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Deckard's Movie Diary index|past|will
今まで無かったのが不思議なくらいですが、オレが知らないだけか?忘れてるのかなぁ?あ、ベルリンの壁を抜ける為にトンネルを掘る映画の話です。『トンネル』は東側に残してきた肉親や恋人を脱出させる為に壁の下に145mのトンネルを掘った人達の真実の物語。ラストはそれなりに感動的です。だけんどもしかし!東側に残してきた人々と助けに行こうととしている人々の関係がイマイチ希薄なんですよ。描き方なんでしょうけど、もっとベタなストーリーのが良かったんじゃないかなぁ・・・。だから、あんまり感情移入出来ません。ドキュメンタリーっぽくしたいのか、感動モノにしたいのか、ちょっと迷ってる感じです。もっと泣きたかったのになぁ・・・ボソ。
韓国映画史上最高動員記録を樹立した(コレばっかし!)『友へ・チング』。韓国版『ワンス・イン・ア・タイム・イン・アメリカ』と云われてる幼なじみのヤクザもの。どちかというと『新・仁義なき戦い』にもチビっと似ています。予告編で感じた、想像した以上のモノは何もありませんでした(苦笑)今までの韓国映画で、一番熱くない・・・言い方を変えればコジャレてしまいました。映像とかイイんですけどねぇ・・・。カッコイイけど、それだけ。一番大事なジュンソクとドンスの関係がいまいち良くわからないので、最後の縺れ方もピンと来ません。この映画が韓国で、そんなにヒットしちゃマズイんじゃないですか?何だか一時期邦画が陥ったパターンにハマってしまいそうで怖いっす。
月曜日からの名古屋遠征も無事終わり1週間ぶりの映画館。選んだのは『サンキュー・ボーイズ』。監督ベニー・マーシャル、主演ドリュー・バリモア。15歳で母になった少女が20年駆けて作家になる夢をかなえたトゥルー・ストーリー。ということで、人生山あり谷ありの感動モノなんですが、どうにもこうにも前半のテンポが噛み合わなくて、リズムセクションに問題あるバンドみたいです。後半盛り返すのですが時既に遅し!ベニー・マーシャルとしては、ちと外したかも・・・汗。必要以上に画面(美術やライティング等)が汚れているのも気になるなぁ・・・。サンキュー・ボーイズと言いながら(だからか。)、完璧な女性向け映画。個人的にはサラっと主人公をフォローする母親がカッコ良かったわ。
物凄い人気でル・シネマがてんてこ舞いの『エトワール』の予約券を手に入れてからシネマ・ライズで『アメリ』2回目に挑戦。ちょっと長いけど、やっぱり面白い。映画ってのは2回観ると良く分かるもんですねぇ(笑)この映画は、確かにあっちこっちに散らばっているエピソードを繋ぎ合わせているのですが、その手のエピソードを上手く繋げて違和感の無い空間に納めるってのも手腕なんです。空想の世界だけなんだから何でもOKだろ!という説もありますが、「演出」というのはそんな簡単なモノではありません。小生は断然支持します!何度観ても(2回だけ(笑))ヤン・ティルセン(音楽)がハマってますなぁ。
今週と来週は忙しいんだよなぁ・・・・。で、合間を縫って水曜日だしテアトル系で『とらばいゆ』です。何を隠そう、瀬戸朝香って実は好き(自爆)で、何故好きなのか?別にレオン・ライと共演したからじゃないですけどネ(笑)。ブスな顔と美人の顔の両方が出来るから好きなんです。微妙に存在感あるし、何かオーラを感じるんですよ。映画は女流棋士姉妹(モデルは実在の中倉姉妹)の結婚と恋愛の物語。とにかく脚本が素晴らしい!主要登場人物4人のセリフが生きているので、会話がとても魅力的です。また、この映画の設定でもある戦う女性達(キャッチコピーは『“勝負”が彼女たちの仕事』)は我がままではあるけれど、それは多くの男性に当てはまるコトです。「自立」とは一人で突っ張るコトではなく、相手に弱みを見せて甘えるコトも大事なんですよ。男も女もね。惜しいのは・・・瀬戸朝香以外のキャストが全て「味」で勝負する連中(夫・塚本晋也 妹・市川実日子 恋人・村上淳)ってコトなんです。決してミスキャストではないのですが、そういうキャスティングって、どうしても軽くなっちゃうんですよ。映画役者層の薄さはどうしようもナイですなぁ。
今週8本目は(まじバカだな・・・)『マップ・オブ・ザ・ワールド』。原作はジェーン・ハミルトンのベストセラーで、製作がケネディ&マーシャルの元スピルバーグ組。監督は演劇界出身のスコット・エリオット。幼児虐待の罪に問われる主人公アリスにシガニー・ウィーバー(タフ&セクシーのイメージが強すぎて最初は戸惑いましたが、何とか誤魔化けてる。)。友人にジュリアン・ムーア(こちらは得意な役柄だし、途中で泣かされました!)という芸達者な二人。このメンバーで全くツマラナイというコトはないでしょう。だけんどもしかし!そんなに面白くもなかった(笑)っつーか、難しい結末に着地しすぎてる!アッシの読解力では良くわかりません(自爆)ちょっとした不注意や誤解、暴言から人生の落とし穴に落ちた女性の再生物語。差し詰め小生などは某BBSで「子供を殺したくなったことがある・・・」なんて暴言を吐いてますから、そんな事件が起きれば「あの人はやりかねない!」なんて証言されちゃうんでしょうねぇ(笑) パット・メセニーのリリシズム溢れる音楽が耳に心地よいです。
今週、本当は忙しくなりそうだったんですが、月曜日の連絡で1週間伸びてしまいまして・・・事の外、時間が出来ちゃいました。で、朝から『ブラック・ホーク・ダウン』に着陸。監督が、あのリドリー・スコット。製作が、あのジェリー・ブラッカイマー。いやぁ、市街戦をタップリ味わいました。っつーか、それだけの映画。全く内容はありません。「何故、アメリカはソマリアへ?」とか「何故、作戦は失敗したのか?」とか「何故、19人対1000人なのか?」という問いかけは無意味です。ラストに取って付けたようなブラッカイマー・セリフがありますが、そんなのはどーでもいいです!この映画は近年の市街戦の臨場感を観客に味合わせるだけの映画です。この戦闘シーンは『プライベート・ライアン』に遠く及ばない!という人や、本当はトニー・スコットが作ったんじゃないか!とか言う人もいるのですが、小生はリドリー・スコットの確かな演出力(画作り)は十分に感じました。陰の作り方、イエローライティングの使い方、ヘリの墜落シーンのカット割りなど、やはり上手いなぁと思いました。アカデミー音響効果賞は、たぶん戦闘シーンではなく静かなシーンでの音作りが評価されたんじゃないのかなぁ・・・。
さぁ!映画の日だぁ!まずは実話の映画化『折り梅』です。ストーリーは、自分が仕事を続けたい為に、義理の母親を引き取ったところ、アルツハイマー型痴呆症に罹ってしまい・・・・。この映画の一番いいところは、義理の母親(ちょっと若すぎるけど演技力でカバーの吉行和子)が、自分の母親とのエピソードを絡ませている部分なんです。老いた母にだって母がいる。この当たり前の事実ってのが、多くの映画では、けっこう忘れられてしまってるんですよ。そこを描く事によって義理の娘(原田美枝子)とのエピソードも自然に感じられますし、やはり人間は子供に生まれ、子供に帰っていくというワケですな。後半のハンカチ・エピソードあたりで終わっても十分良かったのですが、何せ実話なので・・・この辺りから微妙な展開なんですよ。というのは実話でなかったら「それはヤリ過ぎでしょ!」と突っ込まれるストーリーをあまりに丁寧に描きすぎてるんで・・・。そういう意味でも終盤は蛇足気味でした。ちょっと残念。それでもこの映画は素晴らしい!「折り梅」の意味も分かったし、もちろん「梅の木」も好きになりました。
昨日、ラッセをボコボコにしてしまったので、今度はチャン・イーモウで勝負!94年作の中国映画で、その年のカンヌ審査員特別賞受賞作『活きる』。この映画は古き良き邦画(今井正や山田洋次的ユーモア等)を彷彿とさせる清貧の美しさ、庶民の逞しさを存分に味合わせてくれます。時代の荒波に翻弄されようが、ボロ紙を一生懸命拡げて再び使うように(謎)、人間ってのはそんな簡単に挫けているワケにはいきません。どんなに泣き続けても、腹は減る!いい事も悪い事も全てを飲み込んでシッカリ生きてこその人生だろ!と、堂々と真正面から描いています。主演二人コン・リーとグォ・ヨウをはじめ、周りを固める子役から大人まで、全ての役者が素晴らしく、まさに中国激動の時代に生きた家族の感動大河ドラマ。(ひゃー!恥ずかしい表現だわ!)泣けます。ちなみに中国では未だ未公開だそうで・・・。チビっと長い?
ラッセ・ハルストレム監督最新作『シッピング・ニュース』。原作はピューリッツァー賞受賞のベストセラー。当たり外れのない監督なんですが、今回ばかりは初のダメだしです。まず、魅力的なエピソードがほとんどありません。さらに、舞台となるニューファンドランド島の天候も薄ら寒いうえに、人物達の過去が暗いモノばかり。だから、ケヴィン・スペイシーや、ジュディ・デンチ、ジュリアン・ムーアと勢揃いの役者陣が演じるキャラにも思い入れ出来ません。あーあ!次いこう!次! しっかしケイト・ブランシェットは相変わらずスゲェや!
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