クローゼットの奥から昔の写真たちが入った箱を取り出した
それは様々な記憶を呼び起こし 色々な思い出たちがかけめぐる 懐かしさでつい見入ってしまう
でも 過去はそれだけのこと 戻りたい過去はない
そして 私は今を歩く 未来を見て
いろんな想いと一緒に 写真たちの入った箱をまたクローゼットの奥へしまい込んだ
2人はちっとも似ていなくて なのにこんなに居心地が良いのはなぜなんだろう
まるで酸性とアルカリ性 まるでプラスとマイナス
一緒にいると++で高めあっていける、 そういうのとはまた少し違って
別々にいるときは それぞれ べつべつ
一緒にいると それぞれが溶け合って
中性になる ±0になる
2人一緒でなきゃ生まれない 中和したその場所が心地いいんだ
お風呂のぬくもりを残したまま布団に滑り込む お布団に潜り込んでポチポチとおやすみメール
半分眠りに入ったような 少し鈍い思考回路の中で打つメールは 後で見るとちょっと恥ずかしいような
でもそれにちゃんと応えてくれている 彼のメールもちょっとかわいいような
寝起きのぼけた頭で見るそのメールがまた ちょっとくすぐったいような感じで
そんな寝起きのひとときがとても幸せで いちばんこころおだやかな時間で
おやすみメールをするために今夜は早く眠ろう
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