甲斐犬ジロー通信
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最後の抗生剤を今朝飲ませました。
が、薬を飲むけれど勢い良く
「ペッ!」
最後の記念アーチをとでも思ったのか
何度も大きく吹き飛ばすジロー。
「あ〜んして!出しちゃ駄目!」
「。。。。。。。」
「飲んだ?」
「。。。。。」
「ペッ!」
喉の奥に貼り付けるようにしても
器用に舌を使って時間をかけて吹き飛ばしてくれます
飼い主冥利に尽きるほどこれが上手いんです。
薬が濡れてべチョべチョになってしまったので
仕方なく
肉に包んで口の中に放り込んでお薬の飲み納めをしました。
今年の夏は本当に暑かった。
夜は扇風機をかけてもらってもムンムンだったし
昼間もあぢーくて、母ちゃんが冷たいタオルで僕の体を拭いてくれた。
あんまりあぢいので番犬仕事をするのもサボり気味だったな。
面倒くさいから寝たまま吠えていたら
父ちゃんにめっかって
思わず僕あくびしてごまかしちゃった。
多分母ちゃんに告げ口したと思うんだな。
足の手術もしたんだ。
何針も縫ってさ・・・
糸が邪魔なんで自分で抜糸も試みたさ
獣医さんから「ジロー!抜糸は医者の仕事だ!」って
ど偉く叱られたけどなんでだろうね。
月曜日に病院で抜糸をしてもらうんだけど
カジカジしないでちゃんと我慢できたよ。
いろいろなことがあった今年の夏
僕は普通に元気で明るい毎日を過すことが出来て
満足な夏だったよ
| 2004年08月27日(金) |
ジロー喜びのウルトラE |
ジローの喜び表現には時間とともにランクが生まれました。
お得意のちんちんは家に来る前から
最初に会った時の歓迎の挨拶でした。
(ウルトラA)
オーバーな表現は苦手そうで
はにかみながらスリスリするのが定番でしたが
マッサージを施している時に頭を押し付けて
でんぐり返りをしそうになったりという感じの親近感は
時間が経過するごとに多くなりました。
(ウルトラC難度)
なんだかいつも遠慮気味というか顔色を伺いながらというか
そんな感じでしたが、手術後あられもなく甘えるジローの姿に
変化が見られるようになりました。
”クーーー、ヒンヒン”
と鳴きながら鼻先をジロ母のほっぺや鼻にくっつけて
ペロッと舐めるのです。
顔を舐めるということは今までしたことがありません。
ジロ母限定らしく”ウルトラE”難度の喜び表現に
とても嬉しく幸せを感じてしまいます。
「お米のいしかわ」さんの田んぼ
ちょっとの間に穂先が黄色くたわわになりました。
もう少しすると黄金色に輝き
秋の訪れを感じさせられるんです。
今日のジロー、社長からたら棒を貰ってご機嫌でしたが
すぐに吐きました。
袋を見たら中○製と書いてありましたので
きっと防腐剤の強いものが入っていたのでしょう。
手作りご飯を食べ初めて変わったことといえば
今日のように分からない物が入っている餌に関して
反応が早くなりました。
防腐剤の危険性は
もっと問われていいものと思うのですが
抜け穴だらけの現状では防ぎようがありません。
おやつは出来るだけ市販のものは与えないようにして
最近は、りんご、生骨、ささみ、生小魚などを
たまに与える程度です。
ジローの年になると体調維持がとても大事だとおもわれますので。
よれよれの朝顔で恥ずかしいのですが
一昨年買ってベランダに出しっぱなしで
放たらかしでした。
こぼれ種が落ちていたのに
枯れてもう駄目かなと思っていました。
お水だけは気がつくとあげていましたが
夏の途中から
次々花を咲かせてまぁ健気なこと
台風に吹き飛ばされたり、洗濯ものにひっかかったり
酷い環境にも逞しくこれでもかと咲き誇ってくれました。
ストロング朝顔と呼びたいくらいど根性ものです。
来年も咲いて頂戴ね朝顔さん。
| 2004年08月24日(火) |
ジローとジロ母の攻防 |
このお方、抗生剤を飲んだふりしてなかなかの役者でございます。
いままでの薬は自らカジカジして飲んでいたのに
新しい抗生剤は半分にカットして小さいのに
夕方飲ませようとしたら”ぺッ”と吐き出しました。
ジロ母が昨日、ささみに埋め込んで与えたものだから
味をしめたものと思われます。
食べ物には目ざとい男ですから。
「あ〜んして」と言って 口を開けさせて舌の奥に乗せたら
しばらく口を閉じて何食わぬ顔していました。
「よしよし〜、飲んだな?」
と思った瞬間”ペッ”と勢いつけて飛ばしました。
よっし、もう一度口の脇からねじ込んでジローの口を押さえる
眼をキョロリと不審な感じではあるが
大人しくしているので口を離してみた。
動かずにジッとジロ母の眼をみているので
「飲んだね〜」と褒めたとたん
唇の横に白いものが張り付いているではないか
「クソ〜〜!」
手ごわいヤツだ・・・・
今度は口の脇から喉の奥へ押し込み
口を押さえ込むことを長くしてみた
相変わらず何食わぬ表情をしている
今度は飲んだな。。。たぶん。
口を離しても薬は出していないので
今度は成功した!と思った
しかし、ジロ母甘かった。
ジローはすぐに飛ばさずジロ母の集中が切れるのを待って
目立たないように床にポトリと落とした。
落とした後も大人しくお座りして笑い顔している。
もう、ジロ母笑いを堪えることが出来ず
ガハハーーッと大笑いしてしまいました。
ジロ母の性格をよく読んでいる飼い犬でございます。
まさしくこんな感じでヤッターーと思ったのだろう。
負けるものかと今日も戦う飼い主と飼い犬でございます。
ジローの首から下がっているお札見えますか?
たまにカジカジしていましたが
慣れてきて気にならなくなったようです。
急に涼しく凌ぎやすくなりましたので
敷物の上で寝るジローです。
夜も扇風機は使用しないでシャッターの下から入る
涼風のみで過せています。
夜はたいていシャッターに向かって
お座りして番犬しています。
そんな後ろ姿がそっくりな手ぐるみが今日届きました。
ネットのお友達のみりんこさんから。
ジロ母の写真技術がいまいちなのですが
ほんものはジローの雰囲気がいっぱいで
ぷぷっと笑ってしまう
出来栄えです。
みりんこさんは手の魔術師です。
ネコ達も興味津々で見入ってますのよ
甲斐犬のぬいぐるみは
多分みりんこさんが初めて製作されたのではないかと思います。
どこにも無いたった一つのジローぐるみ
大事にさせていただきます。
ありがとう!
今日は術後の抜糸で病院へ行きました。
車から降りると足を突っ張って
ストライキを始めました。
ジローはよほど懲りたんだな〜 病院はコリゴリなんだね
仕方ないので
赤ちゃん抱っこして病院まで行きました。
ニャオミャオ〜・へーへーと
息遣いの荒いワンニャンが待合室に一杯いました。
みんな恐いんだ〜。
待合室はそう広くないので
ワンニャンが鼻を突き合わす格好になっても
喧嘩する子は一匹もいません。 (喧嘩をする余裕が無いらしい)
飼い主さんにピッタリくっ付いている姿が
本当に笑えて面白いです。
ジローもジロ母の股下に隠れたり
お隣さんの股下に潜ったりして
一生懸命隠れていました。
「ハイ!○○ジロー君」っと呼ばれて
首をすくめていましたが
ジロ母に抱っこされて診察台に乗せられ
観念しました。
傷口の治りが良く無いので抜糸は1週間延期になり
抗生剤を再び飲むことになりました。
「抜糸は自分でするなよ」とご注意を頂きまして
「は〜〜い、分かりました先生」
と言ったかどうか分かりませんけれど
へーへーしていました。
(日本橋高島屋のメーンエントランスに小さな林ができています。 こういう場所をみると傍に寄っていきたくなりますね。)
アテネで開催されているオリンピックで
日本選手の快進撃が連日伝えられています。
メダルを獲った者獲れなかった者
たった数分で天国と地獄を味わう熾烈な戦いに挑む選手達。
試合終了後に
選手の凝縮した姿が映し出されています。
井上康生君のまさかの敗退。
小さい頃から敵なし負け知らずで順調に来た
典型的な天才選手だったらしい。
期待どころか金メダルは当然と思われ
康生に負けは有り得ないと関係者も思っていたらしい。
ところがアテネでみせた彼の動きには
いつものキレが無かった
「いつもの動きではない、どうしたのか?」と
関係者は語っていました。
結果は敗退でしたが
きっと彼の人生で
負ける悔しさ負けた者の絶望感を
他の選手達より絶対的に味わうことが無かったのだろう。
挫折を味わってきた谷亮子さんや
阿武教子さん、水泳の北島康介君も
辛い時期を盛り越えてアテネへやってきている。
メダルを獲った選手には
挫折から立ち上がった気迫と強さが感じられる
オリンピックのような気がしてならない。
負け知らずの人ほど
人知れず不安と重圧を感じていたのだろうと思うし
初めての挫折をアテネという大舞台で経験して
私的には康生君の人生のためにも
良い経験だったのではと思っています。
挫折を知らないで突き進む人生ほど恐いものはありません
この試練を受け止めて
立ち向かう康生君の姿をいつか見せて欲しいです。
試合終了後、斉藤監督が
「康生には神様が与えてくださった試練だと受け止めています」と
話されたことが印象的でした。
手術から7日経ちました。
足先の腫れは引き元気にカツカツと歩きます。
ですがちょっとした弾みで3本足歩行になったり
酔っ払い歩行になったりしているので
時間がかかるようです。
昨日辺りからお座りをすることもあり
驚いたことには
自分で抜糸をし始めているのです。
糸をカジカジしながら引っ張るので
日曜日の抜糸まで
「イケナイ!イケナイ!」
抜糸は先生にしていただくんだよジロー。
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