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2006年02月28日(火) 『Oh ダディー!』(再演)

初演時、大好きな役者さんばかりが出演で、
チケット取ったのに行かれず、泣いていた舞台です。
再演では弁護士&色っぽいダンサー役のシルビア・グラブさん、
バーのママ&田舎のおばさん役の春風ひとみさん、
組織のドン&田舎のおじさん役の石鍋多加史さんが
出られず残念ですが、それでも今回もなかなかのメンバー。
リベンジを楽しみに、行ってまいりました。


『Oh ダディー!』

<場所>東京芸術劇場A-14番
<時間>全1幕19:00〜20:45
<出演>誘一:川平慈英、ビアンカ:堀内敬子、
 マダム・ロペス&リンダ:花山佳子、プチ・コルレオーネ&ベン:平澤智、
 バーテン&クラブのマネージャー&田舎町のポリス:藤浦功一、
 キャサリン&ミランダ:高嶺ふぶき、ドン・コルレオーネ&ジョー:佐藤輝
<作・作詞・演出>福田陽一郎
<作曲>三木たかし


内容的には、久々のあったかほんわかミュージカル。
しかも、1時間45分休憩なし。9時前に終演しちゃう。
最近は真っ剣に観なくちゃの3時間超の大作ばかり観ていた頭に
ホッとする幸せ感を運んできてくれるのが、ありがたく。
何となくフリーターな26歳が、他にやることもないからと、
長年会わなかった父親(声の出演:村井国夫)からの遺書に
記された人々を訪ね歩き、新たな絆に気づいていくという物語。
きれいな音楽と、優しく温かい笑いがふんだんに盛り込まれて、
オチはすばらしく強引で、をいをい(^^;って感じのコメディ。
笑って楽しんで癒やされて。なかなか好みのタイプ。

・・・のはずなんだけど、なぜか、
内容に比して高め(S席¥7,800-)と感じたことも確か。
印象としては、¥5,500〜¥6,500ぐらいかなという感じ。
贅沢メンバーで、歌も踊りも演技も満足してるってのに、
簡易なセットの印象のせい?奥の一段上がったところに
バンドの人たちがいたから、彼らを入れるとなると無理だけど、
基本は、博品館ぐらいでちょうど良さそうなサイズの
小さなセットや椅子や木程度が出し入れされるのみだし。
何もない舞台に1人で立っても存在感ある人だとしても、
舞台奥に作られた3畳?ぐらいのセットに座ってちゃ苦しいし。
前回のアートスフィアなら似合っていたのかな?
でも何となく、それだけではないような気も。

キャスト的には、本当に大満足。
最前列センターなんか取れてしまったことを心から後悔するくらい。
平澤さんと藤浦さんと慈英さんに同時に歌い踊ったりされると、
1人ずつしか見られなくて、勿体ないお化けが出そうで泣けてくる。
特に赤いネクタイの平澤さん@プチなんて、視線ロックオン状態で
観たいほどかっこいいのに、1人で離れて演技しないでよぉぉ(泣)
博品館で少し離れた席からで、やっと満足して観られるぐらいの
メンバーだってのに、なんでこんな、贅沢な悩みがあるの・・・。
慈英さん&敬子ちゃんのデュエットに見とれていてふと気づくと、
いつからか舞台の反対の隅に花山さんが立ってたりするし。

ちょっと物足りなさを感じつつ観ていたのですが、
最初「あ、村井さん。でも、慈英さんパパとしては声の感じが
あまりにも違いすぎないかい?」と思った同じ声を聞きながら、
エンディングでは「あ、ハリソン・フォード。冒険家だしね」と、
妙な納得をしていた辺り、話にもストンとはまっていたのかな。
何となく後一歩のようで、満足もしたような。多分、私個人は、
初演からのキャスト同じで再々演されたら、また行きそうだけど、
人を誘うかと言われたら、ちょっと悩む。そんな感じの舞台でした。


2006年02月26日(日) 『アンナ・カレーニナ』東京楽

『アンナ・カレーニナ』東京楽。(楽日だ〜♪と思っていたら、
挨拶で役者さんたちが「中日気分」と言いまくったので、
まだまだ続くんだと、思わされて、ちょっと言い直し)
マチネ観た後は、戸井さんパーティーに行ってきましたが、
とりあえずは、こちらの方だけ感想をば。


『アンナ・カレーニナ』東京楽

<場所>ル・テアトル銀座9列12番
<時間>1幕13:00〜14:30、2幕14:50〜16:05
<演出>鈴木裕美
<出演>
 アンナ・カレーニナ:一路真輝
 アレクシス・ヴロンスキー伯爵:井上芳雄
 コンスタンティン・レイヴィン:葛山信吾
 スティーバ(アンナの兄):小市慢太郎
 キティ・アレクサンドロヴィーナ(アンナの義理の妹):新谷真弓
 プリンセス・ベッティ(ヴロンスキーの従妹):春風ひとみ
 ニコライ・カレーニン(アンナの夫):山路和弘
 乾あきお、佐久間義也、中山昇、縄田晋、ひのあらた、伽藍琳、
 高畠ゆうみ、中村友里子、福麻むつ美、BELLE、ももさわゆうこ


東京楽にして、観劇2回目。よくなってた〜!
初日はどうしてくれようかと思った一路さんと井上君がよくなって、
話の芯が通った。1幕最後、家を抜け出したアンナとヴロンスキーの
初めての逢瀬とかも、かったるいなぁと思った初日はどこへやら、
すっかり「伯爵、うっとり〜(*^^*)」モードで見惚れられたし、
同じく初日は「あー、分かったから早く次へ行こう」とまで思った
アンナが飛び込む寸前のロングソロも、あまり他所に気を取られず
切実さを感じながら観られた。

やっぱり、共感できるかどうかはともかく、
この2人がきちんと存在してこその舞台だよなぁ、これは。
伯爵によろめく気持ちが分からないと、話にならないんですよね。
その点、今日のヴロンスキー伯爵は、若さと強引さが煌めいて魅力的で、
もう、彼の姿が見えるたび、近づくたび、ときめいちゃう自分がいて。
こうでなきゃ〜(*^^*)と思っていましたわ。さいとうちほな気分。
嵐のように私をさらって〜♪ってか(笑)

おかげで、初日にはただひたすら「こっちの方が百万倍
いい男じゃん・・・」と感じてしまった山路カレーニンに対しても、
嫌悪を感じるアンナが、感覚的に理解できたりする瞬間も。
アレクシスの率直さや情熱に惹かれていってしまうと、その分、
カレーニンの、分かりにくく不器用な愛情なんか見えなくなるよね。
そして、何を言われても全てが苛立つ。近くにいるだけで腹が立つ。
自分への愛情なんて、これっぽっちも信じられなくなってしまう。
ついさっきまで、アレクシスに抱きしめられていたその場所に、
カレーニンが触れようとしたら、拒否反応で払いのけてしまったり。

でもやっぱり観客としての私は、
カレーニンの小さな優しさの表現に一つ一つ切なくなったりもする。
旅行から帰って「今日ぐらいは2人で食事したい」と言うアンナに、
それは無理だと応えておきながらも、何か不安げな彼女に対して、
「よく帰った」と付け加える姿に、ものすごい努力を感じるし、
2幕になると、セリョージャとマメに接するようになったおかげか、
不器用なりに少しずつ感情の出し方を覚えたような表情や、
「夜だけ思い出す・・・」と歌う姿に、胸が痛くなったりも。

彼らの話がしっかり芯が通ったから余計に、
初日から好きだったレイヴィンとキティの話にも泣けました。
社交嫌いのレイヴィンも、少しずつ前向きに変わっていくし、
キティの中には新しい命が宿っている。そんな、たくましく
生きる2人がたたずむ同じ時間に、アンナは既にこの世になく、
ヴロンスキーは、ただ1人に見送られて死にに行こうとしている。
同じように自分に正直になっていただけのはずだったのに、
どうしてこうも違ったんだろうと思うと、更に悲しみも増して。

アンナたちに関しては、本当にタイミングさえ悪くなかったら、
こんな悲劇にはなっていなかったろうと思ってしまうだけに、
カーテンコールで笑顔のカレーニン一家で、ホッとさせられます。
アンナのセリョージャへの執着には、かつての、愛を信じていた
平和な生活の象徴としての思いが非常に強く感じられていたし、
カレーニンも「戻るなら受け入れる」なんて、最大級の思い。
セリョージャはもちろん、母が帰ってくるなら嬉しいだろうし。
ヴロンスキーだけが悪いわけではなく、アンナの中にもともと、
何か違和感があったからこそ起きた事件だったとは思うけれど、
もう少しずつでも何か違っていたら、こうでいられただろう姿が
カーテンコールで描かれているようで、嬉しくも悲しくもあり。
大泣きした後、泣き笑いしながら、最後まで見終えました。
満足。さらに成長した舞台を観られる人、羨ましいなあ。


2006年02月25日(土) 『アルジャーノンに花束を』

以下、「===」で囲まれた部分は、前回更新分です。
珍しく「後から書きたいな」を、真面目に果たしました。
現在2/27。今ごろ書くなという感じですが、日付にあわせて
橋本じゅんさん、誕生日おめでとうございます〜(*^^*)
先日の舞台がすごく好きだったので、ちょっとラブモードで。

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『アルジャーノンに花束を』観てきましたが、
友人が泊まりの手土産にシャンパン持ってきてくれたため、
ソワレ観て食事して帰ってきてから飲んでいたので、
もうデロデロ酔っ払いで、4時近くという有様です。
明日は『アンナ・カレーニナ』楽日とTOYパーティー。
(誕生日パーティー結局、行かれることになりました)

諸事情で、家を10時前には出なくちゃいけないのに、
睡眠3時間、取れるかな・・・?
朝起きた時、きっとまだ自分が酒臭そうな感じ。
きっと、目の下クマだらけで楽日に行きそうな。
だから何をやっているんだよ、一体。
そんな状態なので、文章イマイチですが、
とにかく忘れたくないので必死で、
岡田浩暉さんの『ラヴ・レターズ』感想書きました。
2/23(木)のところにあります。

『アルジャーノン…』超簡単感想。
意外なほど良かったです。
心配していた浦井君が良かったのが一番かな。
懐かしの歌謡曲っぽい楽曲が多いのが気になったけど、
途中、ボロボロ泣かされたりもして。結構、好き。
あとは、明日、帰ってきてから書けたら書きたいな。

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『アルジャーノンに花束を』

<場所>博品館劇場K列6番
<時間>1幕18:00〜19:30、2幕19:45〜20:55
<脚本・作詞・演出>荻田浩一
<作曲>斉藤恒芳
<出演>
 チャーリィ・ゴードン:浦井健治
 アリス・キニアン、ローズ(幻想):安寿ミラ
 ジェイ・ストラウス博士、アーサー・ドナー、マット:宮川浩
 ハロルド・ニーマー教授、ギンピイ:戸井勝海
 バート・セルドン、フランク、リロイ:永山たかし
 アルジャーノン、アーニィ、チャーリィ(子供):森新吾
 フェイ・リルマン、ジョー:小野妃香里
 ヒルダ、ファニィ、ローズ(回想)、ノーマ:朝澄けい
 ルシル、エレン、ノーマ(回想):小田島クリスティン

世の中の多くの人たちと違って、
私は、この小説に特に思い入れはありません。
ミュージカル版を観ると決まった時点で、どうしようか悩んで、
たまたま本屋で目に留まったから、まあいいかと買った。
そして、通勤電車の中で3分5分と細切れで、しかも、
半月近くの中断を挟みながら「読み終わった」だけで。
切ない話だし、確かに名作と呼ばれるだけのことはあると
思いはしたけれど、繰り返し読みたいとまでの思いはなく。
(と友人に言ったら、まとめて読んでこその話だと怒られました)

少なくともそんな人間にとって、このミュージカル化は大成功。
もちろん、主演の透明感や真摯さ、細かな表現力、歌唱力が
想像をはるかに超えてよかったことは非常に大きいのですが、
何よりやっぱり私にとっては、森アルジャーノンの存在かな・・・。
真っ白な衣装を身につけて、頻繁にチャーリィの傍にいる。
賢くなったチャーリィが見る「小さなチャーリィ」でもある彼。

特に衣装を変えることもなく無言で踊り続ける彼の存在は、
チャーリィの少し未来でもあり、過去でもあり、不思議でした。
最初に現れた時なんて、傲慢なほどの強い踊りで驚いたけれど、
そうか、今はアルジャーノンが最も賢い時なんだと気付いたら、
そこからもう、切ない気分に満たされてしまったりしたし。
だんだん知能が戻っていくアルジャーノンを演じる森君が、
同時に、かつてのチャーリィとして現れるという構成は
ミュージカルならではの分かりやすさで見事だと思います。

文句があるとしたら、ストラウス博士とニーマー教授かな。
ものすごく単純に、いい人と悪役に分配されているようで、
特にニーマーは、ほぼ絶滅種のような、どこを切っても悪役。
もしかするとチャーリィから見ればそうだったかもしれないけれど、
この話って、主役に感情移入するよりは、外からの視点で、
感じるものだという気がするので、あまり現実にはいそうにない
人物像が、気持ち悪くてムズムズしてしまいました。
宮川さんも戸井さんもハマってしまっているだけに、特に。
ちなみにバートは、役者の年齢的には合っているはずですが、
異様に若く見えて違和感ありました。演技ではフォロー効かず。
歌は、上手なのか下手なのか・・・。曲によって差がありすぎ。

その音楽。1幕後半のキニアン先生のソロが顕著でしたが、
30〜40年前の懐メロのような古臭いフレーズが多く感じて。
もちろん、妙に洗練されたり今どき風であっては困るのですが、
「日本の」懐かしの歌謡曲と感じる曲が多いのが、非常に嫌。
全くそんな雰囲気を感じさせず、場に似合った曲もあるのに、
どうしてこう、落差が激しかったのでしょう?2幕に全員で歌う
♪ウォレン・レクイエムなんて、すごく切実で好きなのに。

女性陣は、何役も演じているせいもあると思うけれど、
実はキニアン先生以外、ほとんど区別つかなかったのが残念。
多分1人、すごく宝塚メイクが濃い人がいるなと思った程度で。
安寿アリス・キニアンは、アリスというよりキニアン先生でしょうか。
チャーリィを男として見ている印象は、最後までなかったと思う。
けれど、人間としての彼に非常に惹かれている部分と、
教師として後悔にさいなまれている部分がバランスよかった。
最初から最後まで、チャーリィに対して憧憬のようなものが
あったのかな・・・、と思わされたところが好きでした。
浦井チャーリィには、そう思わせるだけのものがあったし。

とにかく、2個も3個も4個も、
不満を挙げていったら実は切りがないかもとは思うのですが、
不満があってもなお、いい舞台だったなあという印象です。
観終えた今は、この満足の相当割合が原作の力だと思うのですが、
原作の良さにミュージカルならではの表現方法を加えて、
より訴えやすく、分かりやすいものにした功績は大きいと思う。
エンディングの美しさまで、心に残る舞台でした。


2006年02月24日(金) あれ?(+『オペラ座の怪人』)

昨日観てきた『LOVE LETTERS』の感動を語りたいと
思いながらも、諸事情があって頭がまとまらないのと、
今日中に書いておかなければならないことがあるので、
とにかく今日の日付の日記を先に書いてしまいます。
驚かされっぱなしで素晴らしかったんですけれど。


戸井勝海さん、お誕生日おめでとうございます〜(*^^*)

・・・言ってから、ふと思い出した。
そういえば私、誕生日パーティーの受付葉書が来てない。
というか、それ以前に、申し込み用紙の投函、した?
葉書を買った覚えはある。が、別件に流用したような。
数日前に「申し込みそこなった人はどうぞ」の字を
見かけた覚えはあるにはありますが、さすがに、
「明日」という日に申し込むのは無理ですね・・・。

そんなわけで、今年は誕生日パーティー不参加です。
公演中だけに話を聞けないのは残念ですが、仕方なし。
(主旨が「誕生日」であることを忘れてるらしいし・苦笑)
ブログによると、今日はキャストさん&スタッフさんで
ケーキ準備してもらって、楽しかったようで羨ましく。
今年は遠くからパチパチと拍手してお祝いしています。


『オペラ座の怪人』

<場所>四季劇場・海、17列6番
<主な出演>
 ファントム:高井治、クリスティーヌ:苫田亜沙子
 ラウル:北澤裕輔、カルロッタ:種子島美樹
 メグ・ジリー:荒井香織、マダム・ジリー:戸田愛子
 ムッシュー・アンドレ:寺田真実、フィルマン:小林克人
 ピアンジ:半場俊一郎、ムッシュー・レイエ:深見正博
 ムッシュー・ルフェーブル:鈴木周(俳優座)、ブケー:岡智
<指揮>西野淳

ちなみに今日の私は、会社の観劇会でした。
17列だと、像の上でいろいろ話したり「行け〜!」とか
言ってるファントムは見えないんですね。さすがA席。
男性の方が多い職場だし、子供連れてくる人もいるし、
絶対CFYの方が良かったのに・・・とか思いつつも、
前回の高井-佐渡が悪くなかったので、少し期待もしつつ。

が、クリスティーヌが、あまりに見事な歌大根でした。
最初から最後まで、彼女が何を考えているのか
一瞬も分からなかった。決まりどおり動いてるだけ。
私は この演目では、クリスティーヌに感情移入して、
ファントムの歌の色気に溶かされたいと思うので、
彼女が大根だった時点で、8〜9割は不満。

しかも演技だけでなく、踊りも見事にダメ。
「♪ハンニバル」で1人だけ素人より下手な人がいて、
あまりの破壊力で裸眼でも目立っていたのですが、
ふと不安を感じてオペラ使ったらバレエシューズでした。
トウで立てないんだ。まあ、あれだけ下手なら当然か。
歌声は丸みがあってキンキンと超音波化せず、
クリスかどうかはともかく、安定して良かったけれど、
ちょっと太めのこともあって、「♪マスカレード」で
ラウルがリフトした瞬間よろめいてしまうほどの、
絶望的ダンス力といい、My史上最悪クリスティーヌ。

ラウルも、単純バカを演じているというよりは、ただ
ストンと立っているだけでて、うんと良く見てあげれば
おバカの演技をしているのかも?というレベルに見えて。
高井ファントムが、少し垢抜けて知性的になっていたのと、
「ブケーは好きかも」と思っていたら、岡智さんだった
という事実だけは、ちょっと嬉しいものでしたが、
観劇後「これが好きなの〜?」と聞かれて躊躇するような、
そんな舞台を作らないでくれ。お願いだぁぁぁ!(泣)


2006年02月23日(木) 『ラヴ・レターズ』(岡田浩暉&彩輝直)

<場所>パルコ劇場F列4番
<時間>19:00〜
<出演>岡田浩暉、彩輝直

ものすごく驚きました。
正直、実は「岡田浩暉」を観に行ったんです。
プレレミのイベントで彼に一目惚れしてから、
結構、岡田マリや岡田飛行士も気に入っていながらも、
基本は「岡田浩暉」が好きなんだなと自覚していましたし。
でも、この人実は、役者としても好きなのかもと思わされて。
既に何度かこの演目は観てきていたはずなのですが、
初めて、最初から最後までマルッと納得できてしまって。

1幕でまず、驚かされました。
こんなにも本当に手紙を必要としていたアンディって初めてで。
メリッサよりも むしろアンディの方が、安定感に不安がある。
内向的で、自分を表現することが苦手なアンディにとって、
誰かを想定して文章を書くことが、どれほど必要だったか。
「書く」ことで自分のなりたい姿を理解していた彼にとって、
「メリッサ」という読んでくれる存在がどれほど大きかったか。
今まではメリッサの方こそが、感受性豊かで不安定で、
芸術肌の人間として描かれていたのに対して、
今回のメリッサは比較的「普通」の共感できる人間で、
アンディこそが、内気で自己表現が苦手な人物と描かれて。

2幕に入ると、その彼が、他にも
手紙や、手紙代わりの法律を書く相手を見つけたり、
安定を与えてくれる女性を見つけたりもし始めたことで、
逆にメリッサが、「自分が必要とされている」自信をなくし、
不安定になっていく話の展開。それでもアンディは変わらず
彼女を必要とし続けていると私たちには見えるのですが、
それに気づくことなく死に至ってしまうエンディングまで、
見事に一言一言納得できて。今まで知っていた作品と
ほぼ逆の展開なのに、こちらの方が納得できるのが不思議。

最後の、アンディのメリッサの母に対する手紙も、
今までは「そんなこと言ったって、あんたはどうせ、
メリッサがいなくても平気で生きていくんだろうに」と、
少々ひねくれ気味に観つつもメリッサで泣いていたのですが、
今回は、メリッサを失ったアンディが、一体、この先、
どうやって生きていくのかと不安になってしまう展開でした。
多分、彼には政治があって、多くの支持者がいて、
思いを言葉にして伝える相手に不自由はしていないから、
大きく崩れることはないだろうけれど、メリッサほどの
読み手には、巡り会えていないのだろうと感じられてたから。

アンディが、実はこれほどメリッサを必要としていたのだと
切なる思いを綴る手紙で、メリッサは死後とはいえ幸福だろう。
けれど、彼女に逝かれたアンディの今後はどうなのだろうか?
今までのアンディには「あんたの身勝手がいけないんじゃん!」
という怒りを感じていましたが、今回は心からの同情を感じて、
以前とは全く違う物語を、非常に納得して観終えました。
アンディのシグナルに気付いて上げられなかったメリッサとの
バランスも良く、非常に満足した舞台でした。また観たい。
あ、でも、2人とも相当かんでいたから、それは減らして、
咳き込みがちだった彩輝さんの体調の良い時に、ぜひ。


2006年02月20日(月) 『労働者M』

<場所>シアターコクーンA-4番
 (位置はXB列で、実際は2列目の稼動席でした)
<時間>1幕19:00〜21:05、2幕21:20〜22:25
<作・演出>ケラリーノ・サンドロヴィッチ
<出演>
 堤真一:牧田/ゼリグ、小泉今日子:ミミ/リュカ
 松尾スズキ:黛/ランプ/父、秋山菜津子:モリィ/ユードラ/母/教師4
 犬山イヌコ:ミドリ/サキ/ロラン夫人/社長
 田中哲司:目崎/クラウス/窓口の男
 明星真由美:花本ミサオ/ハンナ/ニセ小泉/教師3
 貫地谷しほり:アヤカ/レナータ/妹/教師5
 池田鉄洋:益子/トマッソ/ニセ堤/ギョタン博士
 今奈良孝行:三島/ダントン/看守の男
 篠塚祥司:宇田/ピエンタ/教師2
 山崎一:森/ポタージュ/教師1

分からなかった。
まだパンフレットも何も読まないで書こうとしていますが、
あらすじも掴めてないし、登場人物すら理解しきってないと思う。
役名を入力しながら「これ誰だった?」って人もいる始末だし。
近未来と現代、2つの話が交互に進められる形だったんだけれど、
冒頭で紙のお面をかぶって出てきた、ニセ小泉&ニセ堤の
説明によると「うどんと そばが、うどん、そば、うどん、うどん、
うば、そどん、そどん・・・という感じで出てきます」状態のうえ、
「肝心の台詞や肝心の場面が、欠損している場合もあります」
のため、場面が変わるたび「この人、さっき何してた?」とか
悩んだり、悩む間にまた変わるという具合で、何が何やら。

基本的にケラさんの舞台は、
理解できなくても納得はしちゃうものだと思ってるんですけど。
私にとっては海外旅行並みに異文化体験のようなもので、
「えっ、この状況でこういう反応する人がいるものなの?!」と
思ってしまう人ばかりの違和感が気持ちいい感じというか。
理性や習慣は否定するけれど、感情の流れとしては、
「ありえなくはないの・・・かな」と、納得して終われる感じ。
ストーリー云々よりも、違和感を楽しむための舞台かな。
それが今回は、それ以前の時点でストップしてしまって。

まだ現代の事務所編の方は、ついていけてたかもしれない。
人生相談所のかたちを借りた、ネズミ講の事務所。
そこで働いているのは、かつて自殺しそうになったりで
ここの事務所に電話してきた人ばかり。全員頭文字はM。
やっぱり、うつ病の人や、妙にいつもハイテンションの人や、
騙すつもりで客に逆に騙されてしまう人など、どこかしらで
普通に会社勤めするのが難しい状態の人たちばかりで、
こちらだけなら、いつもの感じで観られたかもと思ったり。

でも、近未来編の方は、割と普通の人々の話。
姿なき最高責任者Mの一言で、管理者側と収容者側が
次々に入れ替わるとか、生きてるか死んでるか、見た目では
判断のつかない土星人が暗躍したかもしれなかったりとか、
状況は異常だけれど、人々の反応は、理解の範疇にある感じ。
人間が普通なら、状況の違和感を描くのかなと思っていたら、
状況説明を終えただけで、いきなり終了(と私には感じられた)。

この近未来編が、私にとってガンだったんだろうな・・・。
「一応、全員出してみました」程度と感じた役も多かったし、
メインのリュカは、Kyon2が演じきれていないと感じたし。
堤さんも秋山さんも、コスプレは似合ってかっこよかったけど、
彼らですら、それ以上の面白みを感じさせてくれなかった。
現代編と表裏になる、何かリンクするものがあるのに、
私がたどり着いていないだけかもしれないのですが、
「面白そうだから思いつきでやってみたけれど、結局
こなせないまま舞台に上げちゃった」のかもとまで感じて。

全編3時間半、寝もせずに観終わっても、見事に完璧に
「何だったの?」という感想しか持てなかった自分がいました。
終わって、呆然。心から、連れがいてくれて良かった。
いなかったら、暴れていたかもしれないぐらい分からず、
「はあ?」以外の感想がない舞台でした。初めてだよ。
池田トマッソとか、松尾@父の拷問シーンの遊びとか、
記憶に残る場面はあるので勿体ない気もするけれど、
近未来編なしで書き込んでくれた方が好きだったかも。
最後に公平に。役者さんのおかげか、結構笑いはしました。
イヌコさんの「二度見」とか、忘れられないです。

2/22 22:00追加
気がつけば、宣伝チラシは近未来の格好でした。
つまり「先に現代編があって思いつきで近未来編を加えた」
という可能性は、ほとんどゼロだろうと思われます。でも
じゃあなぜ、近未来の方があんなにグダグダに感じたんだろう?


2006年02月19日(日) TV放送『Broadway Gala Concert』

大晦日〜元旦と極悪な日程での開催で、
さすがに行かれなかったガラコン、放送で観ました。
いや、「チケット取っちゃった」と言えば、帰省しないでも
許されるかなという気はしたのですが、何となく、
前2回のガラコン行って、もういいかと思ったのも事実。
でも、テレビで放送するとなれば、無料だし見なくちゃ。


TV放送『Broadway Gala Concert』

<時間>BSフジ、17:00〜18:50
<出演>石井一孝、今井清隆、浦井健治、鳳蘭、岡幸二郎、
 今拓哉、島田歌穂、玉野和典、新妻聖子、前田美波里、
 マルシア、霧矢大夢、和音美桜、鵜木絵里

2曲目、玉野さん「♪42nd Street」から、
テレビ放送があってよかったと思いまくり。
日本の劇場って見上げるタイプが多いから、近い席だと
足元見えないし、離れちゃうと何やってるか見えないし、
この距離で足元まで見られるなんて、ありえないもん。
しかも、ちょっと離れて数人映る感じのカメラを多用して、
WOWOWやGaOみたいに、やたらとカメラを切り替えないから、
安心して踊りそのものを楽しんでいられて、Good!

ただ、歌の人で特に思ったんですが、
曲の最中に役者さんコメントを流すのはどうなんでしょう?
それでも玉野さんの時は、コメント映像を流すために
ダンス映像が小さく見えにくくなっただけですんだけれど、
歌だと、さあ盛り上がってきたぞー!って時に、いきなり
画面も音も小さくなって、コメントで聞こえなくなっちゃう。
客が何を見たいのか全然分かってないって感じ。
役者のコメントは嬉しい。が、曲にかぶせるなら要らん!
役者さんの話より芸の方が聞きたいんだよ〜。

まあでも、放送として全体的にはOKだったかな。
もちろん、まずは流してくれただけで嬉しいし、
今さんのシカゴなど、もしやカットされてるかも?と
思ったものもあったけれど、歌ったと聞いていた曲目は
全曲放映されていたし、オーディション部もそこそこあって、
バランスよく時間内に編集されていたと感じられたし。

それに、音声がすごくリアル!下手に編集しないでくれて、
舞台らしさが再現されていたのが、とにかく嬉しい限りで。
普通の視聴者がどう思うかという不安は横に置いて、
舞台を観そびれた観劇ヲタには、大感激の音声でした。
曲ごとに、歌われる場面の説明をテロップしてくれたのも
嬉しかったな。歌穂さんの「♪I Am Changing」とか、
よく聴くし上手くて好きだけど、状況が分かると更に、
ああそうなんだって、染み込んで納得できた感じだったし。
放送してくれて良かったな〜と素直に思えるものでした。


後は、ただ個々に印象を羅列。

宝塚の娘役さん、時々高音が不安ながら、きれいなソプラノ。
観に行った友人が、うまくなったと絶賛していた浦井君、
「♪Why God Why」は、正直そこまで思わなかったけれど、
「♪Light My Candle」は良かった。歌自体もいいし、
押され弱い情けなさがロジャーに合っていた感じかな?
逆に新妻さんは、ミミは無理がありすぎて可哀相だったし、
「♪命をあげよう」は絶唱しすぎで、テレビでも引いたかも。

濃すぎて引いちゃう人が多い中でいけてたのは、
やはり浦井君とマルシアさん。もう1人、意外にも今井さん。
舞台では真面目だけが取り得の感じで存在感が薄いけれど、
テレビだと、「♪So In Love」も「♪見果てぬ夢」もよかった。
まあ、以前からコンサートだと割りといいなと思う人ですが。

マルシアさんは、カメラを通すとオーラのコントロールでも
できるのか、舞台でもテレビでも、すごく好きかも(*^^*)
ジキハイのルーシーは勿論だけど、「♪キャバレー」の可愛さ!
色っぽくかっこよく迫力あって、すごい衣装も似合っている。
途中でコメントがかぶさったのが一番腹立った曲でしたね。
歌穂さんも、カメラ通しても通さなくてもよかったかな。
「♪On My Own」は、全くエポじゃないのに響いてくる。
完全に自分の持ち歌にしている感じがいいなぁ〜。
「♪美女と野獣」も可愛かったけれど、相手の今さんが
イマイチ。今さんは今回、両曲ともいけてなかったような。

一孝さんは、濃いけど大丈夫だった。ジキハイは歌として
よかったと思うし、「♪彼を帰して」デュエット(輪唱?笑)は、
アレンジはともかく、今井さんとのハモリは悪くなかったと思う。
それに何より、「♪サンセット ブールバード」が良かった。
脚本家のちょっと崩れた雰囲気が出てたんじゃないかな。
美波里さんは実際の公演の前楽をつい最近観ただけに、
全然グルーシンスカヤでないのが悲しくて受け付けず。
岡さんの男爵も同上。わがままなんですけどね。

岡さんは、「♪ありのままの私」のお衣装も、
先に正月バージョンを見てしまったせいか、
「まあ、こんなもんか」と感じてしまったのが最大の残念(^^;
でも、本調子じゃなかったのかな?男爵はまだまだだったし、
ファントムも、相手役のせいもあるでしょうが色気がなく。
クリスティーヌは最初一瞬、あまりに堂々とした存在感で、
玲奈ちゃんかと思ってビックリしてしまいました。
鵜木絵里さんか・・・。さすがに声はきれいでしたね。


2006年02月16日(木) 阿佐スパ『桜飛沫』

明日は早いので感想まとめている時間はないのですが、
殴り書きで、この動揺を書き留めてしまいます。
そんな状況なので、役名を調べたりすることなく、
役者名で語ってしまいますが、その辺り、ご容赦を。


阿佐ヶ谷スパイダース『桜飛沫』

<場所>世田谷パブリックシアター2階C列36番
<時間>1幕19:00〜20:30、2幕20:45〜22:10
<作・演出>長塚圭史
<出演>山本亨、橋本じゅん、水野美紀、峯村リエ、
  山内圭哉、猫背椿、市川しんぺー、真木よう子
  吉本菜穂子、富岡晃一郎、川原正嗣、前田悟
  横山一敏、大林勝、中山祐一朗、伊達暁、長塚圭史

良かったぞーーっっ!!
今回は、圭史さん作品を観に行くと同時に、
じゅんさん&圭哉さんという目的があったのですが、
橋本じゅんさんvs山本亨さん、かっこよすぎ〜(泣)
以前の長塚圭史が描く男たちって、たまに憧れっぽい
かっこよさを感じたりもしていたけれど、今回はもう
骨太の男たちを真っ向から描いてくれてて、嬉しすぎ。
こういうのって、現代物だと難しいですよねー。

亨さんの方は、若干、脚本での描きが少ない部分を
役者の魅力で補いまくっていた印象もあるけれど、
じゅんさんの方は、医師としての情熱・悔しさ・切なさ、
妻子への思い、友への思い、さまざまなものを背負って、
決意までを丁寧に表現してくれていて、もう、ファン冥利。
強さと優しさで全てを背負い込んだ平和の大切さったら!
でも、滾るものの大切さも見せ付けられて、ラストもいい。
どっちが、なんて決められない。あなたが選んだ生き様を、
ただただ見せてもらうよとしか言えない。

脚本には、青臭いロマンティシズム部分も未だにあって、
当然そこは、山内圭哉さん担当。亨さん演じる男への
矛盾した思いが切なくて、最期はあんまりだと思った。
そこでこんな死に方させるか?!圭史さんひどすぎ!
でもそこで流されずに描いてくれるから、余計に切ない。
あの場面、亨さん側も圭哉さん側も気持ちが分かるから、
ちくしょー!ちくしょー!と、心中毒づきながら泣きまくった。

でもこんなにかっこよさを描きまくっていて、
ラストシーンをやりたいためだけに、
ここまでの話を書いたんじゃないかとまで思うのに、
それでもテーマが「かっこよさ」じゃない辺りが圭史さん。
どんなに すんばらしい男たちがいたとしても、実際に
物語を動かしているのは、町や村の「人々」かもしれない。
誰に向かって文句を言ったらいいのか、でももしかしたら、
全ては望むように動いていっているのかもしれないしと、
悩み、納得のいかなさを抱えながらも、ラストシーンの
かっこよさにうめいてしまったりもするから、嫌な脚本。
あ、でも、阿佐スパでのグロは慣れてるつもりだたけれど、
蹴鞠はちょっと引いたかも。ついでにDMも。
何だか中途半端に浮いてる気がした。要らなく感じたよ。

あと、少々「長い」と感じてしまったことも事実で、
一部の虚兵衛とか二部の蛭間や福助辺りを整理すれば、
もっと面白くなるのになーなんてことを思ったりもする。
しかしそれには問題があって、弱く感じた部分を羅列してみて
ふと気がつけば、ほとんど阿佐スパの人の場面だったり。
いくら阿佐スパは劇団ではなくプロデュース集団といっても、
流れ上、彼らを外して公演するわけにはいかないだろうし。
他の公演ではそこまで気になったことはなかったけれど、
今回は相当、難しい問題だなぁと思ってしまいました。
もう一つ、水野美紀さん、出番なさすぎ。

しかし。とにかく観終えて叫んじゃうぞ。
亨さーーーん!圭哉さーーーーん!!
そして、じゅんさーーーーーーん!良かったよーーー!!
そして、圭史さん、ありがとう、ありがとう(*^^*)

・・・という、バカバカ感想でした。もう一回観たいな。


2006年02月12日(日) はじめのいっぽ懇親会(飲み会)

<場所>Asian Kitchen日比谷店
<時間>17:00〜18:30(+19:20ごろ)
<座席>自由席。正面向かって右手側の机。

行ってきました、駒田さんちのFC懇親会(飲み会)。
この「(飲み会)」は、最初に今回のご案内が来た時から、
正式名称として、ずっとついているものだったりします。
駒田さんと話す会というよりは、FC内で親交を深めて、
友達でも作っちゃえ、というか、とりあえず飲もうの会、
という今までの雰囲気を、名称に表してみたのかな?

今までも、その時だけ楽しく飲んでしゃべるだけ。
その後続いた人ってあまりいないけど、楽しいからいい。
駒田さんをこんなふうに見てる人もいるんだ〜な発見や、
全然知らない時代の情報をもらったこともあるけれど、
次の時に顔を覚えていれば同じ机に座ったりする程度。
なぜか、他の話をしていた人の方が続いてる率高いかも(笑)
でもそんな、同じ何かを好きな人同士というご縁だけの、
W杯会場や山小屋みたいな気楽な飲み会って、好き。

でも、だから実際のとこ、駒田さんがいなくても
私自身は そんなに気にしないんじゃないかとまで
思っていたりもしたんですが、実は全然違ったらしく。
今回、駒田さんは終了後に仕事が入ってしまったらしく、
アルコールを1滴も入れられなかったんです。
ずーーっとジンジャーエール。お代わりしまくり。

受付で名前チェックして、お金受け取ることから始まり、
足りないお皿や椅子の準備をしたり、乾杯の音頭取り、
各テーブル回って質問受けたり、食事の分割したり、
1人で何もかも完璧にやってくれていた人に言うのも
何だけれど、私、前みたいに「これ仕事じゃねーもん」とか
言いながら飲んでる駒田さんが、見たいだけだったのかも。
それを見ていると、参加者も皆、何か幸せになってきて、
「飲んじゃおっか〜」「もうちょっといけるかも〜」って、
つい、わいわい飲みすぎちゃったりな感じ。
ちょっとその辺が今回、ものすごーく寂しくて。

結局、駒田さんとの話は、いつもどおりチラッと。
携帯のシャッター音についてぐらいしかしなかったかも。
私のシャッター音が結構変な音で、最初は「うるせー」
扱いを受けてしまったので、消してみて自慢したくらい。
後は、前に立って全員に対して質問受けてくれた時に、
私が聞きたかった話は質問してくれた人がいたから十分。
今後の予定については、Vの後は10月に1本出演決定、
年末にも何か出演の計画があるらしいとのお返事で、
ライブも独り芝居も、やる暇ないね・・・と。残念。
ビリーを演った時、普段は終演後に来ない市村さんが、
終わった後も褒めに来てくれたなんて話も出てきた。

時々、近くにいる人の腕時計とか覗きこみつつ話して、
予定の18:30を少し回った辺りで、「まだいていいからねー、
あ、立たないでね。1人立つと、みんな立っちゃうからー」
とか言いつつ彼は退出。後は本当にファンだけが残されて、
それまで食べる暇がなかった食事を食べ、関係ない話して、
1時間ほどで、まさに普通の食事会のように終了。
楽しかったよ。・・・けど、駒田さん、飲んでくれ〜(泣)
せっかく翌日舞台の休みの日にしたのに、仕事が入って、
一番悔しかったのは本人だろうとは思うのですが、でも、
楽しいけど、めっちゃ寂しくて、私、実は駒田さんのこと、
結構好きなんじゃん?とか実感して帰ってきた日でした。


2006年02月10日(金) 『ワールド ゴーズ ラウンド』

連れから、懐かしい名前を聞いてびっくり。
いや、NIRO君のお茶会(?)みたいな時に、
「芸大時代の仲良い4人が皆、活躍していて」という
話になり、近藤大介さんの名前が挙がったらしく。

しばらく舞台観なかったり手紙出さなかった間に、
すっかり消息不明になってしまった人だけに、つい、
「どこで活躍してるの?!教えて!」と、失礼なことを
思ってしまったのですが、帰ってきて確認してみたら
次回のALW作品にも出演予定らしく。知らなかった・・・。
ジャニーズ関係舞台は、他の出演者が分かりにくいし、
今までも出ていても気づかなかったりしたのかな?

まあ今回はまだ発売前だし、ちょっと頑張ってみます。
一応、役者さんsのページにも予定上げておきました。
しかし、『キレイ』の時もそうだけれど、名前を覚えていて
反応して教えてくれる友たち、大感謝です〜。


『ワールド ゴーズ ラウンド…and the World Goes 'Round』

<場所>東京芸術劇場B−13番
<時間>1幕19:00〜20:00、2幕20:20〜21:20
<出演>香寿たつき、大澄賢也、今陽子、
      シルビア・グラブ、泉見洋平

お目当ては、香寿たつきさん。
本当にこの人、初々しくって可愛くて、大好き〜(*^^*)
最初の方の「♪ニューヨーク、ニューヨーク」なんかを
歌うパンツ姿も、かっこよくて魅力的だったけれど、
やっぱり、2幕でのひざ下フレア姿などに溶けちゃいます。
ちゃんと大人の女の人ではあるんだけど、とても純粋で、
恋心なんて歌われちゃうと、10代並みに夢がある。
前に綜馬さんが香寿さんとデュエットした時に、
いきなり頬にキスしたりして、いじめていたけれど、
そういうことしたくなる雰囲気があるんですよね〜。

でも今回は、そういう人相手に、本当に
ちょっかいかけちゃう野郎はいなかったようで。
そういうことしそうな雰囲気は、むしろ、シルビアさんかも。
女の潔さ、たくましさ、都会の香り、ちょっと男っぽい強さ。
それこそ「♪All That Jazz」が、似合っちゃうんですよね。
スーツ着せて葉巻も似合いそうだし、でも、このスタイルを
隠しちゃうのももったいないし、うっとり見惚れていて。

本来なら、そういう場面で見とれさせるべきは、
大澄さんの担当なんじゃないかと思うのですが、
実は私、何度観ても彼の踊りに、あと一歩惚れられなくて。
上手なのにな〜、何がいかんのかな〜と思い続けて数年、
開演前に連れの言葉で、簡単に謎が解けてしまいまして、
確認しながら見る羽目になり、いつも以上に溶けられず。

曰く、「背中が固い」。
気にして見てみれば、ホントだ、板切れみたいだ・・・。
肩から先と腰から下は、すごくしなやかに動いているのに、
胴体部分が固まったままなので背中に色気がないんです。
きれいに飛び上がってジュテとかしてるし、リフトもまあまあ。
けれど、何か操り人形みたいな印象が、イマイチなのかも。
背もあるし歌も思ったよりずっといいのに、勿体ないなぁ。

でも大澄さん、男性2人の中で、
「普通にかっこいい担当」は、きちんとこなせていたし、
泉見君は、ハラハラさせてはボケをとって笑わせたり、
そんな可愛げからは想像もつかない骨太な歌声で
「♪蜘蛛女のキス」をドラマチックに歌い上げてくれるし、
今さんは、しっとり雰囲気のある世界を作り出しているし、
キャラかぶりゼロで、たった5人でも世界を作っていて。
高さが斜めになったドーナツ型の回り舞台1つだけ、
5人だけで、こんなに魅せられるんだなぁという感じの
ちょっと満足の舞台でした。


2006年02月09日(木) 『アンナ・カレーニナ』初日

<場所>ル・テアトル銀座9列16番
<時間>1幕18:15〜19:45、2幕20:00〜21:15
<演出>鈴木裕美
<出演>
 アンナ・カレーニナ:一路真輝
 アレクシス・ヴロンスキー伯爵:井上芳雄
 コンスタンティン・レイヴィン:葛山信吾
 スティーバ(アンナの兄):小市慢太郎
 キティ・アレクサンドロヴィーナ(アンナの義理の妹):新谷真弓
 プリンセス・ベッティ(ヴロンスキーの従妹):春風ひとみ
 ニコライ・カレーニン(アンナの夫):山路和弘
 セリョージャ(アンナの息子):夏目卓実
 乾あきお、佐久間義也、中山昇、縄田晋、ひのあらた、伽藍琳、
 高畠ゆうみ、中村友里子、福麻むつ美、BELLE、ももさわゆうこ

よかった。
いや、1幕の時点では長くてたるくて疲れてきていて、
幕間の感想は「まあ、初演初日、こんなもんか」だったけど、
2幕でダダ〜ンと話がまとまって「意外に満足じゃん!」な感想。
山路カレーニンに泣かされ、葛山コンスタンティンに笑わされ、
小市スティーバも新谷キティもいい味だし。周りがよすぎて、
目当てだったはずの井上君と主役の一路さんは霞んでたけど、
「ミュージカル」というより、1本の芝居を見せてもらった感じ。

まあ、その分、歌を聴きたい人にはつらめかな。特に新谷さん。
キャラはすごく可愛くてよくて、2幕コンスタンティンとの黒板の
場面なんて、台詞で拍手くるほどだったけど、歌は音外れてる。
葛山さんも声は驚くほどよいし声量もあって、ガンガンに緊張が
感じられた割には、上手いぞ〜!って感じだったんですが、
少々不安定で、キティとのデュエットでは音がよろめき気味だし、
山路さんは丁寧に感情がこもりまくった歌だけれど、声量が
バ〜ンとあるってタイプじゃない。小市さんも聞かせはしない。
春風さんは少し踊ってくれるけど、歌はほんのちょびっと。
「ミュージカルといえば歌!」の人は、きっとものすごく不満。
でも、多少音が外れたって感情がこもっていればOKな私には
嬉しい限りの、「役者」がそろった舞台だなぁ!という感じ。

井上君は、演技力がどうこう以前に、損な役回りなんですよね。
一目惚れしてからずーーっと押しまくる恋バカの役で、
それ以外の場面がないから、演技で魅せるのがすごく難しい。
スティーバに見送られるラストでは「どこで狂ってしまったのか・・・」
という、後悔と成長、男らしさが見えて、ちょっと良かったけれど、
そこまでのほとんどは、多種類の衣装がかっこいいなぁぐらい。
ただ、「一路さんの若いツバメ」には、まったく見えなかった。
ちゃんと対等の恋人に見える貫禄が出ていて、驚き感動しました。

一路アンナもね・・・。
そのものとしては、すごくいいと思うんですよ。
独りで思いつめていくタイプは、さすがに似合っているし。
ただ、全体が意外なほど群像劇なつくりで、1幕なんて
一番歌ってるのはキティじゃないかってぐらいだったので
感情移入しやすい人ばかり観ながら楽しんでいたら、
最後、アンナが飛び込む前、いきなりクローズアップされて
1人でスポット浴びて熱唱されてしまったりして、びっくりで。
出会いに戻ったかのような駅の場面になったので、
群集がさざめく場面、いきなりアンナが下手に駆け出していき、
汽車の警笛、そして轢かれる音・・・って感じを想像していたら、
人々がはけて、暗くなって彼女にスポット、ロングソロ。
いきなりこれって、舞台のバランス崩れないか〜?と、
?マークだらけで熱唱を聴いちゃいました。ごめんなさい。
しかも、1幕最後、伯爵のフェンシング〜2人のデュエットも、
丸々カットしてもいいんじゃないかと思ってます。ごめんなさい。

セットも好きだったな。しっかり作られていながらも、
ちょっとした家具の置き換えと回り舞台だけで場面を変えられる。
開演前は、「こんなに作りこまれていて駅の場面とかどうするの?」
とか話していたのに、始まったら何の違和感もなく素敵だった。
場面数多い割りに、出てきた役者さんにスポットが当たっている間に、
さっと家具が入れ替えられるだけで場面が変わって、とてもスムーズ。
最期のアンナソロでいきなり劇的になってびっくりしたのを除けば、
演出も大満足かな。あの場面に関しては、ついていけなかった
私の方が悪いという話もあって、強く文句は言えませんし。

目当てを含めた主役たちに感情移入できなかったのは残念だけれど、
山路カレーニンの切なさやセリョージャとの触れ合いに泣かされ、
葛山コンスタンティンの素朴さや新谷キティの可愛らしさに救われ、
小市スティーバの優しさに癒やされて、舞台を観終えました。
カレーニンなんて、その場にいなくても、「娘を引き取った」という
エピソードを聞いただけで、場面を想像しちゃってて泣けるほど
キャラが立っていたし、本当に1本の芝居として、なかなかな満足。
これが楽日になったらどうなるのか。初日から楽しみで幸せです。

あっと、最後に。
カーテンコールで山路さんと井上君に挟まれた一路さんが、
ふっと山路さんから差し出された腕に手を預けて去っていき。
その2人の姿が、とても素敵で観劇後感アップでした(*^^*)


2006年02月07日(火) 『屋根の上のヴァイオリン弾き』

<場所>日生劇場XA-15番
<時間>1幕18:00〜19:40、2幕20:05〜21:20
<出演>
 テヴィエ:市村正親、ゴールデ:浅茅陽子
 ツァイテル:匠ひびき、モーテル:駒田一
 ホーデル:剱持たまき、パーチック:吉野圭吾
 チャヴァ:安倍麻美、フョートカ:中西陽介
 ラザール・ウォルフ:鶴田忍、イエンテ:杉村理加
 巡査部長:石波義人、司祭:青山達三、
 アヴラム:石鍋多加史、ヴァイオリン弾き:日比野啓一
 池田紳一、大塚雅夫、佐嶋宣美、香取新一、
 山本真裕、村上幸央、小笠原家光、板垣辰治、柴崎義則、
 加州康真、杉山有大、塚本理佳、麻希光、�眥佑い�り、
 深堀晶子、大畑浩恵、富田浩路、宮野友里加、河合美香、
 稲田みづ紀、村尾真莉、川口愛実、品川政治

「オケピのない公演では(特に大劇場では)、
最前列は全体が見えないから取っちゃダメ」。
そんなの、重々承知しているはずなのに、やっぱり
「最前列センター」と見るとつい、レミゼと同じ気分で
わくわく引き換えてしまうんですね。学習能力ゼロ。
さすがに、最悪だった『ラ・マンチャの男』のように、
見えないところだらけということはなかったですが、
冒頭から、フィドラーとテヴィエどっちを見るか悩む。
結局、局所ばかり見ていた今日の一番の感想と言えば、
「モーテル好きだなぁ、パーチックかっこいい!」かも。

でも今回のモーテルは、前回皆に言われた
「結婚したい男」という印象じゃなかったかも。
相手役の問題かなぁ?本来の好みではないタイプだし、
なかなかはっきりできない弱々男のモーテルが
世界で一番かっこよく見えてるツァイテルがいてこそ
「結婚したい男」だったのかも。でも、アナテフカを
去る支度をしている時に、四女と五女を相手に、
「重いから気をつけてね」とお兄さんしている
モーテルには、ちょっとドキドキしたのが不思議かも。

パーチックは、相変わらずかっこよくて好きなんだけど、
「キャ〜」って遠くから見てるのがいい感じですね。
すごく熱いし「政治的な話」で始まる理論的プロポーズとか、
好きなんだけど、あまり巻き込まれたくないとタイプで。
でも今回、ホーデルが結構好きだったので次女カップル○。
剱持さんは歌ってない方が演技していて好きかなぁ。
歌い始めると演技がどこかへ行ってしまうので、
「♪愛する我が家を離れ」でも泣けなくて残念。

今回不思議だったのは、
全体の印象として、「ユダヤ」をすごく感じたこと。
「ユダヤ」と聞くと速攻で「選民思想」につながる私は、
結構「ユダヤ=たちの悪い民族」という偏見があるだけに、
最後のイエンテの「仲間を増やすよ!」とかで毎回毎回
引っかかっては、嫌な気分になってしまうのですが、
今回はそういう面に前より頻繁に引っかかった割には、
「そういう人も中にはいるさ」で終われたのがMy進歩。
少ないとはいえ、この時代すら、ロシア人と結婚する人も、
それを認める人も存在していたというお話だったのが、
ユダヤが「追われ続ける民族」でなくなるための道を
示唆してくれたようで、少しだけホッとしました。
変な感想だな・・・。


2006年02月06日(月) 『DIAMOND☆DOGS -White Fantasy-』

<場所>品川プリンスClub Ex、2階V18ブロック2番
<時間>1幕19:00〜20:10、2幕20:30〜21:30
<出演>
 東山義久、大坂俊介、森新吾、SHUN、小寺利光、
 MITSU、KYOHEI
<演奏>
 悠吾(Gt.)、蛇石(Bass.)、順乃介(Drum.)、健吾(Key.)

得チケで参加。
DIAMOND☆DOGSって、チケット発売日に取りはぐって、
公演日近づいてから掲示板で手に入れることばかりだけど、
今回は「そろそろ買わなきゃなぁ」と思い始めた辺りで
得チケが出たので買ってみたら、この劇場初の2階席。
踊る東山さんを、初めて見下ろしてしまって、ちょっと新鮮。
でも、どこから見てもキレイ(ToT)いや、無意識に泣けるの。
基本的に本当は、踊りを観るのってとても苦手なんです。
言葉で理解しようとしちゃっては、分からなくて退屈になる。
でも彼のは感情の分類をしないまま「うわぁ・・・・!」
って思ってるうちに泣けてくる。好きなんだなぁ。

1幕は、大坂くんナレーションで進む物語。
あらすじは、「元彼女を待ち続けて3年、
彼女の足跡をたどる旅に出る」って感じなのかな。
旅先を残りの6人が1人(+α)ずつで表現していく。
全員がほぼ1人ずつ出番という感じのプログラムだと、
「うまいとは思うんだけど、分からなくて苦手」系の
人だけの場面は、ちょっと、つらかったかなぁ。

好きだったのは、森君、MITSU君、そして当然東山さん。
真っ白な上下で、上のシャツは右半身裸という衣装の
森君は、切れがあるのに可愛くて、前よりずっと、
愛嬌がアップしていた感じ。好きだな〜♪と思っていたら、
テーマは「天使」とかで半分びっくり、半分納得かな。
スーツ姿で歌うMITSU君には、とにかくうっとり。
東山さんがロングコートみたいな黒いチャイナ服で
骨太に風をはらみながら踊る姿に見惚れたなぁ!
最初のうちは白いピッタリ仮面つけてたのも色っぽく。
最初は、小寺君のパリ、KYOHEIさんのロンドン、
森君のNY、MITSU君のヴェニス、ナレーションを挟んで
東山さんの上海、SHUNさんのメキシコ(?)だったかな。
(すみません、スペインでした。そういえばフラメンコギター弾いてた…m(_ _)m)

2幕のテーマ「祭」は全員参加だし、もう純粋に楽しんで。
1階が大人しいのに、閑散とした2階にいる人間としては
騒ぎまくれはしなかったけれど、こっそりノリノリで。
ほとんどのメンバーが1階主体に視線を回していて、
「一緒に歌おう」とマイクを差し出したりする時も、
1階がほとんどだったのが、MITSU君と小寺さんは
割と視線クルクル回してくれていて、好感度アップ〜。
でも小寺さんのタップはエレキギターにかき消されて、
ほとんど音が聞こえず。見せ場じゃなかったのかな(^^;
最後はD☆Dのテーマソングなど、知った曲が連打されて、
うわ〜!と盛り上がれたし、満足(*^^*)です。


2006年02月03日(金) 『スウィング・ボーイズ』

第8回東京芸術劇場ミュージカル月間公演第1弾。
この「ミュージカル月間」なるものは、毎年結構
通っているのですが、今年はどうやら4演目中
3演目も観ることになりそうな感じで(^^;
今月、ものすごく観劇忙しい月なんですけどねぇ。
まあ、オリンピック期間中は暇になる職業なので、
いっそ「目指せ残業ゼロ時間」ぐらいの気分で、
今月は劇場走り回ります〜。


ミュージカル座『スウィング・ボーイズ』

<場所>芸術劇場中ホールL列21番
<時間>1幕18:30〜19:50、2幕20:10〜21:25
<主な出演(その他は一番下に)>
 東堂純子:大浦みずき、東堂男爵:宝田明
 東堂正子: ペギー葉山、山下義一 :戸井勝海、
 江田敏子 :伊東恵里、東堂孝之:高野絹也
※孝之のジャズ仲間たち(ボーイズ):
  国友よしひろ、竹本敏彰、梅沢明恵、高原達也
  中本吉成、佐野信輔、山口聡史、松下祐士
  樋口知樹、岡崎大樹、宮下恵一

楽しかった。
やっぱり、いい音楽っていいなぁと思ってしまう。
グレン・ミラー、デューク・エリントン、アーヴィング・バーリン、
ジョージ・ガーシュウィン、ベニー・グッドマンなどなど、
世代的に懐かしいはずはないのに懐かしい曲の数々。
そんな曲たちと、レビューを愛した人たちのお話で。

相変わらず登場人物はやたら多い割りには
ごくシンプルなストーリーが、次々に現れる名曲に彩られ
舞台そのものが、レビューのような感じで観て楽しめる。
生演奏のサックスやトランペットは猛練習した団員がこなし、
時々もげる音も愛嬌に、一生懸命さが伝わってくるし、
最後には大浦さんが歌い踊る「♪Sing Sing Sing」と
来ちゃ、楽しかった!と終わる以外ないって感じで。
やっぱり、踊る大浦さんは、とにかく素敵(*^^*)で、
彼女がレビューのスター役なんて、それだけで嬉しいし。

ただ残念だったのは、「戦争にも負けずに」を
テーマに頑張ってはっきりと押し出そうとしすぎたこと。
それを真正面から歌った、山下の「♪命かけるもの」と
江田敏子の「♪私にたくして」の2曲はオリジナル曲で、
ミュージカル座お得意の、真正面から「泣いてください〜」
な盛り上げ曲。他の舞台では結構好きなんですけど、
今回の舞台では「真面目なことは深刻にやらなくちゃ」
というジャパニーズ乗りって、似合わないと思うんですが。
なんで、いつもの曲調のまま作っちゃったのかなあ?
戦場にいてもレビューのアイデアがどんどん浮かんでくる
という人が、こんな曲調の歌って、すごく違和感。

もう一つのオリジナル曲、「♪新作レビュー」も、
山口先生らしさの溢れた曲だったけれど、まだ少しは
軽さがあった分、よかったような気がしましたが、
あんなにレビューを愛していながら、山下自身は一度も
それらしい歌を歌わせてもらえずに死んじゃったよ・・・と、
妙なことを思いながら観ていたら、最後に戸井さん再登場!

銀のヘチマ襟のついた真っ青なジャケットに、ラメ入りの
黒の蝶ネクタイと黒のパンツというレビュー姿で現れて、
ダンサーズ従えて、「♪スウィングしなけりゃ意味がない」。
こんな衣装で、「洒脱」に歌って似合っちゃう戸井さん!
いやいや・・・びっくり。今回は、途中で、大浦さん演じる
純子の姿を下手で見ている時の、シャツとベストに、
薄いブルーのネックチーフという衣装も似合っていたし、
純子さんを発掘し、育て、見守り、愛していくという
補佐的な役どころも、非常にハマっていて、嬉しかった。
彼の歌で、いい感じで締まってワクワク感が盛り上がり、
そこで大浦さんの「♪Sing Sing Sing」で大団円。
あざとくても、この流れにやられたし、何やら満足、です。


※その他の共通キャスト
 川田真由美、菊地まさはる、高原紳輔
 泉信弥、松村正太郎、諏訪友靖、松野英之
※☆組
 片桐和美、藤澤知佳、会川彩子、三辻香織
 村田綾子、三宅文子、朝子洋美、永浜あき
 山根三和、西利里子
※☆組アンサンブル
 関沢明日香、深澤英里、田宮華苗、岡崎桂子
 小澤紀子、一ノ瀬寛子、斉藤恵子、小貫紀子
 野澤美季、加藤玲子、SHIZUKA、田中千尋
 米澤麻希、宮尾圭子

<自分のために、追加メモ。(2/6 22:52)>

舞台の奥半分に、更に高い舞台を作ってあって、
前方はバンド用セットで埋め尽くされているため
主ストーリーは元の舞台から1mほど高い舞台で
進められることがほとんどだったように思う。
そのため、L列という、段差が始まって2列目が
最高の観劇ポイントになっていたと思う。ラッキー。

あと、お手伝いさんの役の人が面白かった。
役名覚えてないんだけど「吉井国子」さんなら、
演じていたのは川田真由美さんという方。
時々そうっと降りてきてトランペットを触るのは
舞台転換の間として、すごくいい演出だったかも。
初めて音を出せた!という時が「ド〜ソ〜ド〜」と
「未知との遭遇」になっていたのが、お気に入り。



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