま、ええんとちゃいますか」を連発する堺正人も、いい味を出していました。ただラストに向かって、もっと盛上げて欲しかったなぁ・・・・。ヒロインの体温の低い感じをそのまま映画に投影してはマズイでしょう。惜しいなぁ・・・・。
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