甲斐犬ジロー通信
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僕はヘルニアと関節ネズミを持つ犬です。 ヘルニアが悪化すると病院で牽引をうけます。 これが嫌で仕方ありませんけれど、牽引をすると足が軽くなって 気分が良いのですぐに忘れて飛び跳ねたり歩き回ったりしてしまいます。
一昨日はなんだか無性に歩きたくなって、母ちゃんを僕が引っ張って 沢山歩いたさ。気分が良いってもんさ。 母ちゃんが「ジロー、後が怖いよ〜」って言ってたけど おら〜、そんなこと知っちゃあいないさ。 ところが夕方になってから後ろ足が痛くなって足を上げて歩いてたら 母ちゃんが「ほら、言ったでしょ!後が怖いよって」言いました。
一晩寝て朝起きたら、あららら、、、足が着けない・・・どうしよう? んでもシッコはだしてこなくちゃならないから父ちゃんとお散歩に 行ってたっぷり出してきた。 あ〜ぁ、今日は日曜日か・・・事務所はだあれも居なくてちゃびちーー だす。 空ばあちゃんも”ちゃびちーニャン”って鳴いて、ついでにゲボッも出してた。 めちゃくちゃ ちゃびちーくなってストレス満タンになってしまった僕。 「アワン、アワン、ヒャワン〜」って甲高い声で鳴いて父ちゃん、母ちゃん を呼んでしまった。 こ、こ、これが僕の後悔の始まりでした。
父ちゃんと母ちゃんは僕を車に乗せてドライブを始めました。 窓を開けると風が気持ち良くってルンルン、寂しい気持ちも吹き飛んで しまって表参道ってところでは下りて歩いたのさ。 僕得意のピッチ足歩で・・・・。 父ちゃん母ちゃんが何かヒソヒソ話をしながら僕を見ていたけど その時「ジローは後先を考えることが出来ないんだ、犬だから・・」とか 言っているのが聞こえた。
僕は思った・・・僕達犬は頭の中で考えることの足し算引き算ができません。嬉しいと100%喜びます。明日までとって置くなんてケチな考えはしません。痛くたって今が嬉しいと100%頑張ります。 父ちゃん母ちゃんの喜ぶ顔を見ると100%の喜びを感じてしまいます。 僕達はそんな風にいつも全力で今を生きています。
だのに・・・僕は病院へ連れて行かれて診察台の上に羽交い絞めされ 牽引をされました。間の悪いことに、新人の助手姉さんが僕のアゴを もたもたしながら押さえ付けている!!!
「もたもたぜずに、ちゃっちゃとせんか〜」って唸ってやったさ。
やっぱり、大人しくしていれば良かったと僕は心から思いました。 これが「後悔」ってものらしい、帰りの車の中で哲学犬になりましたさ。
掲示板に掲載してくださった「たけゆうさん」メールで「いかり草さん」 から今朝の読売新聞に甲斐犬弥助さんのことを教えていただきました。 早速ジロ父が新聞を買ってきてくれましたので読みました。
弥助さんは甲斐犬の女の子5才、ご主人と月二回山に入って狩をしていたそうです。 4月29日富山県大山町の北アルプスにご主人と入山しましたが、悪天候が続いた連休にご主人は凍死し、5月5日の朝、遺体が一人の登山者に発見されました。その時、弥助さんは遺体の傍から離れようとしなかったそうです。傍に引き裂かれたヤッケのズボンが残っていて、動かなくなった ご主人をなんとか運ぼうとしたように思えたそうです。 翌日、天候の回復を待って、救助隊が遺体の収容に行ったところ 弥助はご主人の傍にいましたが救助隊員の姿をみて山中に走り去ってしまったそうです。
しかし5時間後13キロ離れた岐阜県の神岡町でご主人の車が発見された時、弥助さんが車の傍をトボトボと歩いているところを保護されました。 さらに驚いたのはご主人が亡くなったのは5月2日か3日とみられ、付近は 強風が吹き荒れ、4日は氷点下まで冷え込んだそうです。 そんな中、弥助さんは空腹に耐え、長らく救助を待ち 険しい山道を駆けて、ご主人が戻ってくると信じて車のあるところまで 戻り待っていたそうです。
この記事を読んで、人と犬の絆の強さに感慨深いものを感じました。 亡くなったご主人は深い愛情を注いで弥助さんを育てていたのでしょうね。 ご主人と弥助さんの心の通いあう姿と信じあう高い精神性が 眼に浮かんできます。弥助さんはご主人のもとで約3年前から飼われて いたそうです。 遺族の元に帰された時も弥助さんはこれまで聞いたことがないような 甲高い声で鳴いたそうです。
弥助さん、ご主人様を最後まで見届けて立派でした。 残されたご家族の元で、心を癒してください。
| 2004年05月08日(土) |
6ヶ月ぶりのシャンプー |
今日はお昼に用足し散歩に出たところ、何を思ったのか隅田川を越えて スタコラ人形町方面を目指すジロー。 陽も高く昇って暑いので、日陰を探しながらあるきました。 (気分がいいんだな。腰の調子GOODだな) 買い物をして大袋を下げるジロ母の脇について嬉しそうなジロー。
「母ちゃん、いっぱい買ったね〜」って喜んで飛びつく。 (袋をもっていると何故か喜ぶ・・)
往復1時間、途中日陰で休みながら帰ってきました。 お天気もいいので、
「そうだ!シャンプーしよう!」 って思いたちシャンプーを薄めてゴッシゴッシ、ガッシガッシ 泡をたてて毛皮のお洗濯をしました。 (獣医さんから人間用のを薄めて使うように指導をうけたので)
洗濯機にお湯を溜めて青空シャンプーは気持ちいいし、まぁ、乾きの 早いこと。
分厚い毛皮は濯ぎが大変ですけれど、大人しくしてくれていたので 短時間で終了、おやつをもらってニッカニッカしていました。 そして、お昼ね・・・Zzzzzz
気持ち良かったね〜。
| 2004年05月07日(金) |
30000HITのルル子パン |
(ごまロール、ココアブレッド、アルファーブレッドの山食)
今朝、キリバン30000カウンターを踏んだ 「柴犬ルル子のおうち」の ママさん手作りのパンが届きました。 見てくださ〜い、凄いでしょう。 同じ形、綺麗に揃っていて芸術品ですよ。
ルル子ママの手は神の手、 愛がぎっしり詰まっているね。 心をこめて焼いてくださったこと ビンビン伝わってきます。
さっき、ジローとジロ父と三人で、ごまロールを分け合っていただきました。ク〜〜ッ、美味しい〜! 夜はスペシャルディナーで食パンを頂く予定ですので楽しみです。
ジローに「待て」をさせるの大変でした。 もう、いっぱいいっぱいって顔しています。 パクンと一口でいきましたけれど喜びの頭突きをジロ母にみまわし てくれました。 喜びの頭突きはジローの最大の表現ですので喜んでやりました。(イテテテ・・・)ルル子ママさん、心のこもったパンの贈り物をありがとう!
ジロ母が不在だった3日間、ジローはどんなだったか昨日ジロ父から ゆっくり報告を聞きました。 一番心配していたことは、居ないことに腹をたてて周りの機材や 書類に当り散らすことでした。ですので、シュレッダー、書類ケース、 カタログ、などは片付けておきました。
出かける前に人間のコトバで 「必ず帰るからいい子にしてお留守番をしているのよ」 と言い聞かせましたけれど、今までに気に入らないことがあると 破壊を試みるヤツでしたから〜。
ジロ父はいつもよりジローの元へ行く回数は多く作ってくれていたようで 行けば撫で撫でしてくれるので喜んでいたそうです。 お散歩中は、 突然、歩行者に近づいたり 声をかけていただくとササッと 傍に寄り撫でてもらおうとする。 撫でられると、いつまでも傍を離れないで愛想をふりまく。 このようなジローを見てジロ父は ジローの生い立ちそのものだと感じたそうです。
前飼い主さんのところでは、飼われていたものの 実質はご近所の方々が面倒をみてくれていたそうですから 寂しくても他の人が優しくしてくれれば 僕は満足って思うようになっていたのでしょうね。
小さい頃からずうっと同じ家で可愛がられたワンは、ご主人が居ないと 体や心に現れるくらい寂しがるものですけれど ジローは、鳴いても拗ねても かなわなかった環境から会得したのか こんな風に順応して生きてきたのだと思います。 食べ物と可愛がってくれる人がいれば、ジローはどんな環境でも 生きていくワンだということをジロ父は実感したそうです。
飼い主にとっては複雑な思いになりますけれど考えていた以上に 逞しいジローでありました。
昨日の続きになりますけれど、このお祖母さんを語らずにはいられません。 数えで103才。ジロ母のお祖母さんですけれど弟も99才で元気ですし 長生きの家系なのでジロ母もDNAを引き継いでいればあと50年も 生きなければならないのかも・・・考えたたけでめまいとため息が漏れます。
50年後のわたし・・・。 まだらボケをとっくに通り越して恍惚の人。 ところが、PCの前に座ると突然正気に戻り、キーを軽快にたたきはじめ、50年続いたご長寿ネット仲間とワンコ談義をしていられたら良いな〜と思います。 みなさまはきっと可愛い爺婆になっていらっしゃることでしょう。 お一人お一人の50年後を想像してププッと笑ってしまうジロ母ですが 憎たらしい婆さんにならないようにいたしますので、どうか皆様 お見捨てなく末ながくお付き合いくださいませね。
103才と8ヶ月・・・ちゃ〜んと通いあっていました。
| 2004年05月04日(火) |
帰ってまいりましたわん |
 新幹線から在来線に乗り換えたものの、途中乗り換えを忘れて たどり着いたのが終点。ここで、風の音と鶯の鳴き声を聞きながら 30分電車を待って目的地の「東洋のエーゲ海」へ。 着いたときにはなんと、東京を出発してから6時間経過していました。 「エーゲ海」のはずがお天気が悪くて見通しもいまいち・・・晴天ですと 小豆島や点在する小さな島々が見えて、素晴らしい眺めなのですが残念でした。
お祖父さんの法要も済みましたけれど、田舎のお仏壇はなんでこんなに 大きいのでしょうか。仏間の広さは我が家の居間より数倍広くご先祖様は ゆったりお過ごしのようです。
 雨降る中、お祖父さんのルーツを訪ねることに。私達東京組みはこの景色に 心癒されました。
雨が一時止み、城下町を散策しました。
 今回、ジロ母が最大の楽しみにしていたこと。 ちょいと足をのばして、会ってきましたよ。さて、この美犬は誰でしょう? フフフッ〜、見覚えある方はわかりますよね〜。 澄んだ綺麗なおめめ、フッサフッサのロン毛の君です。ジローの眼が日本的ならこちらの坊ちゃんは目の色も違うハーフのかっちょいいワンでした。 答えはBBSで。
ところで、お留守番のジローはどうだったのでしょう? ジロ母の心配を他所に食べ物さえあれば、ぜ〜んぜん問題のない犬だということが分かりました。でも、ジロ父はいつもの休日より何度も事務所へ行ってジローの相手をしていたようです。 あたり散らすこともなく、吠えて困らせることもしなかったと聞いて ホットしました。今晩は会わないようにして明朝、ビックリさせてやろうと思っています。
今日から明後日までジロ母は出かけます。 ジローの3日分のご飯を作って、冷蔵庫に。 (あまり変化のない食事になります) 温め方とトッピングの説明をジロ父にして くれぐれも危険なものは置かないようにお願いして、 連絡事項が一杯。
明日の日記はお休みになりますけれど、明後日の夜遅くに帰りますので 「東洋のエーゲ海」の写真が撮れたら(お天気次第かもね) アップするつもりでいます。
皆様も良い連休をお過ごしください。 管理人留守中でもBBSへの書き込みなさっていってください。 お写真もたくさんペッタンしてくださいね。
今朝のジロー、ブラッシングした後伏せをしていました。 外で伏せをすることは珍しいんです。普段ですと立っているか、 たまにお座りするくらい。
モコモコの冬毛がブラッシングしても山のように抜けます。 昨年の12月からシャンプーをしていないので、この連休の暖かい日にと 思っていたのに腰の具合が悪くなり、またまた延期になりました。
事務所犬になって、実はシャンプーする場所がないんです。 おばあちゃんの家のお風呂場を借りて・・・と思ったのですけれど おばあちゃん家は1Fから介護用いす式エレベーターに乗らなくてはなりません そこで、ジローを抱いてエレベーターに乗ってみるかな・・・とも考えています。 または、湯沸しからお湯を引いて外で洗うかな〜。 分厚い毛皮のクリーニングは絨毯を洗っているようで結構大変なのですが ジローの気持ち良さそうな顔をみると嬉しくなります。 腰の具合が良くなったら ガシガシ洗ってあげようと思います。
空ちゃんを連れて病院へ行ってきましたが、膿を洗い流した効果が現れて たった3日で治癒していました。動物の治癒力はたいしたものだと先生は 感心しておられましたのでジロ母も大きくうなずき 「たいしたものですぅ」とお答えいたしました。
5月の連休にはジローは父さんとお留守番をします。 母さんはお祖父さんの法事のため「東洋のエーゲ海」へ3日ほど 出かけます。 母さんがジローを置いて留守にするのは始めてのことですが 果たしてジローは良い子にしていてくれますでしょうか?
くれぐれも、ジローの手の届くところに危険な物は置かないように それだけが心配です。 ヤケを起こすと馬鹿パワー発揮して想像以上のことをするので ジロ父には小まめにチェックをしてくれるよう頼んでいます。 空ちゃんにも頼んでおかなきゃ。
ジローのお誕生日プレゼント。 ゴールドの半チョーカーが欲しかったのに〜、ベージュになりました。 リードは黒で・・・。
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